グリム童話の『みっけ鳥』がこんなに愛らしくポップな絵本になるなんて!
主人公たちが追っ手から逃れるために、バラの木や教会に変身してしまう何とも不思議なお話ですが、
リズミカルで歌うように語られるお話と、テンポよく場面が変わっていく絵本ならではの楽しさで
この不思議がすとんと胸におちるのです。幼い頃から心通わせ、大好きどうしのふたりだからこそ、
災いの手から逃れるための愛の力を強く持つことが出来たのでしょう。細やかに描かれたイラストを
じっくりとご覧下さい。変身したレーネちゃんには白いリボンが、みっけちゃんには黄色い葉っぱがついていますよ。
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