月の夜,いつもの公園に不思議な光が誘うファンタジーが展開。表紙とカバーの月は、暗くすると光ります。その夜、ふと目覚めたぼくは声にみちびかれ、行ってみたんだ。そこは、、。不思議な光が満ちあふれるファンタジーの世界。大人になったあなたも、むかし出会ったことありませんか?だれもの心の中にある夢の世界。表紙とカバーに蓄光インクを使用。お部屋にかざってもステキな絵本です。
【著者プロフィール】 東 逸子:11月6日、佐賀県生まれ。東京芸術大学デザイン科を卒業後、エッチングでイラストレーターとしてのスタートを切る。以後ドローイング、造形などでも独自の世界を開拓。長年にわたってあたためていた月の物語のアイディアを、宙野素子氏とともに紡ぎあげたのが、この絵本である。主な作品に「マザーグース・ファンタジー」(矢川澄子 訳/すばる書房)、「Qはせかいいいち」(舟崎克彦 文/偕成社)、「シンデレラ」(天沢退二郎 訳/ミキハウス)、画文集「グリム幻想」(古井由吉 文/パルコ出版)、「シェイクスピア幻想」(唐十郎 文/パルコ出版)等がある。また、「詩とメルヘン」(サンリオ)等の雑誌・出版物にも多くの作品を発表している。 宙野 素子:6月7日、山口県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、児童図書出版社に入社。書籍、雑誌の編集に携わったのちフリーに。本名の松田素子で企画編集を続けるかたわら、創作を発表。これまで「なぎ・ともこ」名で発表した作品に、絵本「タイニイ・トゥインクルとおかしの島」(ともに伊藤正道 絵/ブックローン出版)、また絵本翻訳に「エルンスト」(E・クレヴィン 作/リブロポート)、「キャッツ・ウェディング」(L・Jスミス 作/ブックローン出版等がある。宙野素子名義で作品を発表するのは、本書が始めてであり、新たなスタートとしての記念碑的作品となった。
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