読者に、主人公・リチャードと一緒に旅をしているような心地良い感覚を与える「癒し系絵本」です。「ハウコラ」とは、ネイティブ・アメリカンの言葉で「こんにちは ともだち」を表し、タイトルにも作者の深い愛情が込められています。幻想タッチの本文と柔らかな味わいの絵も必見。2014年に、神戸の編集プロダクション・くとうてんがリリースした作品の改訂版。 リチャードと一緒に「心の旅」に出た読者は、物語中でカタルシスを体験し、晴れやかな気持ちで現実世界に戻ってくることでしょう。
絵がはっきりしているの読み聞かせに使っても遠目は聞くと思います。
テキストも短くまとまっていて、読みやすいです。ただ、ものすごく哲学的な香りのするストーリーなので、小学校高学年以上のお子さんたちにお薦めしたいです。
「ぼくがいきていること そのものが ぼくの役割なんだ」
「ぼくは ぼくのままでいいんだ」
作者のメッセージが思春期の子どもたちの心に届くといいなと、思いました。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子23歳、女の子19歳)
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