ドイツの小さな町に住むごく普通の女の子ローズ。
ある日町で男の子がえりくびをつかまれ、トラックに乗せられるのを
目撃しました。
ローズはそのトラックの行先が気になり、後を追いかけます。
森の奥、到着した所には鉄条網に囲まれた木の長屋がありました。
そこにはやせこけた子供たちがたくさんいました。黄色い星の形を
縫い付けたシャツを身にまとった子供たちがたくさん、たくさん…
ローズは子供たちにせっせと食べ物を運びます。
最後の1ページでは胸が締め付けられます。
自分の身を削ってまで食べ物を運んだ少女になぜ?
これが戦争。
「世界・平和の絵本」シリーズの中の1冊。
あとがきの中で
戦争を語り継ぐ事、子供たちにほのぼのとしたやさしい平和の心を
感じ取ってもらう事、世界の国々で戦争に反対し平和を大切にする心を
養うため大きな苦心や努力を払っているか読み取って欲しい。
そんな願いを込めて10冊発刊されたと書かれておりました。 (たれ耳ウサギさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子17歳、女の子15歳)
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