風景ならその中に入って散歩したくなるような絵を、
女の人なら抱きしめたくなるような絵を描きたい。(ルノワール)
●ルノワール ”楽しい絵をかきたい”
「ぼくの絵を みる人に 楽しい気分に なってほしい」
これはルノワールが画家としての人生をとおしていつもいっていたことばです。
そのことばのとおりわたしたちを楽しくやさしくしあわせな気持ちにさせてくれる
ルノワールの絵は今では世界中のだれからも愛されています。
けれどもルノワールが生きていた時代には世の中の人びとはその絵のすばらしさになかなか気づきませんでした。
このため画家になったルノワールは長いあいだ貧しい暮しをつづけなくてはなりませんでした。
にもかかわらず、貧しい生活の中から生みだされたおおくの絵はどれもあかるい光にみちあたたかい色にあふれています。
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