「これは、新しさの元祖です。おいしい話の、おいしい絵の!」 荒井良二 (帯文より)
表題を舞台とした作品「山ねこボンシイク」をはじめ、とびきりのユーモアあふれる7作品を収録した傑作絵童話集。
結構アメリカンブラックジョーク(?)のような結構なお話も入っています。意地悪なゾウに目潰ししてだまして墜落死させる話とか、お兄さんを決める話で小さいお兄さんが大きな弟につぶされて死んでしまう話とか、、、かなりブラック!
あとは、普通にヤギの病院にきた患者の目的はおもちゃが欲しかっただけだとか、なかなか風刺がきいたような変わった絵本です。子供を子供扱いしていないのが良いかも。
短編集なので、読み聞かせしたらなかなか読み終わらなかったです。数日に分けて読むといいと思います。ちなみに、山猫は全部に出ているわけではなく、話の1つに入っているだけでした。 (えみりん12さん 30代・ママ 女の子5歳)
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