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フレデリック |
作品情報
発行日: 1969年
ちょっとかわったのねずみのはなし
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▼ 絵本とあわせて欲しい♪タオルやポーチ、Tシャツなど。
小さな野ねずみたちが、とうもろこしや木の実、小麦やわらをせっせと集めて運んでいる。みんな昼も夜もはたらいている。 仲間の野ねずみが、冬に備えて食料を貯えている夏の午後、フレデリックだけは何もせず、ぼんやり過ごしておりました。寒い冬がきて、フレデリックは・・・
変わってるってどういう事?主人が大好きな絵本で娘に買ってきてくれたもの。初めて読んだ時もなんだか詩的でレオ・レオニらしく芸術性にあふれた絵本だと思いました(実際、主人公のフレデリックは芸術肌の詩人なのです)。でも何度も何度も読んでいくと、色々な解釈がでてくるのです。絵本の奥深さを初めて知りました。 サブタイトルが、〜ちょっとかわったのねずみのはなし〜とあります。 人と違う考え方をしたり、人と違う視点で物を考えたり、一見すると悪い事に思えてしまうようなことも、自分を信じてそれをまっとうする。それで良いんだ。ってフレデリックは教えてくれる。それが自分でも、他人でも。 芸術家になろうと思ったり、今は偉人だと言われる人や、例えばエジソンだって、その時は出る杭は打たれるような扱いで、「あの人は変わってる」ってきっと言われていたはず。でも人と違う事を考えたり、違う視点で物を考える事を誰もしなくなってしまったら、なんてつまらない世の中になってしまうのだろう・・この絵本に出会って初めて気づきました。 みなさんの傍らにいるお子さんを見てください。 可能性にあふれ、柔軟で、純粋で・・・ 自分の子供がちょっと変わった考え方をする、と思ったり、子供から、あの子は変わってるんだよ。って聞いたりしたら、「フレデリック」を読んであげてほしい。『大丈夫。あなたはあなたでそれで良いんだよ』って教えてあげてほしいし、『あなたと違う考えをするからって、その子を排除しないで、そんな考えをする子もいるんだよ』って、教えてあげてほしい。 大人が言葉で説明するよりも簡単にそんな事を教えてくれるレオニ・マジックを是非一度! (ソレイユさん 30代・ママ 女の子2歳) |
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