いよいよ明日はクリスマス。サンタクロースは準備中。ところが時間がなくて大あわて。食事はあきらめ出発です。たくさんのプレゼントをソリに積みこみ、こびとたちに見送られ、トナカイにひかれて夜空に飛びたったのですが……
おや? こんなところにシュトーレン!?
はらぺこサンタは思わずごくり。夜空に浮かびあがっているのは、真っ白な粉砂糖に包まれ、果実や木の実がぎゅっとつまっているシュトーレン、のはずもなく。雪が積もったお山です。しっかりしなくちゃ、サンタさん。ところが、今度は目の前にコンソメスープ、ミートローフにブッシュ・ド・ノエル……なにもかもが食べものに見えてきてしまうのです。こんなはらぺこで、サンタさんは大事な仕事を終えられるのでしょうか。
クリスマスのごちそうが画面いっぱいに次から次へ。なんて迫力、なんて美味しそう。こんなに何度も「ごくり」とつばを飲みこむクリスマス絵本があったでしょうか。それもそのはず、作者は「はらぺこめがね」さん。食と人をテーマに創作活動を続ける彼らが手がければ、クリスマスの物語だってこの通り。
さあ皆さんも。この絵本を読んで、めいっぱいお腹をすかせて。素敵な夜を迎えてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
クリスマスイブの日、サンタクロースはおおあわて。いそいでプレゼントをつめて、なにも食べずに飛び出します。ジングルベルのすずがなる、サンタクロースはおなかなる。はらぺこサンタ、見るもの見るもの、なにもかもが食べ物に見えてきて……。食と人をテーマに創作活動を続けるはらぺこめがねのふたりがえがく、おなかのすくクリスマス絵本。
美味しそうなごちそうがいっぱい
クリスマス気分を高めるために11月に入って少しずつクリスマスの本を読んでいます。
こちらは、クリスマスにまつわる美味しそうなご馳走がたーくさん出てくるので、子供たちも大興奮。最初のシュトーレンってなに?となりましたが、ケーキやチキンなど、自分たちが知っている食べ物がでるたびにぱくっ!と食べる真似をしていました。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子1歳)
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