夜になっても、まったく寝ようとしない困った女の子。それがフランシス・マックジー。ママとパパの悩みのたね。そこである晩、パパが考えたのは、こんなゲーム。
「こんなかお、できる?」
まずは怒った顔。できるだけこんにゃろーって。次はまぬけでとんまでだらっとした顔。つんとおすましに、びっくりに、かぜひいちゃった顔に……。あれあれ、パパったらとんでもないお題ばかり。そんな顔できるのかしら。フランシスはというと?
よくできてる!
フランシスの顔といったら、とんでもないことになっています。これ以上ないくらい怒った顔、だらっとした顔、驚いた顔、ウインクしたり、怖がったり、くたびれたり。ああ、なんて可愛らしいフランシスなのでしょう。なんて愉快な親子なのでしょう。最後はとびっきりの顔をしておやすみなさい。
よくできました!
毎晩一緒に思いっきりかおあそびをしてから……それがウンゲラーの贈る「おやすみの絵本」。これなら、遊ぶのが忙しくて寝るひまなんてないって子にも、寝るのなんてつまんないっていう子にも、ひとりじゃ怖くて眠れないって子にも、ぴったりですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
まいばん、なかなか寝ようとしない女の子。そこで、パパはあるゲームに誘います。 『こんな かお、できる? 』女の子は、寝る支度をしながら、かおあそびゲームを楽しみます。 トミー・ウンゲラーがユーモラスに描く、おやすみ前のかおあそび絵本です。
ユーモアたっぷりのおやすみ絵本
大好きなトミー・ウンゲラーのイラストということで、これは読みたい!と思いました。
女の子がおふとんの中で、パパと「こんなかおできる?」ゲーム。怒ったりおどろいたりくたびれたり。くるくる変わる女の子の表情。思いきり変顔するのでちょっと怖いくらいなのもありますが、なんとも可愛いのです。
楽しく遊んだ後は満足してよく眠れるでしょうね。とってもユーモラスなおやすみ絵本です。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子12歳)
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