南極の氷の島で、空飛ぶアホウドリにいつもからかわれているペンギン。 「おまえなんか 鳥のくせに 空を飛べないなんて そんなん 鳥であるものか」 そう言われると確かに、いくらバタバタ翼を動かしても、少しも浮き上がれません。そのときどこからか楽しい歌が聞こえてきました。「♪スイスイスイ ロケットペンギン スイスイスイ とびだした GO!」
ギターを弾きながら歌っていたのは2匹のアザラシきょうだい。赤帽子の「アラシ」と、青帽子の「ザラシ」は「君たちみたいに泳げる鳥なんていやしない」「ちょっと泳いでみせてよ」とペンギンを慰めます。
さあ、ザブン!と海に飛びこんで、ロケットのように発射! ぐんぐん水中を泳ぐ姿のかっこいいこと! そうそう、ペンギンって陸の上ではよちよち歩きなのに、水中ではロケットみたいに勢いよく動きますよね。水族館や映像などで見て、びっくりしたことのある人も多いはず。
「アラシ」と「ザラシ」に褒められて嬉しくなったペンギンは、氷の上もすごいスピードで滑ります。この勢いなら空まで飛べる……かな?
遊び歌デュオ「ロケットくれよん」原案のおはなし絵本。文章は、子どものための楽曲や絵本の文を多数手がける中川ひろたかさんが担当し、人気イラストレーターの北村人さんが絵を描いています。
最初は自信のなさそうな小さなペンギンが、だんだん笑顔になっていく様子がかわいいです。「できないこと」より、ペンギンみたいに「自分にしかできないこと」を探してみよう! きっと元気が出ますよ。巻末に楽譜が付いているので、おうちや園でぜひ歌ってみてください。「♪ロケットペンギン スイスイスーイ とーーびだした GO!!」
(大和田佳世 絵本ナビライター)
空を飛べなくたって自分にしかできない「飛び方」がきっとある! 自信を失いそうなときに勇気を届ける物語 人気絵本作家・遊び歌デュオ×人気イラストレーターのコラボ
「鳥なのに、翼はあるのに、空を飛べない」 落ち込むペンギンを励ますのは、2頭のアザラシのきょうだいです。 「きみは海を泳げるじゃないか」 「きみたちみたいに泳げる鳥なんて、いやしないよ」。 あたたかい声に勇気をもらったペンギンは、海に飛び込みます。 <自分なりの飛び方をみつける>自信をなくして、 自分を見失いそうなときに読んでほしい、 そして多様な生き方を尊重する社会について考えるきっかけにもなる絵本です
ペンギンくんはあざらし兄弟と ロケットみたいに飛べたね!
ペンギンくんはあほうどりに馬鹿にされて
鳥なのに飛べないんだ〜と・・・・
でもね あざらしの兄弟が歌を歌って励ましてくれたんです
スイスイロケットペンギン
スイスイとびだした GO!
うみの中を泳いだ ペンギンくん かっこいい!
まるでそらをとんでいるみたいと歌ってくれたんです
やさしい あざらしの兄弟に感謝ですね
飛べないペンギン こおりを すべる・・
こおりを滑るペンギンくんもかっこいいな〜
自信を持てたペンギンくん
ラストは 夢があるね ロケットのなって飛んでいくなんて みんなに 歌を歌いながら読んであげました
学童の子供たちも 喜んで 夢を持ってくれたらうれしいです (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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