♪なつがきたきた きたのしま♪北の島でおっとせいの赤ちゃんが生まれます。小さなおっとせいが大きな海へ出て大人になるまでが、心地良い音頭の語りと、生気溢れる絵で描かれます。
生きものたちの特徴はしっかり描かれている。
めっちゃ寒い冬に読んでしまいましたが、この絵本を読むなら、夏がお薦めです。
この本を読んであげた後、なんかよくわからないけど、リズムが良くて楽しい。という印象が子どもたちに残ってくれれは成功という気がします。
1つ1つの文章が、響きのよい言葉のリズムを引き出してくれているので、音読したほうが絶対楽しいです。
そして、あべ弘士さんの描く、海辺の生き物たちの様子も見ものです。
例えばカモメの目がぎょっとするほど赤いところこと、アザラシの赤ちゃんの目玉がメチャクチャでかいところとか、
オットセイたちが集まっている岩場のぐちゃぐちゃした感じとか、やや誇張して描かれていますが、特徴はしっかり押さえてあるのでその場のリアルさみたいなものは伝わってきました。
踊りを踊っている姿も楽しいです。
今度暑い時期に読み聞かせで読んでみたいです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子21歳、女の子16歳)
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