発刊! もりのどうぶつ新聞
冬眠から目覚めた様子、サル山の木登りコンテスト、山火事など、大事件から身近な話題、催し物案内に料理教室、健康相談、連載小説、ただし登場するのはみんな森の動物……。3人の作者が記事を書き、堀内誠一の楽しいさし絵がいっぱい入った“子どものための新聞”。春・夏・秋・冬の4号が、それぞれ4つにたたまれて入っています。
堀内誠一さんの遊び心
『堀内誠一旅と絵本とデザインと』を読んでいたら『どうぶつしんぶん』のことに触れた文章で、「レオポルト・ショヴォーやアイザック・アシモフのパロディには、思わずニンマリしてしまう」とあり、堀内誠一さんの遊び心について書かれていました。
堀内誠一さんの本は随分読んできたつもりでしたが『どうぶつふしんぶん』はまだで、どんな本が期待感が高まりました。
本を開けてみると、本当に新聞サイズの四つ折りにした紙が四枚。春夏秋冬があります。
いろいろな記事があり、細かいところまで書き込まれていて、次にだんなことが書いてあるのかと見るのが楽しいものでした。
これは読み聞かせをするよりも、一人で読んだ方が断然おもしろそう。息子に水を向けて見たら「これは時間がかかる」と愉快そうに見ていました。
私も見ていて、ああこれが本屋さんの店頭にあったら絶対に買ってしまうと思ったのでした。
ほしいなあ。今は手に入らないのでしょうか。
堀内さんの絵本には、いろいろな本の知識があった方がより楽しめるものが多いので、もっと絵本に精通してまた読み返したらきっと新たな発見があるのだろうなと思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子9歳)
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