

にんげん、でかけていった。
ねこは、るすばん。
さて、ここからは自由な一人の時間。のんびり存分に家でおひるねするんでしょ、いいなあ……とおもいきや。タンスの奥へゴソゴソ、ねこ、どこかへいくの?
着いたのは知らない場所。大きく伸びをしたかと思うと、ねこは2本足で歩きだした! カフェでコーヒー、床屋で身だしなみ、映画館では期待にしっぽをふくらませ、次に向かったのはなんと。
なんか。なんというか。
ねこ、ものすごく庶民的。
姿かたちは「ねこ」なのに、顔だって思いっきり「ねこ」なのに。
これじゃあ、私たちの休日と変わらない。
本気を出したくせにあきらめの早いねこは、回転寿司で舌鼓。腹ごなしにはバッティングセンター、おまけに……。
なんて表情なの。いや、これがいつもの姿なのか。
私たちの知らない猫の時間。
……ちょっとおじさんぽいけど、可愛い。
町田尚子さんの描く魅力的な猫の絵本、だけど何だか今回は様子が違います。触りたくなるような毛並みも、鋭い目つきも、愛らしいポーズも、そして美しく描かれた背景も、期待を上回ってくるその世界観。だけど、気づけば不思議と笑いが止まらないのです。
なんだ、なんだ? と思った方は、すぐにでも覗いてみてくださいね。おしぼりで顔、拭いてますよ。
(絵本ナビ編集長 磯崎園子)

\数量限定!『ねこはるすばん』一周年記念企画♪/
にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。とおもいきや……?
「ねこがおとなしく、るすばんしてるとおもうなよ」。
想像を超えた“ねこのるすばん姿”に目が釘付けになる絵本『ねこはるすばん』が、発売から一周年を迎えました。
記念して、作者・町田尚子さん書き下ろしのminiえほん『おとな猫もいいもんだ』が付いた限定商品が登場♪
miniえほん『おとな猫もいいもんだ』は、町田尚子さんのファンならおなじみの愛猫・白木(20才)さんが主人公。
町田さんと白木さんが出会い、探り探り始まった生活。白木さんから学ぶ猫についてのあれこれを、町田さんの視点で楽しく描かれています。
白木さんの様々な表情が愛おしく、特に白木さんファン&猫ファンの方は「なんて豪華なおまけ!」ときっと思うことでしょう。たまらない一冊になっています。
巻末には、町田さんのエッセイも付いていますよ。
数量限定ですので、ご購入はお早めにどうぞ!
【サイズ】B6
【ページ】24ページ
>>「【数量限定】おまけ付絵本」コーナー