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出版社エディターズブログ

2022.04.18

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みんなはもう「ねこの手」かりた? ねこたちが活躍するえどうわを読もう! (文研出版)

2008年の第一作『ねこの手かします』から現在までに計5巻を発刊している「ねこの手かします」シリーズは、困っている人に文字通り「ねこの手」を貸すお話。「ねこの手」に何ができるのかって? これがいろいろできるんです。ねこ(の手)たちはいろんな機転を利かせて困っている人たちを救う!!…ときが多いのですが、依頼主にいたずらしちゃう気まぐれなお話もあったり?!

ともかく自由! なんでもあり! 物語のせかいを覗いてみましょう。

まずはあなたにも招待状を!

「ねこの手や」は 優秀な営業マンであるねこやなぎさんによって困っている人にファックスやチラシがとどきます。お店には個性豊かなねこたちが!

この独特な世界観はどのようにして生まれたのでしょうか?

この人にインタビューしました

内田 麟太郎

内田 麟太郎 (うちだりんたろう)

1941年福岡県大牟田市生まれ。個性的な文体で独自の世界を展開。『さかさまライオン』(童心社)で絵本にっぽん大賞、『うそつきのつき』(文渓堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごと がたごと』(童心社)で日本絵本賞を受賞。絵本の他にも、読み物、詩集など作品多数。他の主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(偕成社)、『かあさんのこころ』(佼成出版社)、『とってもいいこと』(クレヨンハウス)、『ぽんぽん』(鈴木出版)などがある。

新刊発売記念 おれたち、ともだち!絵本 レビュー大賞
「おれたち、ともだち!」絵本 レビュー大賞決定!

この人にインタビューしました

川端 理絵

川端 理絵 (かわばたりえ)

1974年、東京都に生まれる。イラストレーター。主な作品に『ねこの手かします』シリーズ、『ようこそ、なぞなぞしょうがっこうへ』(ともに文研出版)、『いろはかるた だじゃれゆうえんち』(民衆社)、『サクランボの絵本』(農文協)、紙芝居『しらないひとにきをつけて』(教育画劇)などがある。

――物語が生まれた経緯をお聞かせください!

(内田) 物語はいつも面白いものを書きたいなあと、ただぼんやり考えていると浮かんできます。このぼんやりしているのが大事で、ぼんやりしているから暇なんだろうと妻が用事を言いつけるとなにも生まれません。でも、私の妻は賢いので用事は言いつけません。ぼんやりしていると、「ひまなの?」とヘンがやってきます。「うん」。♪ただ それだけ〜。だから経緯は「ぼんやりしていたら」です。

「ぼんやり」から生まれた物語…。なんだかかっこいい…。by編集部

――「ねこの手かします」は個性豊かな登場人物も魅力のひとつです。キャラクターデザインはどのように決定していったのでしょうか?

(川端)「ねこの手かします」を初めて読んだ時、「ギャグ漫画の世界だ!!」と直感で思い、振り切ったキャラクターにしないとこの本は面白くない!!と思いました。そして、キャラクター達は「可愛いけどブサイク」。どこか、笑ってしまうキャラクター作りを意識しました。

まず、しょちょうさんは、一番に思いつきました。「パツパツに太っていて髪型が変な人」とすぐにひらめきました。たまこさんはボブカットの昭和の名女優さんのイメージです。ねこやなぎは俳優の松田優作さんのイメージです。

「てじなしのまき」のゴンロクの悪そうな目つきがひらめいた時は、うれしかったです「これ、これー」と思いました。「たこやきやのまき」のキャラクター達は、みんなお気に入りです。タカシさんは夫と同じ名前なので、夫に似せて、「天パ、タレ眉」にしました。

――絵の中には、「(文研出版になぞらえて)ぶんけん神社」や、「もえろリンタロウ」なんていう内田さんの映画ポスターも! これは、内田さんのアイデアですか? それとも川端さんの即興なのでしょうか?

(内田) 私は品のある人間ですから、出雲大社は浮かんできますが、ぶんけん神社は浮かんできません。でも、とても面白いくて子供たちの喜んでいる顔が浮かんできます。うらやましくて、うらやましくて。私もこのごろでは品のない人間になりたいと、日々努力しているところです。

(川端)すみません、私の即興です(笑)。色んなところに笑いを入れたくなりました。読んでいる子供たちに、おまけを楽しんでもらいたいと思って、頭をひねりました。

「これ、内田さんがやったら面白いだろうなぁ」という私の願望を「リンタロウたぬき」に込めました。

『ねこの手かします〜たこやきやのまき〜』(pp.10-11)神社の名前に聞き覚えが?
『ねこの手かします〜たこやきやのまき〜』(pp.22-23)映画デビューをしたリンタロウたぬき。

「リンタロウたぬき」さん、探してみるとどんどん見つかって面白いです(笑)。品のある内田先生ですが、このせかいでは一味違います。by編集部

『ねこの手かします』はお陰様でシリーズ5冊!

――絵を見る限り、まだまだ登場していないねこがたくさんいるようですが…、続編を期待してもいいでしょうか?

(内田) 文研出版さんと、川端さんと、わたしの体が頷けば書きます。益軒さん、81歳はまだ書けますか?

(川端)娘が「絵の道に進みたい」と言っています。頑張っている母の背中を見せたいです…。

だそうですよ!!編集担当者さん!!!

(担当I)川端さんのご自宅に毎日のように通って原画を催促した日々も、今となれば一夜ばかりの心地です(ね、益軒さん)。立派にご成長された娘さんの応援を受けて、母の背中がやる気で燃えるなら、ぜひまたタッグを組みたいですね! ちょっと年数が経ってしまったので、「新・ねこの手かします」……かなあ……?

 

内田さん、川端さん、ありがとうございました! この記事を読んでくださった皆さん! 「ねこの手もかりた〜い」と最近言っていませんか? もしかしたらねこやなぎさんがやってきてくれるかも。是非このせかいを楽しんでくださいね。(文研出版 編集部)

文研出版HP

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