レシピブログさんと絵本ナビのコラボ企画、「絵本ごはんコンテスト2014」。 絵本の中に出てくるごはんやおやつを作って楽しもう!というコンセプトでスタートした記念すべき第1回目、たくさんの素晴らしい作品を投稿いただき、大盛況となりました。多くの作品の中から、絵本別各部門賞、副賞、グランプリが決定し、(第1回絵本ごはんコンテスト2014結果発表はこちら>>) 8月9日(土)に、懇親会が開催されました。受賞者の方や絵本作家さんも参加してくださった、その模様をレポートいたします!
会場には、受賞者の方への作家さんの色紙がずらっと!
テーブルでも絵本のキャラクターたちがお出迎え。
当日は、部門賞を受賞されたブロガーのすー太郎さん(「めんのめんめん賞」、めろんぱんさん(「プリンちゃんとおかあさん賞」)、青山金魚さん(「妖怪食堂賞」)。そして今回募集の対象作品となった絵本の作家さんの飯森ミホさん、かんべあやこさん、庄司三智子さん、たかおゆうこさん、どいかやさん、なかがわちひろさん、広瀬克也さんにご参加いただき、審査委員長でもあるビストロパパ滝村雅晴さんやレシピブログさん、絵本ナビスタッフを含めた総勢30名ほどの和やかで楽しい会となりました。

すー太郎さんのブログはこちら>>>「すー太郎、料理のレシピ」

庄司さん:すー太郎さんの作品は、本当に私の絵本「めんのめんめん」のページの16見開き目にしてもいいくらい、コンセプトがしっかりしていて、とにかく美味しそうでした!すー太郎さんのブログに、「楽しくパーティーをしました」と載せられていたんです。「めんのめんめん」から出発して、お子さんと一緒に楽しく作ってくれたということに、本当に感激しています。
すー太郎さん:絵本につけめんは出てこないのですが、絵本のもともとの世界観をどう出そうかを考えて作りました。ブログには、基本の野菜のスープを作って作るので簡単にいっぺんに作れます、と書いたんですが、実は結構時間がかかっています(笑)。1回目の料理ってどうしても時間がかかってしまうので。ちょっとそこ嘘ついてしまったんですが(笑)とても嬉しいです。

色紙には、すー太郎さんの「世界のつけめんでめんめんめん」がキャラクターになって勢ぞろい!
- プリンちゃんとおかあさん
- 文:なかがわ ちひろ
絵:たかお ゆうこ - 出版社:理論社
ここは おかしのくに。プリンちゃんの おかあさんは アイスクリームの バニラさん。 きょう、おかあさんは おめかしして、すてきな パフェになり、おでかけです。 プリンちゃんも いっしょに いきたいな。さあ、どうしよう…?

めろんぱんさんのブログはこちら>>>「めろんカフェ」

なかがわちひろさん:作品の完成度の高さ、美しさと可愛さが圧倒的でした。一緒に作ったお子さんたちといい時間を過ごしてくださったこともとてもよくわかりました。絵本の世界に飛び込む方法を知っている方ですね。
たかおゆうこさん:めろんぱんさんの作ったプリンちゃんを見て、本当に細やかな仕事をする方だなと感じました。「プリンちゃんは本当に可愛いんだ!」とあらためて感動しました(笑)
めろんぱんさん:もともとのプリンちゃんがものすごく可愛かったので、これは半端なものは作れない!と思いましたので、もう全力で頑張らさせていただきました。今日は作者のお二人にお会いできて感激です!

作者のお二人からの色紙に描かれているプリンちゃんには素敵な秘密が。
実は絵本のプリンちゃんのリボンは水玉模様、コンテストのプリンちゃんはステッチのリボンをつけているのですが、色紙に描かれているプリンちゃんはステッチのリボン、めろんぱんさん作のプリンちゃんになっているんです!

青山金魚さんのブログはこちら>>>「金魚の肴」

広瀬克也さん:妖怪絵本と料理がどう結びつくのかなと思っていたんですが、寄せられた作品が本当にみんな素晴らしくて、非常に驚いたのと同時に、ものすごく嬉しい気持ちでいっぱいでした。特に、青山金魚さんは、ブログで料理を作っている過程の写真も並べてくださっていて、息子さんとお母さんとふたりで楽しんで作っているのが手に取るようにわかって感動しました。
青山金魚さん:今、息子は小学校3年生で、ゲームばかりの毎日を送っております。しょうがないのかなあと思いながら、親としてはもう少し何か出来ないかな、とさびしい思いもありました。そんなときにこのコンテストを知り、息子に話して絵本を見せたところ、「わあ!ぼく、この絵本知ってる!保育園のとき読んだよね。」と、話が盛り上がり、家族の絆がまた生まれたように思いました。そして「ぼくもやりたい」と、自分から料理をやりたいと言ってくれたのが初めてで。なかなか子どもに食育を教えるのは難しいんですが、自分から関わってくれたことがとても嬉しかったです。

色紙には、妖怪たちに囲まれた受賞作「どろろんまぁぼーどーふ麺」の絵が!
青山金魚さん、息子さんのリュウセイくんもとっても嬉しそうでした。

ハッピーさんのブログはこちら>>>「ハッピーのバニラスカイ!キッチン♪」

どいかやさん:どれも美味しそうで選ぶのが本当に大変でしたが、自分が食べたいものを選ぼうと思って決めさせていただきました。その中でもハッピーさんの「なみの泡パフェ&ソーダーゼリー」は再現力がすばらしかったです。

かめこさんのブログはこちら>>>「かめこのカントリーキッチン♪」

飯森ミホさん:まさるぱんの絵を描いているときに、自分のイメージでは、パンのお面は、パンの下をくりぬいてかぶってるんだと思ってたんです。でもコンテストの作品を見て、ひもでつければいいんだということがわかりまして。これで絵を描けたらよかったなと思いました(笑)。とても楽しい作品でした。

よっちママさんのブログはこちら>>>「喜ぶ顔がみたくて」
グランプリ受賞のよっちママさんには、「絵本ごはん作家」の称号が贈られました!

かんべあやこさん:皆さんの作品を見たとき、仕事場のパソコンの前で一人盛り上がりました。受賞されたよっちママさんのブログを拝見しましたが、お子さんへの愛情がすごく感じられて、子どものことを考えた健康にもよい素材を使っていることと、絵本をとても読み込んでらっしゃるなというのが感じられて感激しました。
レシピブログ 粟飯原さん:かなりの力作ということで、最初の1次審査のときから、われわれスタッフもかなり盛り上がって、「これはスゴいね!どうやって作ったんだろう」と話していたほど、絵本の世界を忠実に再現した素敵な作品でした。

「大蛇の大蛇チャーハン」&「ベトベトさんマッシュ」
shimaままさんのブログはこちら>>>「きょうもあしたもsmilesmile」
ビストロパパ滝村さん:普通にチャーハンを作って美味しいというのもいいんだけれども、Shimaママさんの「大蛇チャーハン」、このように絵本から飛び出してきたチャーハンを作れるということが素晴らしいです。
お子さんと一緒にこんなすごいチャーハンを作られたという思い出は、決して忘れることはないですね。

くるり巻子さんのレシピはこちら>>>
絵本ナビ磯崎:くるり巻子さんのパフェは、絵本の中からそのまま飛び出してきたような雰囲気も含めて、コンテストの趣旨にもぴったりだなぁということで選ばせていただきました。
絵本の中に出てくるごちそうを食べてみたいなぁという気持ちは皆さん同じだと思うのですが、それをこんなに実現してくれているパフェ、素晴らしかったです。

となりんりんさんのレシピはこちら>>>
レシピブログ久永さん:絵本の世界そっくりに再現したお弁当は、ふたをあけた子どもたちの歓声が聞こえてくるようですね。ねこが好きな魚のコロッケは厚揚げやサバが入ってヘルシーさも魅力!
これからも素敵なお弁当を作っていただきたいと思います。
そして今回の審査員長、滝村さんからの総評です!

いつのまに変身?絵本から飛び出してきたような滝村さん。
滝村さん:今回、グランプリになられた、よっちママさんには、「絵本ごはんコンテスト」認定「認定絵本ごはん作家」という称号をお贈りさせていただきました。
「絵本ごはん作家」、まさに、絵本の中のごはんを作る「作家」なんじゃないかなと思います。
「絵本ごはん」は、みんなが真似できるものもあれば、その人にしかできない技もあると思います。そういうことを、よっちママさんがやってくださったことで、予想以上のコンテストになったと思います。
親子で一緒に過ごす時間というのは本当に有限です。
ひょっとしたら今日が最後のごはんになるかもしれないということが世の中にあったりします。そんな中で、家族が一緒にごはんを食べる時間が、こうして作家さんの素晴らしい絵本をきっかけに生まれて、家族の絆がつながっていくこと。それが、このコンテストを通してやりたかったことです。コンテストの審査で、ぼくが大切にしたいなと思ったのは、その一緒に過ごした時間の幸せのお裾分けをするということ。
コンテスト第1回目ですが、そんな家族がいっぱい増えたんじゃないかな、と思っています。われわれが思っていた以上に素晴らしい作品をみなさんによって作り出していただきました。
皆さんありがとうございました!
●編集後記
おいしいお料理が並びます。受賞されためろんぱんさんからも、手作りのおいしいパウンドケーキをいただきました。
サインを書いてもらったリュウセイくん。広瀬さんと並んでチーズ!

滝村さんの料理実演、手軽なのにとってもおいしいドレッシングの作り方。レシピはこちら>>>
絵本ナビ金柿事務局長の「じゃがいもポテトくん」の読み聞かせも。
最後は全員で記念にパチリ!
