まほうのさんぽみち まほうのさんぽみち
著: ロビン・ショー 訳: せな あいこ  出版社: 評論社 評論社の特集ページがあります!
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CD付き英語絵本の魅力

───市販のCD付き英語絵本は、現在まで何冊出版されていますか。

小川さん:市販のものは、23冊、それ以外にマザーグースの歌のものが8冊です。
ラボ・パーティの教室ではその他たくさんのCD付き英語絵本を扱っています。エリック・カールやセンダックの絵本をはじめ有名なタイトルもあるのですが、残念ながら著作権の関係で、市販でご紹介できる作品は限られています。

───そうなのですね。先ほどスタッフでCDを聴いてみました。大人が聴いても、物語の世界に惹きこまれてしまうほど、音楽と朗読のクオリティが高いので本当に驚いていたんです!音源については、とてもこだわりを感じるのですが、このバイリンガル絵本のために、オリジナルで音楽を作られているのですか。


出版事業担当の小川さん

小川さん:そうですね。ナレーションと音楽がついているので臨場感があるでしょう。目をつむるだけで、イメージがわきますよね。絵本を一度だけ読んでおしまい、ではなく、繰り返し何度でも聴いて楽しんでほしいと思っています。何度も聴くことによって新しい発見に気づくことがありますからね。ラボ・パーティは、45年ほど前から絵本のCDを開発してきたんですよ。当時では珍しい「耳から英語を」の先がけだったわけです。子どもが飽きずに何度も聴けるものは何か、と考えた結果、物語に注目しました。子どもたちはみんなお話が好きですし、物語は深い教育力を持っているからです。何度も繰り返し聴くには、CDのクオリティが必要です。クオリティが高くないと、子どもたちも飽きますし、毎日それをそばで聴きながしている大人にとっても、雑音みたいに聴こえてしまいますからね。子どもだけでなく、大人が聴いても、心地いいものにしようと、一流の俳優さんや声優さん、音楽家の方に依頼して、こだわってCDの音作りはしていますね。だから、出だしの部分を聴いただけで、情景がぱっと浮かぶようなものになるよう、心掛けています。思わず台詞をくちずさみたくなるようなものを目指しています。

───本当に豪華なんですよね!とにかく、聴いてみると本当によくわかるのですが、音楽もナレーションも素晴らしくて、聴き入ってしまいます。『注文の多い料理店』の日本語のナレーションを江守徹さんが担当されていますよね。CDを聴かせていただきましたが、本当にその情景が目に浮かぶようで、すっかりCD付き絵本のとりこになってしまいました。他にも、絵本ナビのユーザーさんのレビューで、『CHOO CHOO』の日本語版のナレーションが、大山のぶ代さんで、その声がとても印象的でしたという意見がありました。

奥川さん:それには、ちょっとしたエピソードがあるみたいです。『CHOO CHOO』は、原書の英語だと「She」という表現で女の子という設定です。でも、この絵本は機関車の絵本なので、男の子も読むはずです。そこで、男の子が聴いても感情移入しやすいように、男の子とも女の子とも捉えることができる、中性的な声の大山さんにお願いをしたと聞いています。私は制作には関わっていないのですが、なるほど、そこまでこだわっているんだ、と思いましたね。

───確かに日本語版だと男の子のイメージがありますけど、そのイメージをくずさないまま、原書と日本語版と見事に再現していますよね。大山のぶ代さんの声もとても良かったです。

奥川さん:『CHOO CHOO』のCDは、23年前につくられたものですが、今聴いても全然古臭さを感じませんよね。その当時からこだわってつくられたものなんだなぁと改めて感じます。

───英語と日本語がバランスよく対になっているので、オリジナルの英語の良さを知ると共に、改めて日本語の面白さにも気づくことができますよね。

小川さん:もともとラボには英語漬けという考え方がないんです。まずは母国語の日本語を大事にするというのが基本です。日本語が豊かでなければ英語も育ちませんし、日本語が豊かになるから英語も豊かになると考えていますね。

佐藤さん:子どもたちは、物語の内容を理解した上で、英語を、ちょこちょこっとつまみぐいする感覚で、少しずつ慣れていくのでかなり親しみやすいと思います。『そらいろのたね』や『てぶくろ』で、「わたしもいれて」という台詞が”Let me in, too”とセットで頭の中に入ってくるので、実際の場面に遭遇した時も「いれてほしいな」”Let me in, too”と自然に発することができるようになるんですね。感情やシチュエーションを伴った英語を学べますし、身につけてほしいという気持ちがあります。

───言葉を話すのに、感情はとても重要ですよね。感情を表す日本語の言葉が、英語ではこう表現されていると自然にわかるのはとてもいいですね。『だるまちゃんとかみなりちゃん』でも、感情表現豊かな会話がすごくでてきますよね。聴いていると思わず真似したくなります。「おれは男だ。つよいんだ!」”I'm a man, I'm strong!”とか (笑) 

一同:(笑)

───いいものを、長く、楽しめますね!このバイリンガルCD付き英語絵本には、もう一つのユニークな特徴がありますよね。物語を通して、一文ごとに英語・日本語の2言語対応方式で語られていますが、これには理由がありますか。

佐藤さん:以前、小学校の先生を対象にしたワークショップで、「子どもが、初めて英語の物語を聴く感覚は、どんなものなのか」を実際に体験してもらいました。大人だと英語の物語は、ある程度わかってしまうので、『はらぺこあおむし』を韓国語のみで、物語を聴いてもらうことにしました。10分から15分ほどですが、全部聴くのは集中力が続かなくて、大人でもかなり厳しいみたいです。次に韓国語、日本語が対になっているバージョンで聴いていただくと、ほとんどの先生方が、「この言葉って、こういう意味なんだ。」といろいろと発見ができたと報告してくれました。子どもたちも、恐らく同じような体験をしているのだと思います。たまに親御さんからは、「物語に、日本語が入っているのは邪魔にならないのでしょうか。」と聞かれることもありますけれど、子ども自身がどう聴いているのかな、ということが重要だと思います。

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【連載】こんにちは!世界の児童文学&絵本 オランダ<後編>
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作品紹介

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作:中川 李枝子
絵:山脇 百合子
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英日CD付 英語絵本 三びきのやぎのがらがらどん THE THREE BILLY GOATS GRUFF
作・絵:マーシャ・ブラウン
訳:瀬田 貞二
出版社:ラボ教育センター
英日CD付 英語絵本 そらいろのたね The Sky Blue Seed
作:中川 李枝子
絵:大村 百合子
出版社:ラボ教育センター
英日CD付 英語絵本 かぶ The Turnip
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絵:小野 かおる
英語訳:サラ・アン・ニシエ
出版社:ラボ教育センター
英日CD付 英語絵本 てぶくろ THE MITTEN
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訳:内田 莉莎子
出版社:ラボ教育センター
英日CD付2ヶ国語絵本 セロ弾きのゴーシュ GAUCHE THE CELLIST
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絵:司 修
英語訳:ロジャー・パルバース
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英日CD付2ヶ国語絵本 注文の多い料理店 THE RESTAURANT OF MANY ORDERS
原作:宮沢 賢治
絵:司 修
英語訳:ロジャー・パルバース
出版社:ラボ教育センター
英日CD付2ヶ国語絵本 ざしき童子のはなし The Story of the Zashiki Bokko
原作:宮沢 賢治
絵:司 修
英語訳:ロジャー・パルバース
出版社:ラボ教育センター
英日CD付2ヶ国語絵本 雪渡り Snow Crossing
原作:宮沢 賢治
絵:司 修
英語訳:ロジャー・パルバース
出版社:ラボ教育センター
英日CD付 英語絵本 いたずらきかんしゃちゅうちゅう CHOO CHOO
作・絵:バージニア・リー・バートン
訳:村岡 花子
出版社:ラボ教育センター
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