アンパンマンの作者やなせたかしが弟・千尋との思い出を綴った幼物語。
- 泣ける
『じっちょりんのたんじょういわい』原画展が世田谷の「えほんのみせ ぱっきゃまらーど」さんにてスタート。
絵本の原画に加え、絵本には惜しくも採用されなかった「落選してしまったじっちょりん」、SNS企画用に描いていただいた「メッセージ原画」、『じっちょりんのあるくみち』制作時にかとうあじゅさんが作られた「じっちょりんジオラマ」など盛りだくさん。
さらには、SNSで話題をよんだ #じっちょりん咲き を集めて展示した原画展特別企画も!
会期:2023年5月10日(水)〜終了時期調整中
場所:えほんのみせ ぱっきゃまらーど
https://twitter.com/pascamarade_y
みどころ
桜の花びらがひらひら落ち、道が花びらでいっぱいになる頃、じっちょりんたちはある場所へと移動をはじめます。それは、「おいわい」をするためです。どんなおいわいなのでしょう。
児童館の片隅で暮らす小さなじっちょりんかぞく。パパじっちょりんに、ママじっちょりん、おにいちゃんじっちょりんに、いもうとじっちょりん。じっちょりんは、花やはっぱを食べるけど、種だけは食べません。大事に植えて歩くのです。そんなじっちょりんたちが誕生したのが、この時期なのです。
「たんじょういわいは、どこでするの?」
「おおきな さくらのきを めざすのよ」
しばらく過ごした場所から、次の場所へ出発です。前に植えた種が花を咲かせている様子を確認しながら、また新たな種を植えていきます。休憩中もママじっちょりんはよく食べます。なぜなら、お腹の中に赤ちゃんがいるから! さあ、大きな桜の木が見えてきましたよ……。
私たちの足もとで暮らす、小さなじっちょりんたちのお話が、8年ぶりに戻ってきました。どうやら春は、じっちょりんたちにとって特別な季節。春になるとソワソワしてくるのは、私たちだけじゃないみたい。人知れず盛大な「たんじょういわい」の準備をするじっちょりんとその仲間たちの様子を、私たちは絵本を読みながらそっと見守ることができます。彼らの様子を思い出すだけでも、ワクワクした気持ちになってきますよね。