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そうじきの なかの ボンボン

そうじきの なかの ボンボン(フレーベル館)

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2024年2月 新刊&おすすめ絵本

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面白い! と思った絵本のカバーに、シリーズ巻が紹介されていると嬉しくなりませんか? おはなしの世界観を深めてくれて、より印象に残るのがシリーズ絵本の魅力。途中から読んでも、最初から揃えても楽しめる、おすすめの絵本をご紹介します。

三浦太郎さんによる『おうさまのこどもたち』は、小さな王さま、大きなお姫さまに続いて10人の子どもたちが主役の完結作。角野栄子さんの描く「みつごちゃん」シリーズからは、『びっくりさんちのみつごちゃん』を。持ち運びできるサイズが嬉しい「だるまさん」シリーズや、宮沢賢治の文章と現代の画家との珠玉のコラボレーション「宮沢賢治の絵本シリーズ」など、本棚に揃えたくなる個性豊かな絵本ばかりです。

お子さまと一緒に少しずつ集めていくのも楽しいはず。読みたい! と思えた本から、ぜひチェックしてみてくださいね。

赤ちゃん絵本の人気作が、持ち歩ける手のひらサイズに。電車や公園などお出かけに連れて行って。『だるまさんが ボードブック』

  • だるまさんが ボードブック

    出版社からの内容紹介

    みなさまの声にお応えして、だるまさんシリーズにコンパクトでじょうぶな、ボードブックが新登場!内容そのまま、小さくかわいい手のひらサイズ。読み聞かせに大人気の、泣く子も笑う絵本!

「だるまさん」シリーズ

この書籍を作った人

かがくい ひろし

かがくい ひろし (かがくいひろし)

1955年東京生まれ。東京学芸大学卒。教諭として学校勤務のかたわら人形劇の活動や紙を使った造形作品を発表。2005年、『おもちのきもち』(第27回講談社絵本新人賞受賞作品)で絵本作家としてデビュー。子どもの目線に立ったテーマ選びと、ほのぼのとした画風が人気を集め、以来『もくもくやかん』(講談社)『おむすびさんのたうえのひ』(PHP研究所)、『だるまさんが』(ブロンズ新社)、『まくらのせんにん さんぽみちの巻』(佼成出版社)など話題作を多数発表。2009年9月急逝。

『ちいさなおうさま』完結作。個性豊かな10人の子どもたちの中から王を継ぐのは……? デビュー20周年の三浦太郎さん作『おうさまのこどもたち』

  • おうさまのこどもたち

    みどころ

    ある国の王さまとお妃さまに、10人の子どもがいました。

    つぎの王さまを決めるため、どのように国を治めたいか考えるようにといいつけられた子どもたち。
    人々の暮らしを見るために、さっそく街へ出ます。

    はじめて見る街のようすに、王子さまもお姫さまもおおはしゃぎ!

    王さまは、帰ってきた子どもたちに、どんな王や女王になりたいかたずねるのですが――
    あれ!? 王さまになりたい子が、ひとりもいない!?

    花屋やサッカー選手、アーティストにメカニック!
    ひとびとの暮らしを見たことで、自分がどうやって人の役に立ちたいかを知った子どもたちは、それぞれがあたらしい夢をいだいて、お城に帰ってきたのです。
    でも、それじゃあつぎの王さまはだれが――?

    著者は、『くっついた』(こぐま社)や『あ・あ』(童心社)などで知られる三浦太郎さん。
    切り絵のようなシルエットに、コントラストも鮮明な独特のグラフィックで、それぞれのページが一枚のポスターのように、いつまでもながめていたくなる魅力があります。

    にぎやかなお寿司屋さんのカウンター。
    敵味方入り乱れるサッカーグラウンド。
    歌って踊る、きらびやかなアイドルのステージなどなど。

    子どもたちが、それぞれに自分の夢をかなえて働いている姿を思い描くページは、どれもにぎやかでカラフル!

    一見してシンプルなキャラクターながら、彼らの働く風景は、ちいさなアイテムのひとつひとつにいたるまで描きこまれていて、つくりの細かいオモチャの街をながめているようなたのしさがあります。
    三浦太郎さんのほかの絵本が本棚にあったり、別のページの風景がテレビ画面に映っていたり、小ネタもあちこちに――

    『ちいさなおうさま』『おおきなおひめさま』(偕成社)の続編にして、完結編の本作。
    読んだ後に『ちいさなおうさま』『おおきなおひめさま』を読み返してみるのもオススメです。

シリーズ作品

この書籍を作った人

三浦 太郎

三浦 太郎 (みうらたろう)

1968年愛知県生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業後、イラストレーターとして活動。ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ね、スイス、イタリア、スペインなど海外でも絵本を出版。絵本作品に、『くっついた』『ゴリラのおとうちゃん』(こぐま社)、『ちいさなおうさま』『おおきなおひめさま』(偕成社)、『バスがきました』(童心社)、『おしり』『よしよし』『りんごがコロコロコロリンコ』(講談社)など多数。

3歳の三つ子の姉妹がお留守番。そこに、いろんな三つ子のお客さんがやってきます。角野栄子さん絵本の新版『びっくりさんちのみつごちゃん』

  • びっくりさんちのみつごちゃん

    出版社からの内容紹介

    びっくりさんちのみつごちゃん、
    アーちゃん、レーちゃん、マーちゃん。
    みんなさんさいの、みつごちゃんです。

    とん とん とん
    いろんなみつごのおきゃくさんが、おうちにやってきます。
    「あー」「れー」「まー」
    おともだちいっぱい、びっくりびっくり!

    2003年初版『びっくりさんちのみつごちゃん』が装いも新たに、改訂新版として登場。
    改訂新版よりあとがきが追加されています。
    『みつごちゃんとびっくりセーター』もあわせてどうぞ!

シリーズ作品

この書籍を作った人

角野 栄子

角野 栄子 (かどのえいこ)

1935年東京都生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒業。日本福祉大学客員教授。1984年に路傍の石文学賞を受賞。「おおどろぼうブラブラ氏」(講談社)でサンケイ児童出版文化賞大賞、「魔女の宅急便」(福音館書店)で野間児童文芸賞と小学館文学賞を受賞。絵本に「ケンケンとびのけんちゃん」(あかね書房)、「ぼくびょうきじゃないよ」(福音館書店)、童話に「ちびねこチョビ」(あかね書房)など作品多数。

ラップ風絵本待望の続編『DJ YOYO アゲイン』。「YO YO あそぼうYO」「しゅくだいやってるからだめだよー」ノリノリで気分爽快!

  • DJ YOYO アゲイン

    出版社からの内容紹介

    ラップ風絵本『DJ YOYO』が再び登場だYO!!

    勉強している時、ぼくの部屋には時々、DJ YOYOが現れる
    YOYO あそぼうYO
    いま しゅくだいやってるからだめだよー
    すこしくらい、だいじょうぶだYO

    遊びたい気持ちをぐっと我慢して勉強している時
    君の部屋にもDJ YOYO(ディージェイヨーヨー)が現れるかもYO!!

シリーズ作品

この書籍を作った人

おおなり 修司

おおなり 修司 (おおなりしゅうじ)

1959年 広島県福山市生まれ。『だるまなんだ』(絵/丸山誠司・絵本館)で絵本作家デビュー。大成修司で俳優、ナレーターとしても活動中。

この書籍を作った人

飯野 和好

飯野 和好 (いいのかずよし)

1947年埼玉県秩父生まれ。絵本に「くろずみ小太郎旅日記」シリーズ(クレヨンハウス)、『おせんとおこま』(ブロンズ新社)、『みずくみに』(小峰書店/第20回日本絵本賞受賞)、『ふようどのふよこちゃん』(理論社)、「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズ(福音館書店/その1で、第49回小学館児童出版文化賞受賞)、挿絵に「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/第11回赤い鳥さし絵賞受賞)などがある。絵本の読み語り講演で、股旅姿で全国を渡り歩いている。

ラルフがねこのコンテストでライバルと対決! とびきり大きなトロフィーを手にしたのは?『あくたれラルフ コンテストにでる』

  • あくたれラルフ コンテストにでる

    みどころ

    自由気ままに、好きほうだい! とんでもなく「あくたれ」な飼い猫、ラルフが巻き起こす騒動を描いた「あくたれラルフ」シリーズが小学生向けの読み物になりました。

    ニタニタ笑顔、まっ赤な毛並み、おおきな鼻の猫「ラルフ」は、いたずら、いじわる、悪だくみ、なんでもござれの、キング・オブ・「あくたれ」ですが……今度のラルフは、お利口さん!?
    猫のいちばんを決める「ねこコンテスト」で優勝するために、ラルフは生まれ変わるのです。

    コンテストのルールは「ねこであること」「とくぎがあること」「おぎょうぎがよいこと」!
    ラルフには、ちょっとむずかしそう……

    ラルフはいつもはぐーたらで、手のつけられないほどのいたずらものですが、こんどばかりはちがいます。鏡の前では笑顔の練習。ぼってりお腹をへこます運動。しゃんとした姿勢の訓練。清潔な身だしなみだってバッチリ! すべては、いけすかないライバルのパーシーを負かし、ステキな猫の一等賞にかがやくため! ところが、パーシーはやっぱり、何もかもカンペキにステキな猫で──

    いつもは手のつけようもないくらいわがままで、いたずら大好きなラルフですが、本作ではそんな「あくたれ」をガマンして、ステキな猫に変身しようと奮闘します。

    ふだんなら、もしラルフが自分の飼い猫だったらと想像すると気がめいってしまうほどの、あくたれぶりなわけです。それなのにいざ、いつもの自分らしさにフタをして不器用にいい猫を演じるラルフを見ると、「あんまり無理しないで!」となぐさめたくなってしまう不思議……。

    コンテスト当日、いくらがんばってもパーシーにはかなわないとしょぼくれるラルフを見て、飼い主のセイラも同じ気持ちになったみたいです。

    「ラルフ、くよくよしないで。あなたは、あなたらしくやればいいのよ。」

    ところがラルフ、変にその言葉を真に受けてしまって?

    「ぼくのとくぎは、なんてったって、あくたれることだもんね。やってやるぞ!」

    さあ、ラルフが自分らしさを大解放! あくたれ120パーセントであばれまわる!
    ああ、やっぱりもう少しいい子でいて……。

    あくたれほうだい、いたずらざんまい! 叱られたって、なんのその! 「良い子に見られよう」だなんて考えのまったくないラルフの悪さの数々が、なんだかスカッと気持ちいい! 元気いっぱいの小学生におすすめの一冊です。

「あくたれラルフ」シリーズ

この書籍を作った人

小宮 由

小宮 由 (こみやゆう)

〈1974年-〉東京都生まれ。学生時代を熊本で過ごし、卒業後、児童書版元に入社。その後、留学などを経て、子どもの本の翻訳に携わる。東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家、故・北御門二郎。

月夜の林に集う、木と人間とふくろうたち。不思議な調子の歌や言葉と、奥行きのある絵の世界に引き込まれる『かしわばやしの夜』

  • かしわばやしの夜

    みどころ

    おひさまが山裾に落ち、野原もさびしくなった頃、だれかが調子はずれの声で「鬱金しゃっぽのカンカラカンのカアン。」とどなるのが聞こえて、畑仕事をしていた清作はびっくりして声のする方に走っていきます。
    すると声の主は、赤い帽子をかぶった変な男。どうやら画かきらしく、清作のえり首を捕まえ、怒ったかと思えば笑い出し、柏の木大王に招待されたから一緒に行こうと、清作を林へ誘うのでした。

    変な画かきの男について柏の林の中に入っていく清作。ところが、木こりの清作を木たちは嫌って、つまずかせようとしたり「せらせらせら清作、せらせらせらばあ。」と気味の悪い声でおどそうとします。清作も負けずにやりかえしながら、画かきと一緒に、柏の木大王の前へ。
    待ち構えていた大王と若い木々は、月がのぼると同時に自作の歌を次々歌い出すのです。画かきは一等賞から九等賞までメタルをやるといって歌合戦を盛り立て……ついにはフクロウまでもが参戦、月夜の歌合戦と大乱舞会が繰り広げられるのでした。

    見どころは、それぞれいわくありげで変てこな木たちの歌。清作が木たちにひやかされて怒ったり、柏の木大王との口げんかをする様子……「おれにはなぜ酒を買わんか。」「買ういわれがない。」と繰り返し言い合う場面にも笑ってしまいます。

    宮沢賢治の物語世界を、個性豊かな現代の画家たちが絵本にしていく「宮沢賢治の絵本シリーズ」第39弾。今作では中野真典さんが立体物を制作。それらを撮影したものが絵本になっています。場面によって、木々や画かきの服、メタルは月の銀の光を跳ね返すよう。またあるシーンでは木々は黒い影絵のよう。読者がどこまでも林の中に分け入っていかされ、まるで舞台の前に立って見ているかのような立体感です。

    ……不意に月が霧に隠されると、舞台は消え去り「赤いしゃっぽのカンカラカンのカアン。」と響き渡るかすかな声で、おはなしの幕がおります。画家・絵本作家が持つ力を再認識させられるこのシリーズ。今作も期待を裏切りません。ただ子どもたちには、この不思議でおかしな世界とその余韻をそのまま味わってほしいのです。

「宮沢賢治の絵本」シリーズ

この書籍を作った人

宮沢 賢治

宮沢 賢治 (みやざわけんじ)

1896年岩手県花巻市に生まれる。盛岡高等農林学校農芸化学科卒業。十代の頃から短歌を書き始め、その後、農業研究家、農村指導者として活動しつつ文芸の道を志ざし、詩・童話へとその領域を広げながら創作を続けた。生前に刊行された詩集に『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』がある。彼の作品の殆どは没後に高く評価され多数の作品が刊行された。また、何度も全集が刊行された。1933年に37歳で病没。主な作品に『銀河鉄道の夜』『風の又三郎』『ポラーノの広場』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『よだかの星』『雪渡り』『やまなし』『セロひきのゴーシュ』他多数。

この書籍を作った人

中野 真典

中野 真典 (なかのまさのり)

1975年兵庫県生まれ。大阪芸術大学卒業。保育士として勤務。のちに画家、絵本作家として本格的に活動を開始する。主な絵本に、『おもいで』(文・内田麟太郎)、『おはなしトンネル』(以上イースト・プレス)、『もういいかい』(BL出版)、『かかしのしきしゃ』(理論社)、そのほか紙芝居絵本『あなのはなし』(童心社)。高山なおみとの共作に『どもるどだっく』(ブロンズ新社)、『たべたあい』(リトルモア)、『ほんとだもん』(BL出版)、『くんじくんのぞう』(あかね書房)などがある。

宮沢賢治童話初期の傑作。心が洗われるような美しい文章と絵が、天空と海底を駆け抜ける。双子座宮の童子たちの物語『双子の星』

  • 双子の星

    みどころ

    夜空に輝く2つのお宮で、向かい合わせで銀笛を吹いている、チュンセ童子とポウセ童子という2つの星のおはなしを描いた絵本です。

    1つ目は、空の泉で大がらすの星と大サソリの星が、ケンカで互いに大ケガを負わせ、チュンセ童子とポウセ童子が助けようとするおはなし。カラスのくちばしはサソリの頭をひどく傷つけ、サソリの毒はカラスを瀕死にして、童子は自らの口で毒を吸ったり、身を挺してサソリを抱えていこうとします。それを空の王様は見ていて、ふたりの童子に手を差し伸べてくださる……というおはなしです。

    2つ目は、嫌われ者・暴れ者のほうき星が、チュンセ童子とポウセ童子をだまして、お宮から旅に連れ出し、わざと海に振り落としてしまうおはなし。海の底で、「罪を犯して落ちてきたのだろう」とヒトデたちに責められますが、2人の童子はつつましく、海に落ちた運命を受け入れようとします。でもやはり海蛇や海の王様のはからいで、無事に空のお宮に戻ることができるのです。

    宮沢賢治の物語世界を、個性豊かな現代の画家たちが絵本にしていく「宮沢賢治の絵本シリーズ」第40弾。今作で平澤朋子さんは、童子たちの無垢な銀色のきらめきと、プライドの高い大カラスと大サソリや、ほうき星の素朴な悪意のこわさの対比を、思い切って描き出しています。

    読み聞かせの絵本としてはそれなりの長さですが、わが家の7歳の息子に読んで聞かせると、驚くほど集中して最後まで聞いていました。聖なるものと、不条理でまがまがしいもの、その両方の存在を、幼い子でも薄々感じるのかもしれません。チュンセ童子とポウセ童子の愛らしさか、子どもを引きつける不思議な魅力がある『双子の星』。賢治童話初期の傑作のひとつを、ぜひ一度手にとってみてください。

この書籍を作った人

平澤 朋子

平澤 朋子 (ひらさわともこ)

"1982年、東京に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとしてさまざまな媒体で活動。装画、挿画を手がけた主な児童書に、『トメック』『ハンナ』『緑の模様画』『ニルスが出会った物語』シリーズ(以上福音館書店)、『わたしのしゅうぜん横町』(ゴブリン書房)、『アギーの祈り』(偕成社)、『青矢号』(岩波少年文庫)、『赤い髪のミウ』『あしながおじさん』『クロックワークスリー』(以上講談社)、『きんいろのさかな・たち』(くもん出版)、『緑の精にまた会う日』(徳間書店)、『ならの木のみた夢』(アリス館)などがある。東京都在住。おはなしとあそびを届けるユニット「ピピオ」としても活動中。http://casa-pipio.jp/好きな事:映画を見る 散歩をする 旅行をする 辛いものを食べる"

動画でもおすすめ絵本を紹介しています

文:栗田奈緒子 編集:木村春子

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