「ミスターメン リトルミス」は、イギリスの国民的キャラクター。今では世界中の子どもたちの人気者なんだそうです。日本でも、ビビッドなカラーのこの愛らしいキャラクターたちをご存知の方も多いはず。彼らが絵本生まれだということをご存知でしたか?
このキャラクターは、1971年、イギリスでロジャー・ハーグリーブスさんによる絵本作品として誕生しました。今回は、誕生45周年を記念して、現在「ミスターメン リトルミス」の世界を引き継いで作品を作られている、ロジャーさんの息子、アダム・ハーグリーブスさんにお話を伺いました!
● 世界中で愛され続ける絵本作品
出版以来、15ヶ国語以上の言語に翻訳され、累計2億冊以上を販売しているシリーズ。イギリスらしいユーモアと優しさにあふれた物語は今も続いています。
●多彩なキャラクター
登場するたくさんのキャラクターたちは、人間の持つ様々な感情や性格を表しています。男の子のミスターと女の子のリトルミスを合わせると、現在なんと86キャラ!彼らの名前を覚えると、80以上の英単語を習得したことになります。
●誕生の背景と現在まで
シリーズ誕生のきっかけは、アダムさんが6歳のときのこと。当時、ロンドンの広告代理店でクリエイティブ・ディレクターを勤めていた父ロジャー・ハーグリーブスさんへ向けた、「コチョコチョってどんな形をしているの?」という息子からの質問でした。そこから「ミスターメン」の最初のキャラクターである「ミスター・ティックル」が誕生したのです。
ロジャーさんは、人の感情や性格を形にするというアイデアでキャラクターを次々と生み出し、絵本を完成させていきました。
81年に、女の子のキャラクターのシリーズ「リトルミス」が加わり、英国BBCでテレビアニメが放送され、一気に人気を集めていきます。その後、アメリカでは絵本とはまた違った面白さが人気となったオリジナルアニメ、「MR. MEN ショー」が製作され、日本でもカートゥーンネットワークで放送されました。
88年のロジャーさんの死後、息子のアダムさんが作品を引き継ぎ、偶然にも英国のウィリアム王子とキャサリン妃がご婚約された頃に発売され話題となったリトルミス・プリンセスや、ファッションブランドのステラ・マッカートニーを描いたリトルミス・ステラなど、今もなお新しいキャラクターや物語を描き続けています。
お城でそだった、心やさしい女の子、プリンセスちゃん。みんなの役にたちたいと、いろいろなはじめてにチャレンジしたけれど…。
子どもたちの目線に合わせたディスプレイに注目!
@ イギリスの郵便 ロイヤルメールの切手に!
A ロンドン・ヒースロー空港コラボ キャンペーン
ミスター・アドベンチャーは皆さんの旅がスムーズにいくように空港でお手伝いしています。見かけたらSay helloしてみましょう。
B ロンドン・パリの地下鉄キャンペーン
地下鉄で巡るロンドンの観光スポットを紹介する絵本が誕生したり、車内マナー向上の啓発ポスターに起用されるなど、公共の交通機関でも活躍中。
C イギリスの大人気ドラマ「DOCTOR WHO(ドクター フー)」が、MR.MENキャラクターに?!
※DOCTOR WHO・・・1963年に放送を開始した、BBC製作のSFテレビドラマのシリーズで世界最長のSFドラマとして知られる。「ドクター」と呼ばれる主人公が、時空を行き来して活躍するストーリー。
イギリスの2大アイコン「DOCTOR WHO」と「MR.MEN」の公式コラボ。
2017年4月、歴代ドクターの絵本(英語)が発売されるそうです。
●日本でのグッズ展開も見逃せません!
次のページから、アダムさんへのインタビュースタートです!