かけています
- 作:
- 市原 淳
- 出版社:
- 世界文化社
コックさんが鍋を火に「かけています」。その後タイマーを「かけています」。さらに……。毎月発売される新作絵本の中から、絵本ナビが自信をもっておすすめする「NEXTプラチナブック」。今回ご紹介するのは、『かけています』。日本語の奥深さとユーモアがぎゅっと詰まった「クスッとことばえほん」シリーズ第2弾、どんな内容なのでしょう?
NEXTプラチナブックとは…?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、レビュー数、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
そして、毎月発売される新作絵本の中からも、注目作品を選びたい! そんな方におすすめするのが「NEXTプラチナブック」です。3か月に一度選書会議を行い、「次のプラチナブック」として編集長の磯崎が自信を持って推薦する作品を「NEXTプラチナブックメダル」の目印をつけてご案内します。
あっちでもこっちでも、何をしているときも、一度にたくさん「かけている」コックさん。
ごはんにもスパゲッティにもオムライスにも。
玄関の鍵をかけて、外出するときも……!
日常で、こんなに「かける」ことなんてあったかしら。
声に出してみれば、思わずクスっと笑ってしまう【同音異義語×ナンセンス】絵本。「親子で読んでほしい絵本大賞」を受賞した前作『とっています』に続き、「クスッとことばえほん」待望のシリーズ2作目として登場したのが本作です。
作者は絵本作家としてだけでなく、広告やグッズのイラストレーションも大人気の市原淳さん。小物一つ一つまでこだわりを感じるセンスのいいキッチンを背景に、美味しそうな料理とユーモラスで愛嬌のあるキャラクターが生き生きと動き回り、言葉絵本だけではない本作の魅力にハマってしまう読者が急増中!
ぜんぶおんなじ「かけています」。
でも、何かがちがうよ「かけています」。
ぜひみなさんも、情熱を「かけて」読んでみてくださいね!
「かけています」を味わい尽くす
「かけています」の言葉を中心に、さまざまな場面が展開されていくこの絵本。同じ料理の工程の中でも、火にかけたり、時間をかけたり、調味料をかけたり、ラップをかけたり。時には、かけないように気を付けたり。コックさんの丁寧で熱心な仕事ぶりを通して、「かけています」の意味を味わい尽くすのです。料理って、仕事って、そして日本語って奥深くて面白い! 『とっています』『かけています』に続いて、次に市原さんがチョイスする言葉は何でしょうか? 続編が出るまで考えてみるのも楽しいですよね。
この書籍を作った人
愛知県出身 大阪芸術大学デザイン学科卒業 横浜在住 絵本の他にグッズ、書籍、広告のイラストレーションも制作。 2009年 オリジナルキャラクター「Poppets Town」がカナダのDECODE社よりアニメ化され、日本のディズニーチャンネルをはじめ世界約100カ国のテレビで放送される。 2016年 アートイベント「ひつじのショーンin渋谷」に参加。 2020年 えほんミュージアム清里で展覧会を開催。
磯崎 園子(いそざき そのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)がある。