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2026年4月 新刊&おすすめ絵本

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絵本紹介

2026.04.27

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母の日に贈りたい、お母さん大好き!絵本(2026年4月 新刊&おすすめ絵本)

目次

毎朝誰よりも早く起きて、朝ごはんやお弁当づくり。やっと子どもを送り出したら、息つく暇なく家事に仕事に。気がつけば夕方、お迎えや習い事の送迎、夕飯をつくってお風呂に入れたら、もう一日の終わり。子どもが眠ったらようやく自分の時間!と思っていたのに。うっかり寝落ちで、あぁ朝だ……子育て真っ盛りのママたちは、こんな目まぐるしい日々の連続。なのにわが子やパパときたら、人の苦労も知らないで呑気なもの。たまにはね、労いや感謝の一言でもかけてほしいものですよね。

いつもお疲れ様です。そして、ありがとうございます。
毎日がんばるママたちへ。母の日、絵本ナビからは絵本を贈ります。
初めてわが子に出会った日のこと。あなたに贈ったその名前を呼んでみた瞬間。大騒ぎするあなたを前に「5分でいいから一人にして!」と離れたくなったこと。繋いだ小さな手から伝わる、確かなぬくもり。

忙しくて、大変で、振り回される毎日。でも、あなたのためなら体が動く。頑張れちゃう。
ちょっとお疲れモードのときにも効く、「お母さん大好き!」絵本。母の日といわず、日々のそばに置いてみてください。

お母さんにも、私みたいに子どものときがあったの?私も大きくなったら……お母さんへの憧れがふくらむ五味太郎さんの絵本『おかあさん』

  • おかあさん

    出版社からの内容紹介

    “おかあさんって、ずっと前はどんなだったの?”子どもは、こんな疑問を持つもの。そんな時、この絵本を開いて下さい。これで、もっとお子さんは“おかあさん大好き”になりそうです。

この書籍を作った人

五味 太郎

五味 太郎

1945年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。絵本作家。子どもから大人まで幅広いファンを持ち、その著作は450冊を超える。世界中で翻訳出版されている絵本も数多い。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』(以上文化出版局刊)でサンケイ児童出版文化賞受賞のほか、ボローニャ国際絵本原画展等、受賞多数。『みんなうんち』(福音館書店刊)、『きいろいのはちょうちょ』(偕成社刊)、『さる・るるる』(絵本館刊)などの作品がある。

ゾウさん、ネズミさん、ブタさん、ぼくだって、お母さんのおっぱいを飲んで大きくなった。『おっぱい 新装改訂版』宮越達也さんのロングセラー絵本新装版

  • 新装改訂版 おっぱい

    みどころ

    「おっぱい だれの おっぱいかな?」……体の割に小さなゾウさんのおっぱい、子どもがいっぱいのネズミさんやブタさんの、たくさんのおっぱい……。いろんなあかちゃん、いろんなおっぱい。みんなおっぱいを飲んで大きくなります。

    そうそう、ぼくだって……。やわらかくてあったかいお母さんのおっぱいは、ぼくが飲んで大きくなった、ぼくの大好きなおっぱいだけど……。
    弟が生まれて、おっぱいをとられたお兄ちゃんの複雑な心。もうお兄ちゃんだから、「ぼくの!」と大声では言えないけど、でもやっぱり好きな気持ちが伝わってきます。

    1990年に刊行された、絵本作家・宮西達也さんの代表作の1つ『おっぱい』がリニューアル。読み聞かせのとき子どもたちがおっぱいの絵を触りたがるので、ページがぼろぼろになってしまうというエピソードも聞かれたモニュメント的作品です。絵が全面的にくっきりと描き直され、「だれのおっぱいかな?」という語りかけや「パオー」「チューチュー」といった動物の鳴き声が加わり、よりテンポよくめくれる絵本になっています。

    今まさにおっぱい中のわが子にも、卒乳したお兄ちゃんお姉ちゃんにも、「大きくなったね」の気持ちを込めて読んであげたい絵本。下の子が生まれて頑張っているお子さんには、やさしく抱っこして触れ合いながら、ぜひ読んでみてくださいね。

この書籍を作った人

みやにし たつや

みやにし たつや

1956年静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。「きょうはなんてうんがいいんだろう」(鈴木出版刊)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。「パパはウルトラセブン」(学研刊)などでけんぶち絵本の里大賞を受賞。「おとうさんはウルトラマン」(学研刊)などの作品がある。

お手伝い、練習、おそうじ、みんなで力を合わせたり。何が好きかな?何をされると嬉しいかな?誰かを思い、思われる優しさが溢れる『きっと いいこと まってるよ』

  • きっと いいこと まってるよ

    みどころ

    果物ひとりでゴシゴシ。ちゃんと洗ってきれいになったら、そのあとはきっといいことまってるよ。

    フルート、いっぱい練習しているね。何度もくりかえしたら、きっといいことまってるよ。どんなことかな?

    たとえば……大好きなおかあさんが喜んでくれたり、誰かのにこにこ笑顔が見られたり。おそうじ、おてつだい、みんなで力を合わせて遊んだり、好きなものを描いてみるのも楽しいよね。

    もし、さみしい気持ちになった時には、なにをされると嬉しいかな。

    ページをめくると登場するのは、柔らかいタッチで描かれた、愛くるしい表情の動物たち。こちらをじっと見つめる瞳を見ながら「なにが好きかな?」「どんなことで喜ぶのかな?」「どんな時が楽しいのかな?」と想像してみれば、優しい気持ちがあふれてきて、心もあたたかくなってくるのです。

    『もうじきたべられるぼく』で大きな話題となった絵本作家はせがわゆうじさんによる、“きみのまわりにはみんながいるよ”がギュッと詰まった絵本。だれかを思い、だれかに思われる。こんな世界が続きますように……。

この書籍を作った人

はせがわ ゆうじ

はせがわ ゆうじ

1958年名古屋生まれ。名古屋芸術大学を卒業しデザイン事務所につとめる傍らイラストレーターを志し独立。1986年「詩とメルヘン」(サンリオ)の第6回イラストコンクール優秀作品賞受賞。作品に『じてんしゃ倶楽部』『ゆうやけ探検隊』『ベンジャミンの空』(いずれもサンリオ)、『こころの森』(ウォーカーズカンパニー)など。一連のユーモアのあるイラストで注目を集めるイラストレーター。

これから会えるあなたには、どんな響きが似合うだろう。わが子の誕生まで、その名前に思いを巡らす日々を優しく詩情豊かに紡ぐ『あなたのなまえを』

  • あなたのなまえを

    出版社からの内容紹介

    おさんぽしながら かんがえた。
    あなたの なまえを かんがえた。
    これから あえる あなたには
    どんな ひびきが にあうだろう。

    わが子が生まれるまでの、名前に思いを巡らす毎日。
    それは子の幸せを願う、
    祈りの日々でした。

    優しいイラストと言葉で紡いだ詩情あふれる絵本。

この書籍を作った人

大塚 健太

大塚 健太

埼玉県出身。絵本や紙芝居のおはなしのほかに、 脚本なども執筆している。絵本作品に「いちにちパンダ」 「よるだけパンダ」「カピバラせんせいのバスえんそく」(以上小学館)、 「おにゃけ」「でんにゃ」「虫にんじゃ」(以上パイインターナショナル)、 「フンころがさず」(角川書店)など。

この書籍を作った人

ももろ

ももろ

神奈川在住イラストレーター。書籍の挿絵のほか、雑貨やぬいぐるみデザイン、広告も手がけるなど幅広い分野で活動中。オリジナル雑貨Bitte Mitte展開中。

やんちゃ盛りの3匹の子ゾウに「5分だけゆっくりさせてね」と湯船に浸かったけれど……家族あるあるに共感!イギリスのロングセラー『5ふんだけちょうだい』

  • 5ふんだけちょうだい

    みどころ

    ぞうママがちょっと寝坊して起きてみたら、やんちゃ盛りの3匹の子どもたちはやりたい放題、部屋の中はもうこんなありさま。ため息しか出ません。ぞうママは、気づかれないようにそーっと大好きなティーセットとトーストとケーキをおぼんに乗せ、おふろにいこうすると……

    「あれ〜、ママどこへいくの?」
    「いっしょにいってもいい?」

    おねえちゃんのラウラにすぐに見つかってしまいましたが、ぞうママの意思はかたいのです。

    「だーめーよ!」

    ひとりになったぞうママは、静かな部屋でおふろにゆったりつかり、いい香りのお茶を飲み、思わず目をとじます。

    「あ〜、なんて平和な時間でしょう」

    ところが、子どもたちが次々にやってきて……。

    たまにはひとりになりたいと思うママと、ママと一緒にいたい子どもたちによる大騒動!? いえいえ、これは日常の風景でよくみる可愛い光景ですよね。だって子どもたちはママが大好きで、ママはいつだってのんびりする時間を夢見ているのですから。読み終えれば、子どもも大人も、口をそろえて言ってしまうはず。

    「これって、うちのこと?」

    家族のあるあるが詰まったこのお話は、時代を超えて愛され続けているイギリスのロングセラー絵本です。

この書籍を作った人

木坂 涼

木坂 涼

埼玉県生まれ。詩人、絵本作家。詩集に『ひつじがいっぴき』(フレーベル館)、『五つのエラーをさがせ!』(大日本図書)。創作絵本に、『クリスマスべんとう』(教育画劇)、『なになになあに?』『はたらくんジャー』(フレーベル館)、『からだのなかでドゥンドゥンドゥン』(福音館書店)、『おっとっと』(講談社)。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうする ジョージ!』(BL出版)で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。『クマのパディントン』『ともだちからともだちへ』(理論社)、『ヨセフのだいじなコート』(フレーベル館)、『ピッツァぼうや』(らんか社)、『どんないえにすみたい?』(好学社)、『おなじそらのしたで』(ひさかたチャイルド)、『クレヨンからのおねがい!』(ほるぷ出版)他多数。

お鼻で握手、おちちを競い合うように飲み、ペロペロされて首をすくめて。まどみちおさんが切り取る動物親子の愛情あふれるひとコマ『ママ だいすき』

  • ママだいすき

    みどころ

    大きなからだ、色鮮やかで美しい姿、かっこいいしぐさに、優しい眼差し……。みんなが憧れるママはどんなママなのでしょう。

    ママのおちちをチュウチュウしている、こぶたたち。
    ペロペロなめられるのが嬉しそうな、こねこたち。
    大きな顔したかばのママと、にらめっこ。
    お話もにょもにょしているのは……うさぎの親子。

    小さな子どもたち、みんなとっても嬉しそう。
    わたしとおんなじ気持ちなのかな。

    次々に登場するのは、優しくも印象的な色合いで描かれた動物の親子たち。その素朴で柔らかな表情から、それぞれの「ママと子どもたちの幸せな時間」の空気が伝わってきます。そして、添えられているのは、まどみちおさんの一言。

    「あ、ママだ」「おにょ むにょ」「だっこ だいすき」

    短くも愛おしい言葉たちは、読めば不思議とその時間をとてもリアルで身近なものにしてくれるのです。大好きなママの声を通して、その愛情を赤ちゃんの心にたっぷり届けてあげてくださいね。

この書籍を作った人

まど・みちお
周南市美術博物館提供

まど・みちお

1909年山口県に生まれる。詩人。25歳ごろから創作をはじめ、北原白秋に詩・童謡を学ぶ。戦後約10年間幼児雑誌の編集に携わったあと、詩作に専念。代表作に「ぞうさん」「おさるがふねをかきました」「やぎさん ゆうびん」「一ねんせいになったら」など多数。著書・『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)、『まめつぶうた』『しゃっくりうた』『まど・みちお全詩集』『うめぼしリモコン』『ぞうのミミカキ』(理論書)『それから……』(童話屋)など多数。1994年、日本人初の「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞。

この書籍を作った人

ましま せつこ

ましま せつこ

1937年、山形県鶴岡市に生まれる。女子美術大学図案科卒業。広告デザインの仕事にたずさわった後、子どもの本の世界に入る。日本の伝統的な色彩や形の美しさと、現代的なセンスが調和した優しい画風で、ファンが多い。主な絵本に『ママ だいすき』(まど・みちお文)『とと けっこう よがあけた』(こばやし えみこ案)『あがりめさがりめ』(いずれもこぐま社)など多数。

「家出をしようかな」と言ううさぎのぼうやに、ママは「追いかけていかなくちゃ!」マーガレット・ワイズ・ブラウンの傑作『ぼくつかまらないもん!』

  • ぼくつかまらないもん!

    みどころ

    ある日、うさぎのぼうやは言います。
    「ぼく、いえでしようかな」
    おかあさんうさぎは言います。
    「あら、たいへん。おまえは わたしの だいじな ぼうやだもの。
     おいかけていかなくちゃ」

    さて、ここからぼうやとおかあさんの攻防戦が始まります。
    ぼうやがお魚になると言えば、おかあさんは漁師になって捕りにいくと言い、
    小鳥になって頭の上を飛んでいくと言えば、止まりたくなるような木になると言います。
    では、ヨットになると言えば?
    サーカスのテントに逃げ込むと言えば?
    人間の男の子になって、家に飛び込むと言えば?

    おかあさんの答えは・・・素敵!!
    こんな答えが待っていたら、やんちゃなぼうやだってとろけちゃう。
    いえいえ、わかってて逃げ出したのかもしれないね。
    いくらおかあさんが大好きだって、一人でどこかへ行きたくなるもの。
    想像の世界で、ぼうやはどこまでだって遠くへ行くことができます。

    わが子を見守る母親の愛情を、強く感じるこの物語。
    どこかで聞き覚えがある方もいるでしょう。
    そう。マーガレット・ワイズ・ブラウンの傑作、1942年32歳の時の作品です。
    なかがわちひろさんの訳、長野ヒデ子さんの絵で新しく生まれ変わったのです!
    雰囲気はがらりと変わり、親しみやすくなりました。
    それでも、伝わってくる温かさはそのままです。

    七変化するぼうやとおかあさんの姿の可笑しいこと、可愛らしいこと。
    親子で何度でも、そのやりとりを楽しんでくださいね。

この書籍を作った人

マーガレット・ワイズ・ブラウン

マーガレット・ワイズ・ブラウン

1910年アメリカ ニューヨーク州生まれ。こどもの本の編集者を経て、絵本作家になる。「おやすみなさいおつきさま」(評論社刊)、「たいせつなこと」(フレーベル館刊)、「おやすみなさいのほん」(福音館書店刊)などの作品がある。1952年没。

この書籍を作った人

なかがわ ちひろ

なかがわ ちひろ

1958年生まれ。東京藝術大学卒業。子どもの本を中心に翻訳家として活躍するとともに作家・画家として絵本や童話作品を数多く手がけている。『どうぶつがすき』(あすなろ書房)で日本絵本賞翻訳絵本賞、『天使のかいかた』(理論社)で日本絵本賞読者賞、『かりんちゃんと十五人のおひなさま』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞。翻訳作品に『ふしぎをのせたアリエル号』(徳間書店)『ちいさなあなたへ』(主婦の友社)『せかいでいちばんつよい国』(光村教育図書)など、絵本や童話に『のはらひめ』(徳間書店)『めいちゃんの500円玉』『ハンカチともだち』(ともにアリス館)『すてきなひとりぼっち』(のら書店)「おたすけこびと」シリーズ(徳間書店)「プリンちゃん」シリーズ(理論社)「まほろ姫」シリーズ(偕成社)など。そのほかに『おえかきウォッチング 子どもの絵を10倍たのしむ方法』(理論社)、カモを育てた体験をもとにした『カモのきょうだい クリとゴマ』(アリス館)がある。

この書籍を作った人

長野 ヒデ子

長野 ヒデ子

絵本作家。絵本に紙芝居、イラストレーションやエッセイなど手掛ける。この度、絵本『ナガノさん まっちゃアイスの巻』(アリス館)のモデルになる。
代表的な作品に『とうさんかあさん』(石風社・日本絵本賞文部大臣賞受賞)、『おかあさんがおかあさんになった日』(童心社・産経児童出版文化賞受賞)、『せとうちたいこさん デパートいきタイ』(童心社・日本絵本賞受賞)。
絵本に『まんまんぱっ!』『おつきさまひとつずつ』(共に童心社)、『てんごく』(のら書店)、『ひらがなにっき』(解放出版社)など。
紙芝居に「ころころじゃっぽーん」「くわず女房」「おすわりやすいすどっせ!」(以上童心社)など多数。
エッセイに『絵本のまにまに』『演じてみようつくってみよう紙芝居』『かこさとしの手作り紙芝居と私』(以上石風社)など。児童文化功労賞、久留島武彦文化賞など受賞・紙芝居文化推進協議会会長を長年務める。

冬のある日、やって来た小さいあなたとその手。手遊びしたり、庭の野菜をもいだり、一緒に歩いたり……手で紡がれる親子の物語『その手がおぼえてる』

  • その手がおぼえてる

    みどころ

    子どもは仲良しのお友だちと手をつなぐのが大好き。
    大人だって、大好きな人と手をつなぐと、なんだってできそう、どこへだって行けそうな、無敵な気持ちになりませんか?
    本書は、お母さんと子どもが重ねていく時間と記憶を、手を通して描く物語です。

    大きなおなかをそっとなでるお母さんの手は、優しい。
    この世界は素敵なところだよ。
    あなたに会えるのが、とっても楽しみだよ。
    きっと、そんなことを思いながら。

    あなたが産まれたとき、お母さんの手はその小さな体を愛おしそうに包みこむ。
    ふらふらしながら、ようやく立っちしたとき、あんよしたとき。
    あなたの「初めて」を誇らしげにささえてくれたのは、お母さんの手。

    暗い夜の階段をのぼるとき、怖がるあなたの小さな手を、温かな手がしっかりと握ってくれた。
    スキップして走って転んで、泣きべそをかいたときには、お母さんの手があなたを抱き上げて、テキパキとよごれた手を洗ってくれた。

    パンパンパン!手のひらをあわせて音を鳴らし、笑顔を見合わせた手遊び。
    一緒に土をさわり、野菜をもいだ庭仕事。
    並んで立ち、一緒においしいものを作りだしたキッチン。
    手のひらから小鳥にえさをあげた、雪の日。

    当たり前のように手をつないで、並んで歩いていた親子だけれど、子どもの成長につれて、いつしかお母さんは小さな背中を見送ることが多くなっていく――。

    温かくて柔らかい本書の絵を眺めていると、自分の中に確かにある愛された記憶と感触に、心が満たされるような気がします。
    自分がもらってきたたくさんの愛を、今度は子どもにバトンタッチしていく――。人間がずっとつづけてきたことの素晴らしさと尊さ、そしてかぎりない愛が、本書からきらきらと溢れ出ています。

    最後のページを開いてみてください。
    献辞の下にある、翻訳者の落合恵子さんの温かく真摯なメッセージが胸をうちます。
    大切な人と一緒に読めば、忘れがたい思い出のひとつになること間違いなしの一冊です。

この書籍を作った人

落合 恵子

落合 恵子

作家。執筆と並行して、東京と大阪で、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主宰。おもな著書に『人生案内 自分を育てる悩み方』(岩波新書)、『母に歌う子守唄わたしの介護日誌』(朝日新聞社)、『絵本屋の日曜日』(岩波書店)など。翻訳書に『海からの贈りもの』(アン・モロウ・リンドバーグ/著 立風書房)など。

お母さんのお誕生日、野原に花摘みに出かけたさっちゃん。手やエプロンについた朝ごはんの匂いにつられ動物たちがやって来て……『ふんふんなんだかいいにおい』

  • ふんふんなんだかいいにおい

    出版社からの内容紹介

    今日はお母さんの誕生日。
    さっちゃんは野原に花をつみに出かけました。大急ぎで朝ご飯を食べたから、手はジャムでベタベタ、
    口もエプロンも朝ご飯の匂いがぷんぷん。それをかぎつけて動物たちがやってきて…。

この書籍を作った人

西巻 茅子

西巻 茅子

1939年、東京に生まれる。東京芸術大学工芸科卒業。学生時代からリトグラフ、エッチングを手がけ、日本版画家協会展新人賞、同奨励賞受賞。絵本の読者である幼い子どもたちの絵を見る目、絵を描く力の確かさに敬意を払い、尊敬を込めて絵本を描き続けている。代表作『わたしのワンピース』は、親子二代にわたるファンも多く、男女を問わず子どもたちに愛されている。『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし文/金の星社)で第18回産経児童出版文化賞受賞。『えのすきなねこさん』(童心社)で、第18回講談社出版文化賞絵本賞受賞。その他作品多数。

紹介動画公開中

文/竹原雅子 編集/木村春子

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