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しばわんこの和の行事えほん

しばわんこの和の行事えほん(白泉社)

お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

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新刊
トラといっしょに

トラといっしょに(徳間書店)

美しいイラストで描いた心に残る絵本

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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  絵本紹介  >  【連載】6月の注目の新刊&おすすめ絵本紹介 〜児童書&子ども向け実用書〜

連載

2021年6月の新刊&おすすめ絵本

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夏休みを目前に控えて、児童書が各出版社から続々と発売されました。物語の世界に入りこんで楽しめるもの、自分ができることや将来について考えさせられる偉人の伝記ものなど、お子さんの興味がある本を選んでみてください。

また、子どもの権利を守る観点から「性の知識」に関する絵本の新刊が増えています。紹介するのは、『アンパンマン』でおなじみの絵本作家・やなせたかしさんの『なぜなの ママ〜 -3歳からの性教育絵本-』。肌を見せる機会が増える夏だからこそ、家庭で取り組む良い機会になるかもしれません。

時を行き来するファンタジー『嵐の守り手(2) 試練のとき』

<嵐の守り手>とは、キャンドルに「天候」を閉じこめ、それを燃やすことで「時」を行き来できる能力を持った者。前作『嵐の守り手(1) 闇の目覚め』では、<嵐の守り手>のひとりである祖父が住むアランモア島へ渡った、主人公の少年フィオンが、次代の守り手になるまでのおはなしが描かれました。続編の『嵐の守り手(2) 試練のとき』では、<嵐の守り手>になったフィオンの力が試される事件が起こります。

”キャンドルに天候を閉じこめる”、”時を行き来できる”といったファンタジックな設定や物語が大好きな子に、おすすめです。

 

  • 嵐の守り手(2) 試練のとき

    出版社からの内容紹介

    キャンドルに「天候」を閉じこめ、それを燃やすことで過去と現在を行き来する能力を持つ<嵐の守り手>。彼らは代々、アイルランドのアランモア島地下に眠る闇の勢力を抑える役目を果たしてきた。だが、<嵐の守り手>の後継者となった少年フィオンには、なかなか自分の魔法が使いこなせなかった。続々と島にやってくる闇の女王の手下たちに対抗するには、伝説の巻き貝の力を借りなければならない。それは一体どこにあるのか? フィオンの力が試される第2巻。

世界初の女性写真家アンナ・アトキンスの伝記絵本『青のなかの青』

19世紀イギリスの植物学者であり、世界初の女性写真家として知られるアンナ・アトキンスの人生を、彼女がのこしたサイアノタイプ(青写真)と、青をイメージした美しいイラストとともに紡いだ、伝記絵本が登場しました。

女性が満足に教育を受ける機会がほとんどなかった時代に、アンナがどうやって道を見つけ、切り拓いていったのか。その道を追いながら、自分自身の進む道について考えさせられます。

絵本ナビNEXTプラチナブック推薦作品。

  • 青のなかの青

    みどころ

    空の色は、青のなかでも、とびきりの青。
    海の色は、青のなかでも、とくべつの青。

    小さなアンナは、分厚い本を片手に虫を集める父のそばで、両腕にたくさんの野の花を抱きしめる。海辺で拾い集めた海藻を並べ、父に学名を教わりながら、記録ノートをつけていく。彼女は、宝探しの名人で、芸術家で、しかも科学者だった!

    「世界で最初の女性写真家」として知られている、19世紀のイギリスの植物学者アンナ・アトキンス。彼女が残したのは「青のなかの青」……日光を利用した、サイアノタイプという美しい青の写真。殆どの女性が科学教育を受けられなかったという当時の社会で、アンナがどのように自分の世界を切り開いていったのか。どうやって、この美しく科学的な写真集を残していったのか。

    この絵本では、科学者である父の深い愛情のもとで過ごす、子ども時代のアンナを丁寧に描き出すことで、一人の慎ましくも研究熱心な学者の人生をうつしだします。色々なものを集め、名前を調べ、観察をし、整理していく。この一連の作業が楽しくてたまらないアンナ。同じ環境にいなくとも、同じ職業を目指さなくとも、夢中になることの素晴らしさが存分に伝わってくるのです。

    鉛筆、水彩、写真、そしてサイアノタイプを織り交ぜながら描かれているのは、彼女の見ている「青の世界」。時間をかけ、じっくりと向き合いたくなる1冊です。

この書籍を作った人

フィオナ・ロビンソン

フィオナ・ロビンソン (Fiona Robinson)

イギリス生まれの絵本作家。ニューヨーク在住。おもな作品にWhale Shines、What Animals Really Like、『世界でさいしょのプログラマー』(評論社)などがある。作品にあわせて、さまざまなことなる素材を絵づくりに取り入れるのが特徴。数々の絵本を発表し、高い評価を得ている。

この書籍を作った人

せな あいこ

せな あいこ (セナ アイコ)

東京生まれ。同志社大学卒業。主な翻訳絵本に『しりたがりやの ふくろうぼうや』『ケーキがやけたら、ね』『ババールの美術館』『おねがい パンダさん』『女王さまのぼうし』『あたし、うそついちゃった』『たった ひとつの ドングリが―すべての いのちを つなぐ』『まほうの さんぽみち』『この まちの どこかに』「あおい ちきゅうの いちにち」シリーズ(すべて評論社)などがある。

「ネズミの冒険」シリーズ第4弾『アインシュタイン 時をかけるネズミの大冒険』

楽しみにしていた「チーズフェア」の開催日を間違えて、開催日の翌日に会場にやってきたネズミ。諦めきれないネズミは、なんと「時間をさかのぼる方法」を探します。そこで登場するのは、20世紀最高の物理学者、アルベルト・アインシュタイン。

いったいどんな方法で時を遡ることができるのかを、たとえ話や図解で丁寧にわかりやすく解説しているのが、本書のみどころ。果たしてネズミは、おいしいをチーズを食べられるでしょうか?

  • アインシュタイン 時をかけるネズミの大冒険

    みどころ

    時間ってなんだろう? 未来や過去って、どこにある?
    ちいさなネズミのちいさな疑問は、ひとつの失敗からはじまりました。それは、心から待ち望んでいた、チーズの祭典「チーズフェア」でのこと。小ネズミはその日付をまちがえて、一日遅れていってしまったのです。あんなにも楽しみにしていたのに、着いたときにはチーズはどこにもない。悔やんでも悔やみきれない小ネズミは、そこでおどろくべき夢を抱くのです。

    時間をもどして過去にさかのぼり、チーズフェアにいくこと!

    ありとあらゆる時計の針を逆回転に回してみたり、時計塔の時計に細工をして止めてみたり。それでも、時間はさかのぼるどころか、止まることさえありません。実験と失敗をくり返す小ネズミは、やがて時間の歴史とその性質について学びはじめ、とある人間の存在を知ります。時間について、世界がひっくり返るようなことを思いついたという、その人物。彼の名は、アルベルト・アインシュタイン──

    史実とファンタジーの混じる「ネズミの冒険」シリーズ、4作目! 空、宇宙、海底と、様々な場所を冒険してきた、ちいさなネズミたち。こんどのネズミが旅することになるのは、なんと過去の世界! チーズフェアにいくという目的のためにタイムマシンづくりに挑戦する小ネズミですが、それが思わぬ事態を引き起こし、歴史的な出会いをもたらすことに……!

    二転三転するストーリーや意外な展開で、映画を一本観たような冒険が味わえるのが、本シリーズのみどころ。本作でもその魅力は健在です。冒険はボリュームたっぷりでページ数も多い本作ですが、文字がなく、イラストだけでその背景を想像させる演出が多く使われていることもあって、テキストの量はそこまで多いわけではありません。

    飛行家リンドバーグ、宇宙飛行士アームストロング、発明王エジソンと、各巻ごとに実在の偉人たちがテーマになっているのも本シリーズの特徴です。今作で紹介されるのは、20世紀最高の物理学者と名高い、かのアルベルト・アインシュタイン。

    アインシュタインといえば、「特殊相対性理論」や「E = mc^2」の数式で有名ですが、その功績を絵本にするには、いささかむずかしすぎるようにも思えます。ですが本書の巻末では、重力による空間の歪みや、時間が相対的であることを、具体的な思考実験を用いて、わかりやすく解説しています。

    実際、わたしは本作に記載された「エレベーターの例え話」を読んでみて、「光の速度はどんな観測者からも一定」であるということが、どうして「時間は相対的」であるということにつながるのかを、はじめて理解できました。なるほど、そういうことだったのか……。

    はたして小ネズミは、無事チーズフェアにいくことができるのでしょうか? そして、アインシュタインと小ネズミの出会いがもたらしたものとは? 小さなネズミが時空を超える、シリーズ最高の大冒険!

この書籍を作った人

トーベン・クールマン

トーベン・クールマン (Torben Kuhlmann)

1982年、ドイツ生まれ。イラストレーター、絵本作家。幼い頃から絵を描くことが好きで、おもしろいものを発明したり、機械や蒸気機関車、飛行機についてのさまざまな歴史に夢中になる。デビュー作『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』(ブロンズ新社)は、2014年の発売と同時に20の言語に翻訳された。

この書籍を作った人

金原 瑞人(編訳)

金原 瑞人(編訳) (カネハラ ミズヒト)

1954年、岡山県生まれ。翻訳家。法政大学社会学部教授。YAの分野を中心に精力的に海外文学の紹介を行ない、訳書は400点を超え る。エッセイ、書評などでも活躍。おもな訳書に、『豚の死なない日』(白水社)、『青空のむこう』(求龍堂)、『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店)、『国のない男』(NHK出版)など。インノチェンティ絵『ピノキオの冒険』『ガール・イン・レッド』(ともに西村書店)ほか、絵本の翻訳も 多数。

「ネズミの冒険」シリーズ

音楽に魅せられた少女の大正歌劇浪漫『はなの街オペラ』

伝統と革新が入り交じる独特の時代感を醸し出している大正時代を舞台に、ひとりの少女が歌の才能を見い出され、オペラにひかれていく物語。今も昔も、芸事で身を立てるのはかなり厳しい道のりが待っています。でも困難な状況の中でも、音楽の力を信じ、励まされながら進んで行く姿を、主人公はなを通して感じることができます。

コロナ禍においても、たくさんのアーティストやアイドルたちが、ファンに向けて歌声を届けてくれました。そんな風に、今の時代と照らし合わせて楽しむことができる旬の物語。中学生以上におすすめです。

  • はなの街オペラ

    出版社からの内容紹介

    ―人生いろいろなことがあるよね。でも、どんなときだってこういう瞬間があれば、救われるっていうもんだ―

     時は、大正時代。宇都宮で生まれたはなは、東京の井野家に奉公に出ることになる。井野家の主人、一郎の仕事は、夢の街・浅草でオペラを上演する歌劇団。なれない都会暮らし、なれない奉公に、はじめのうちはとまどうはなだったが、ひょんなことから、井野家の書生として音楽学校に通いながら、一郎の劇団を手伝う響之介に見いだされ、歌のレッスンをうけることになる。おさない頃から歌うことが好きだったはなは、響之介の指導や、浅草オペラとの出会いを経て、次第にオペラに関心をもつようになる。そんなあるとき、響之介が井野を裏切り、自分の劇団を立ち上げたという知らせが届いて……
     困難な状況にある人々が、逆境のなかでも、音楽の力を信じ、音楽に励まされながら、明日へ進んでいく物語。

様々な”つながり”について考えさせられる『バトン』

「バトン」という言葉でパッと思いつくのは、陸上競技のリレーで使われるバトンです。落とさないように注意しながら、選手の手から手へ渡され、ゴールへと運ばれていくバトン。でも、この物語に出てくる「バトン」には、どうやらゴールがないようです。なぜなら、圭、ハッサン、朝子の3人がおばあちゃんから受け取ったのは、おばあちゃんが亡くなった娘さんのために用意したひな人形だったからです。

いったいどうして、ひな人形を手渡されたんだろう?

3人はおばあちゃんの想いを一生懸命考えます。その答えは……?

  • バトン

    出版社からの内容紹介

    「新しい持ちぬしのところで生きつづけられる。りレーのバトンといつしょや。しかもそのりレーはエンドレスかもしれん。だれもがつぎつぎに、パス・ザ・バトンてとこやな」

    植物が好きな圭、イラン人のハッサン、兄と二人暮らしの朝子。三人に手渡された、おばあちゃんのひな人形にこめられた思いとは? 人、もの、自然とのつながりを考える多様性にあふれた物語。

日本初の性教育の絵本が復刊『なぜなの ママ? -3歳からの性教育絵本-』

お母さんのおっぱいと比べて、「なんで自分にはないんだろう?」と不思議そうに胸をなでる子どもの姿を見たことがあるという方、案外たくさんいらっしゃると思います。子どもと大人、女の人と男の人。小さい子どもにだって、それぞれの体のどんなところが違うのか、なんとなくわかっています。でもどうしてそんな違いがあるのかまでは、わかりません。

そんな子どもの素朴な疑問を、わかりやすい絵と一緒に丁寧に答えてくれる本書。『アンパンマン』でおなじみのやなせたかしさんの大らかな絵が糸口となり、家庭で「性」を学ぶきっかけを作ってくれました。家庭で取り組む「性教育」のお手本として、おすすめです。

  • なぜなの ママ? -3歳からの性教育絵本-

    出版社からの内容紹介

    日本で初めて出た「性教育の絵本」!!
    こどもたちに「自分がどうやって生まれてきたか」を正しく伝えるために!

    著者の北沢杏子は、日本の性教育の先駆者。1972年に出版されたこの絵本は、当時「事件」でした。性がまだタブー視されていた時代に、この絵本はマスメディアの格好の餌食になったのです。
    その後、1988年の再刊を経て、「性教育の重要性」が認識されはじめた現代に、長く忘れられていた名著が、新たな編集で復刊されます。

    やなせたかしが担当した絵では、裸のパパとママが手をつないでスキップしています。
    こどもたちは「おとうさんのおちんちんが、おおきいのはなぜだろう?」「おかあさんのおっぱいが、おおきいのはなぜだろう?」と考えます。
    こどもたちが誰でも不思議に思う答えが、この絵本にはあります。
    そして、どうやって自分たちがこの世に生まれてきたかがわかるのです。
    おおらかな、やなせたかしの絵も楽しさを引き立てます!!
    正しい性の知識を楽しく学べる一冊。ぜひ、ご家庭で楽しく正しい性教育を!

    ※本書は、1988年・アーニ出版刊『なぜなの ママ?』を再編集し、新装復刊するものです。
    ※2021年7月には同シリーズ絵本『なぜなの パパ?』も出版予定。

この書籍を作った人

やなせ たかし

やなせ たかし (やなせたかし)

1919年高知県生まれ。東京高等工芸学校図案科卒業。高知新聞記者、三越宣伝部のグラフィックデザイナーなどを経て独立。漫画家として活動する。1973年最初の絵本『アンパンマン』(フレーベル館)を刊行。『アンパンマン』は人気が高まりアニメ化され現在も子ども達に大人気キャラクターとして広く知られている。また同時期に雑誌「詩とメルヘン」(サンリオ)を創刊し、30年間編集長を務めた。主な作品に絵本『やさしいライオン』『チリンのすず』(フレーベル館)、作詞に『手のひらを太陽に』『それいけ!アンパンマン』など。90年、勲四等瑞宝章受賞。95年、日本漫画家協会文部大臣賞受賞。日本漫画家協会理事長。

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