本日9月3日より、喜久屋書店阿倍野店こども館ギャラリーにて、絵本『かわうそモグ』(小森香折/文 長谷川義史/絵)の原画展が始まりました。
長谷川さんが、かわうその兄弟をいきいきと描いています。
上のタイトルパネルは、お店の方が手書きしてくださいました!
モグとアオメはかわうその兄弟。
モグはやんちゃでお調子者の弟、ブルーの瞳をもつアオメはしっかりもののお兄さん。
この一画面からでも、二人の性格の違いが伝わってきますね。
アオメに「おまえにつかまるようなウナギはいない」と言われたモグは、ウナギをさがしに出かけます。
そのうち、人里近くまできてしまったモグ。
アオメには「絶体絶命でなきゃ、化けるな」と言われていたモグですが……。
化けるというと、タヌキやキツネが思いうかびますが、カワウソが化ける話も、日本各地に残されています。それくらい、昔の日本ではカワウソが身近な動物だったんでしょうね。
小森香折さんが書いたこの昔話風のお話の中では、モグがかわいい町娘に化けています。
ところが、うっかり正体がばれてしまい、あわやみそなべの材料に。
絶体絶命のモグ!
たすけて、アオメ!
……でも、もしかしたらアオメが自分をからかっているのかも?
でも、どうやらそれは、勘違いだったようで……。
ハラハラ、ドキドキ、スリリングなお話です。
原画展は9月26日まで。
ぜひ、モグとアオメに会いにきてくださいね!