絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。
絵本紹介
2021.11.30
2021年11月新刊&おすすめから、英語の絵本、図鑑、子ども向け実用書をピックアップして、みどころを紹介していきます。
小学校での英語教育が始まったことを受けて、英語の絵本が注目されています。
よく知っている日本のおはなしを英語に訳したもの、英語の絵本を日本語訳つきにしたもの、英語にひらがなで読み方がふられていて、そのまま読めば英語の発音に近い読み方ができるものなど、「まずは気軽にチャレンジしてもらおう」という、さまざまな工夫がこらされています。
英語自体は、食品パッケージやテレビ番組、お店や看板などあらゆる場所で目にしたり耳にしたりしますが、なぜか「お勉強」になると頭に入ってこないという場合もありますよね。英語に親しむ第1歩として、簡単で読みやすい英語の絵本から始めてみてはいかがでしょうか?
出版社からの内容紹介
ゆき深い森の中,ねむっている動物たち。
春の気配を感じて目をさまし,はなをくんくん,かけだします。
こどももおとなも春がまちどおしくなる絵本。
★英語絵本1冊に,英語・日本語の朗読CD1枚と日本語対訳ガイド付属
この書籍を作った人
アメリカ ボルティモア生まれ。ピーボディ芸術学院で絵と音楽を学び、その後、ニューヨークのパーソンスクール応用美術科を卒業。夫クロケット・ジョンソンとのコンビ作品も。1993年没。
この書籍を作った人
〈1915-2013年〉フランス・パリでスペイン人の両親のもとに生まれる。1935年に渡米し、1939年にエマ・G・スターン作の児童文学の挿絵でデビュー。以来、多くの作品で高い評価を得る。2013年7月、惜しまれながら97歳で亡くなる。
出版社からの内容紹介
近くの森にきいちごをつみにいって、つるくさに覆われた古い小屋を見つけたバムとケロ。修理がとくいななんでもやのソレちゃんといっしょに、もりのこやのおおそうじをはじめます。
大人気の絵本『バムとケロのもりのこや』を、カナダ在住の作者と、40年以上日本で暮らす翻訳者が、バムとケロの世界観を大切に、日本語のニュアンスにこだわってつくった英語版。自然な英語で物語を楽しむことが出来ます。
レビューより
我が家の娘、「バムとケロシリーズ」の絵本大好きです。とにくかくイラストが見応えあって楽しいようです。
小学生なので、英語版をと思い、「さむいあさ」と「おかいもの」の英語版を持っています。そして一番好きなお話「もりのこや」の英語版もついに出版されるということ! これは喜ぶだろうなー!!
(まゆみんみんさん)
この書籍を作った人
東京デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。パッケージデザインなどを経て、フリーに。絵本に『バムとケロのにちようび』、『バムとケロのそらのたび』、『バムとケロのさむいあさ』、『バムとケロのおかいもの』、『バムとケロのもりのこや』、『かばんうりのガラゴ』、『うちにかえったガラゴ』(以下文溪堂)、『かぞえておぼえるかずのえほん』(すずき出版)、『ぶーちゃんとおにいちゃん』(白泉社)がある。カナダ在住。
学習まんがの代表といえば、日本や世界の歴史や偉人の伝記もの。登場する人物になりきって読めるし、教科書には書かれていないおもしろい小ネタも描かれているしで、「お勉強」と意識せずに楽しんで読めるのが魅力です。特にクリスマスの時期には、ある程度冊数がまとまった「セット買い」がおすすめですよ!
出版社からの内容紹介
山川出版社が編集協力!イスラム史の本格版
イスラム世界の歴史を本格的に取り上げた初めての学習まんがです。しかも、歴史教科書で有名な山川出版社が編集協力。世界史の教科書でイスラム史を執筆している先生が監修していますので、その流れを意識したつくりになっています。学校の勉強や受験に十分に対応ができ、「併読することで、教科書や学習参考書がわかりやすくなる学習まんが」ともいえます。
全4巻からなる構成で、世界史教科書のイスラム史の核心部分がほぼすべて網羅されています。
また内容は高校生レベルでも、小学校高学年であれば理解できます。
【巻立】
別巻1 イスラム世界1 宗教共同体から帝国へ(7世紀〜12世紀)
別巻2 イスラム世界2 異教徒との対立(13世紀〜18世紀)
別巻3 オスマン帝国1 大国への道(13世紀〜16世紀)
別巻4 オスマン帝国2 ゆれる大国(17世紀〜20世紀)
【編集担当からのおすすめ情報】
このシリーズは歴史教科書の山川出版社の協力を得てつくられていますが、人間ドラマ化が図られているのも大きな特長です。歴史を「喜怒哀楽からくる人間ドラマ」ととらえて、まんがのシナリオを作成しました。小学校高学年の方でも、歴史好きなら高校生レベルの歴史の流れがしぜんと頭に入ってくるはずです。
2021年10月13日に、文部科学省が「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」を発表しました。その調査書によると、2020年度に全国の国公立私立小学校、中学校、高校から報告された児童生徒の自殺者が、調査開始以来最多の415人もいたそうです。さらにその原因を「コロナウイルス禍が子どもの心身をむしばんでいるとみられる」とし、「極めて憂慮すべき状況である」と言及しました。
心の問題や心の病気は、怪我と違って目に見えるものではないため、一緒に暮らしていたとしても、問題に気づきづらいものがあります。お子さんによっては、親に対して自分の心の内を話すのはハードルが高いと感じている場合も……。
子どもの実用書は、問題を抱えている子どもたちが、自分の力で心の問題を解きほぐしたり、周囲に助けを求めるヒントや糸口になったらという思いから作られています。まずは「こんな本があるんだな」ということを知っていただけたら。
出版社からの内容紹介
人が生きていくうえでの永遠かつ根源的なテーマ「生と死」を、
10名の著名人が、それぞれの職業的な立場と視点から、
思春期の子どもにわかりやすい言葉で説く指南書。
「生きる」「死ぬ」を考えるのはどんなときか?
子どもたちの胸に渦巻く漠然とした死生観を
想像しやすい形に整理する導入ページを経て、
本編で著名人たちの考え方にふれていきます。
ほかの人の考え方と自分の考え方をくらべながら、
「生とは?」「死とは?」に思いを巡らせ、
今を、そしてこれからをよく生きるためにヒントを探っていく1冊です。
出版社からの内容紹介
「どうして学校に行かなければならないの?」「得意なことをのばすのと苦手なことをなくすのはどちらがいいの?」「「どうしてお金の貸し借りはいけないの?」など、大人も答えにくい「答えのない問題」を考えます。小学生と池上彰さん、中川翔子さん、汐見稔幸さん、壇蜜さん、ティモンディ高岸さん、松岡修造さん、サンシャイン池崎さんなど著名人の考えを読みながら、自分自身で考えて周囲の人とディスカッションするきっかけ作りに最適です。答えられないこともひとつの答え。気楽に自由に、そして楽しみながら考えてみよう。考え方のヒント付。
みどころ
「しぬのは いやだな。しにたくないな。」
ふと浮かび、いつの間にか頭の中をいっぱいにしてしまうその言葉。死んでしまったら、どうなるの? 忘れられてしまうの? 小さくたって、誰にでも平等にやってくる、そんな不安。
けれど、この絵本の女の子は、その気持ちをうたってみたのです。
♪わたしは しなない おんなのこ〜
その歌を聞いていたのは、台所へやってきたねずみ。ねずみもまたその歌をうたいます。さらに、ねずみと出会った猫、ノミ、ウナギ、みんなが歌をうたい続け、いつまでもその歌は生き続けたのです。
そして、ある時耳を澄ませていたのは……。
子どもの頃、死んで、忘れ去られ、失われてゆくことが、怖くてしかたがなかったのだと、作者の小林エリカさんは巻末で語ります。そんな彼女が出会ったのが、アンネ・フランクの『アンネの日記』。そこに書かれていた言葉に感銘し、この絵本を描くきっかけにもなったのだと。
たとえ自分がいなくなったとしても。いつか誰かが、その声を見つけてくれるのかもしれない。女の子の力強い目が、まっすぐ伝えてくれているようです。
出版社からの内容紹介
日本一小さなドングリから世界一大きなドングリまで、各地で集めたドングリを一挙公開!きみの拾ったドングリと同じのはあるかな?
レビューより
一歳の娘が歩けるようになり、公園を散歩することが増えたので、(親が)落ちているどんぐりの種類が気になりこの本を手に取ってみました。が、想像以上に一歳の娘が食いついた! 驚きです。
大判のページいっぱいに小さなどんぐりがびっしりと描いてあって圧巻。食い入るように、一人でページをめくっては見つめています。
いつもなら自分でどんどんページをめくるのですが、お散歩した公園にあるのはこんなどんぐり、近所の山にあるのはこんなどんぐり、と読み聞かせるとじっくり見つめて聞いてくれますし、散歩で葉っぱやドングリを拾って見せてくれることが増えました。小さいながらも、本から学んでいるのかな、と思われほっこりしました。
内容は、
・どんぐりは同じ種類でもこんなに違うどんぐりがある
・種類の違うどんぐりはこんなに形が違う
・町には、雑木林には、公園には、こんな種類の落ち葉やドングリがある
といったものですが
とにかく細かく書かれたどんぐりがどのページにもびっしりあり、見ているだけで楽しくなります。
(はらぺこひつじさん)
出版社からの内容紹介
名作に登場する空にまつわる美しい日本語に北斎の絵や写真などが添えられた、
子どものことばの力を育てる新シリーズ!
監修は国語辞典のレジェンド、辞書編集一筋の神永曉氏。
清少納言の『枕草子』にも登場する「あけぼの」とは
どんな空の様子を表す言葉でしょうか。
「あけぼの」とは夜が明けようとするころのことを表しますが
ほかにも「あかつき」や「東雲」などという言い方もあります。
日がのぼる一瞬を表現するだけでも数えきれないほどの豊かな日本語の世界。
言葉を獲得することは表現する力を大きく育むことにつながります。
シリーズ第一作は、自然を見つめる心も養うことを願って「そら」に
まつわる「月」「雨」「雲」などの言葉を集めました。
そしてその言葉のイメージをさらに広げるビジュアル、
「雷鳴」には俵屋宗達の「風神雷神図屏風」を添えるなど
美しい絵画や写真とともに、わかりやすく紹介しております。