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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  絵本紹介  >  2021年12月 注目の新刊&おすすめ 〜小学生向けおはなし絵本〜

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2021年12月の新刊&おすすめ絵本

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ひとり読みを始めた子が無理なく楽しめる、笑いあり、涙ありの物語から、ちょっぴり考えさせられるおはなしまで、小学生向けの絵本6冊を集めました。

「ひとりで読むのは初挑戦!」という場合は、『かいけつゾロリ』や『ポケットモンスター』など、テレビアニメでもおなじみのキャラクターの絵本がおすすめ。知っているキャラクターなので、おはなしの世界にスムーズに入っていけるはずです。

「外見で人を判断することはできない」ことをテーマにした絵本『マイロのスケッチブック』最後の思いがけない展開に心が動かされる

  • マイロのスケッチブック

    みどころ

    毎月、最初の日曜日。マイロはおねえちゃんと二人で地下鉄に乗って出かけます。マイロは不安と緊張でいっぱい、同時にわくわくする気持ちも抱えながら、スケッチブックを広げます。まわりにいる人の生活を想像して絵を描くと、少し気が紛れるのです。

    隣にすわったひげの濃いおじさんは、古いアパートに帰るとお腹をすかせたねこたちが待っているだろう。髪の毛を真ん中でピシッと分け、ジャケットを着た男の子は、きっとお城に住んでいて、メイドが迎えてくれるのだろう。ウエディングドレスを着たあの女の人は……。

    やがてマイロはスケッチブックを閉じ、窓に映る自分の姿を見て思うのです。

    「ぼくの かおを みて、ひとは どんなことを そうぞうするのだろう?」

    きっとその想像は、自分が思っているものと違うかもしれない。人は見かけだけではわからないのだと、マイロは気づきます。電車が目的の駅に着くと、同じく緊張しているおねえちゃんとある場所へ向かいます。

    既刊『おばあちゃんとバスにのって』の作家・画家が再びペアを組んだこの作品。本文には詳しく描かれていないけれど、マイロとおねえちゃんが訪れたところは刑務所。思いもよらない展開やその心境は、想像を超えたところにあるかもしれません。けれど、どんな気持ちでいる時にでも、世界をしっかりと受け止め、大事なことを見逃さないマイロの姿に、私たち読者は心を打たれます。最後にマイロが見せてくれた、切実な想いを込めたその絵は……?

    出版社からの内容紹介


    毎月最初の日曜日、マイロはお姉ちゃんと地下鉄に乗って出かけます。いつも期待と不安で緊張してしまうので、気を紛らわすために、まわりの人の見た目からその人の生活を想像して、スケッチブックに絵を描きます。でも、その想像は正しいのかな?
    既刊『おばあちゃんとバスにのって』がアメリカではコールデコット賞オナー賞とニューベリー賞を獲得、日本では産経児童出版文化賞翻訳作品賞に輝いた作家、画家ペアによる第3弾です。原書「Milo Imagines the World」は発売後すぐにニューヨクタイムズベストセラーリストに登場。外見で人を判断することはできないことをテーマにした絵本であり、後半の思いがけない展開に、大人も子どももきっと心を動かされるでしょう。

この書籍を作った人

マット・デ・ラ・ペーニャ

マット・デ・ラ・ペーニャ (まっとでらぺーにゃ)

ニューヨーク在住の作家。創作執筆コースで後進の指導に当たっている。 『おばあちゃんと バスにのって』(鈴木出版)でニューベリー賞、コールデコット賞オナー賞受賞。ほかに『カルメラのねがい』(鈴木出版)、『Love すべては あなたの なかに』(評論社)、『だいすきなぼくのかぞく リメンバー・ミー』(小学館)などがある。

この書籍を作った人

クリスチャン・ロビンソン

クリスチャン・ロビンソン (くりすちゃんろびんそん)

1986年アメリカ、カリフォルニア生まれ。カリフォルニア芸術大学でアニメーションを学び、セサミワークショップやピクサースタジオなどで働いたのち絵本作家となる。おもな作品に『ガストン』(講談社)、『がっこうだってどきどきしてる』(WAVE出版)などがある。『おばあちゃんとバスにのって』(鈴木出版)がコールデコット賞オナーブックに選ばれる。カリフォルニア在住。「ぼくたちはみんな、どこかでつながっている。そのことを今の子どもたちに伝えたい」と語っている。

この書籍を作った人

石津 ちひろ

石津 ちひろ (いしづちひろ)

1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍中。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。訳書に『リサとガスパール』シリーズ(ブロンズ新社)他多数。

関連書籍

「翻訳絵本」シリーズ

なんとシリーズ70巻目に到達!『かいけつゾロリ きょうふのダンジョン』いたずらの王者を目指すゾロリの旅はまだまだ続く!?

  • かいけつゾロリ(70) きょうふのダンジョン

    出版社からの内容紹介

    いたずらの王者をめざしておとものイシシとノシシをつれて修行の旅をつづけるゾロリ。
    とつぜんあらわれたガマガエルのしゅうだんに、ぶきみなダンジョンへとじこめられてしまいました。そのさきにまちうけていたものから、ゾロリはたいへんなたのみごとをされてしまうのです……。

この書籍を作った人

原 ゆたか

原 ゆたか (はらゆたか)

1953年、熊本県生まれ。1974年、KFSコンテスト、講談社児童図書部門賞受賞。主な作品に、「かいけつゾロリ」シリーズ、「イシシとノシシのスッポコペッポコへんてこ話」シリーズ、「ほうれんそうマン」シリーズ(以上、ポプラ社)、「にんじゃざむらい ガムチョコバナナ」シリーズ(KADOKAWA)などがあり、子どもたちの人気を集めている。

「かいけつゾロリ」シリーズ

次々と巻き起こるおかしな事態に大笑いしつつも、「本当の賢さとは?」と最後に考えさせられる『がちょうのペチューニア』読み聞かせにもピッタリ

  • がちょうのペチューニア

    出版社からの内容紹介

    おっちょこちょいのペチューニアと、農場の動物たちがひきおこす、ゆかいなできごとを描いたクラシック絵本。 大人気のペチューニアシリーズが復刊されました。
    改訳・新版でお楽しみください。

    レビューより


    私は一目で絵が気に入りました。2歳の息子も「あひるだ!」と手に取りました(がちょうらしいですが……)。カラーと白黒のページが交互になっていますが、絵が伸びやかで綺麗です。

    ペチューニアは本を拾い、持っていれば賢いのだと勘違いするところから話は始まります。おかしいのは、そのペチューニアを誰もばかにせず、皆それを信じて頼るところです。最後にはペチューニアが実は全然賢くないことがばれてしまうのですが、それでも皆がペチューニアを責めないのは、素朴に信じていたからなのでしょう。確かにペチューニアはおばかさんですが、そのおばかさんを頼らざるを得ない他の動物たちも同じですよね。人間の社会にだってこんなことはつい最近まであったのではないでしょうか。

    最後にペチューニアが本を読まなければ意味がないことに気付く場面は微笑ましいですね。そのことを、さあ文字を覚えよう!とか、勉強しなくちゃ!みたいに押し付けがましく示しておらず、そうしたら、きっと楽しいことが待っているよ!という感じであっさり描いているところが気持ちよく読めるポイントだと思います。

    本(絵本)が大好きな息子はわくわくしながら展開を追っていましたが、最近「痛い」のが苦手な彼、馬の歯が痛むところや、花火で皆が怪我をするところが気になって仕方ないみたいでした。(さみはさみさん)

この書籍を作った人

ロジャー・デュボワザン

ロジャー・デュボワザン (ろじゃーでゅぼわざん)

1904年スイス ジュネーヴ生まれ。1925年、アメリカに渡る。息子のために絵本を作ったことがきっかけとなり、絵本作家・イラストレーターとして活躍。1980年没。主な作品に『ロバのロバちゃん』(偕成社)、『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版)、「ごきげんなライオン」シリーズ、「がちょうのペチューニア」シリーズなど多数。

この書籍を作った人

まつおか きょうこ

まつおか きょうこ (まつおかきょうこ)

神戸生まれ。公益財団法人東京子ども図書館理事長。大社玲子氏との仕事に「みしのたくかにと」(福音館書店)、「なぞなぞのすきな女の子」(学研)などがある。絵本、創作、翻訳作品などロングセラーの著書多数

「がちょうのペチューニア」シリーズ

卵を盗むガラガラヘビに勇敢に立ち向かうからすの夫婦! 果たしてヘビを撃退できるのか?『からすのカーさんへびたいじ』

  • からすのカーさんへびたいじ

    出版社からの内容紹介

    オールダス・ハクスリーの書いた唯一の子どもの本です。カラスの夫婦が、いつも卵を盗みにくる憎らしいガラガラへびを退治しようと、 作戦を練ります。最後には、へびが洗濯ロープになってしまう、ゆかいなおはなし絵本。

    レビューより


    娘いわく「爆笑やわ」。
    向こうでの本当の出版は何十年も前。なのに古臭さなど皆無の絵と話は、現代を生きる娘をも笑わせてくれました。

    子どもは素直にヘビの行く末に笑っていましたが、私は夫婦関係がおもしろかった。
    お母さん強いっ。そして勝手。ふとサザエさんを連想。
    子どもを守るお母さんは、今も昔も、国内外を問わず、と考えるとおもしろうございました。

    このお母さんに任せておいたら、家は安泰だわね。(てぃんくてぃんくさん)

この書籍を作った人

バーバラ・クーニー

バーバラ・クーニー (ばーばらくーにー)

1917年、ニューヨーク生まれ。『チャンティクリアときつね』(J・チョーサー文)と『にぐるまひいて』(D・ホール文/共にほるぷ出版)で2度コールデコット賞を受賞。『ルピナスさん』で全米図書賞を受賞。『どこへいってた?』(M・ワイズブラウン文/童話館出版)、『ピーターのとおいみち』(L・キングマン文/講談社)、『ちいさな曲芸師バーナビー』など作品は多数。2000年没。

この書籍を作った人

じんぐう てるお

じんぐう てるお (じんぐうてるお)

〈1932年-〉群馬県生まれ。青山学院大学名誉教授。児童文学評論、創作、翻訳など、幅広く活躍。おもな訳書に『アーサー・ランサム全集』(岩波書店)、評論に『世界児童文学案内』(理論社)、創作に『たけのこくん』(大日本図書)などがある。

「いつつごうさぎ」シリーズの人気絵本作家・まつおりかこさんが描くピカチュウのおはなし『ピカチュウと はじめてのともだち モンポケえほんシリーズ』

  • ピカチュウと はじめてのともだち モンポケえほんシリーズ

    出版社からの内容紹介

    どんな ともだち できるかな?

    ポケットモンスター公式ベビーブランド「モンポケ」から待望の初絵本が登場!

    小さな舟で旅をするピカチュウが見つけたのは、たくさんのポケモンたちが住む「もんぽけじま」。島の中を歩きまわる中で、ピカチュウはかけがえのないともだちと出会います。いったい、どんなともだちができるのでしょう?
    みんなで、もんぽけじまの世界を冒険しましょう!

    (c)Pokemon (c)Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
    ポケットモンスター、ポケモン、Pokemonは、任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

    【編集担当からのおすすめ情報】
    絵本を手がけたのは、「いつつごうさぎ」シリーズや『たからもののあなた』(すべて岩崎書店)で知られる絵本作家のまつおりかこさん。ご自身も大のポケモン好きということもあり、ポケモンたちを魅力たっぷりに描いていただきました。

    また、特設サイトでは著者インタビューやプレゼントキャンペーンなど、特別コンテンツを配信中!こちらもぜひお楽しみください。

この書籍を作った人

まつお りかこ

まつお りかこ (まつおりかこ)

1989年大分県生まれ。東京都育ち。女子美術大学版画コース卒業。見る人の気持ちをあたたかくする絵を描く。喜怒哀楽の表情が豊かな動物が特長。作品に『あめのひえんそく』(岩崎書店)、『おふろだいすき! しろくまきょうだい』(教育画劇)、『いっしょにあそぼう いない いない ばあ!』『ねんねのじかん ねてるこ だあれ?』(共に永岡書店)がある。

大好きなおじいちゃんとおはなしするためのきっかけの言葉『すきなものみっつ なあに』おじいちゃんと孫の心温まる物語

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