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絵本ナビホーム  >  スペシャルコンテンツ  >  インタビュー  >  『プルバックでゴー! あかいきしゃはどうぶつえんいき』しかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」 嵐田一平さんインタビュー

しかけ絵本専門店「メッゲンドルファー」オススメ、最新しかけ絵本をご紹介します。

───メッゲンドルファーさんには2012年にも一度、取材をさせていただきました。そのとき、オススメのしかけ絵本をご紹介いただいたのですが、今回、2016年イチオシのしかけ絵本を教えていただけますか?

そうですね。ロバート・サブダさんや『あかまるちゃん』のデビッド・A・カーターさんなど、4年前から変わらずに人気の作家さんは多いですが、今回は比較的新しいしかけ絵本の中から、オススメをご紹介したいと思います。一冊目は、『くるみ割り人形』(文: ロクサヌ・マリー・ギャイエ、絵: エレーヌ・ドゥルヴェール 訳: 清水 玲奈、出版社: 大日本絵画)です。

くるみ割り人形
文:ロクサヌ・マリー・ギャイエ
絵:エレーヌ・ドゥルヴェール
訳:清水 玲奈
出版社:大日本絵画

名作「くるみ割り人形」の6場面を切り絵で表現しています。三層になった奥行きのある絵はまるで、本物の舞台を見ている様。

───落ち着いた雰囲気の表紙がとても印象的な絵本ですね。ページをめくると、奥行きのある切り絵の世界が広がっていて、とても美しいです。

この絵本は2015年の冬に出版されたのですが、クリスマスシーズンが終わり、春が来て、夏になっても途切れずに売続けている絵本です。お子さんよりも大人の方が中心となって、買い求められている作品ですね。

───たしかに贈り物にピッタリですね。

描かれているのは、「くるみ割り人形」で代表的な6場面。このようにページを3層にして奥行きを出すしかけを「ぶたいしかけ」といいます。

───紙の質感もとても優しくて、いつまでも触っていたくなります。

2冊目は、『ベッシーのすてきなキャンディー』(訳:おおさくみちこ、出版社:WORLDLIBRARY)。これはオーストラリアのしかけ絵本なのですが、ポップアップが大胆で、迫力があります。チョウチョのベッシーと、彼女の持っているとっておきのキャンディーのおはなしなのですが、カラフルな花がたくさん飛び出してくるのもオススメです。

───想像していたよりもポップアップが大きくて、見ごたえ抜群ですね。日々、いろいろなしかけ絵本を見られていると思いますが、日本と海外のしかけ絵本の違いを感じられることはありますか?

そうですね。日本は繊細なしかけを使ったしかけ絵本が多いように感じます。例えば、最近人気を集めている「360°BOOK」。これが出版されたときは、衝撃を受けました。海外、特にアメリカのしかけ絵本作家さんは、いかに迫力のあるポップアップで読者に驚いてもらえるかを考えてしかけを作りますが、日本の作家さんはより繊細に、細かな作業で息をのむような美しい世界を表現しているように思いました。

───プレゼントとしてもそうですが、部屋のインテリアとして飾るのもいいですよね。ほかにもオススメの作品はありますか?

ちょっと趣向を変えたものをご紹介すると、『ポップアップ どんなにきみがすきだかあててごらん』(作: サム・マグブラットニィ、絵: アニタ・ジェラーム、訳: 小川 仁央、出版社: 評論社)です。

───オリジナルバージョンの『どんなにきみがすきだかあててごらん』でも、人気の作品ですね。

しかけ絵本ならではのしかけが随所に使われているので、おはなしを知っている方にも楽しんでいただけると思います。

───こんなに繊細なタッチの絵が、こんなに動きのあるしかけ絵本になるんですね。

あと、ご紹介していないタイプのしかけといえば、「メリーゴーランド」タイプのしかけ絵本。特に『ようせいのおしろのぶとうかい』(大日本絵画)に代表されるマギー・ベイトソンとルイーズ・コンフォートのシリーズは女の子に人気ですね。

───ページをめくると、4つの場面がぐるっと広がって、妖精が大好きなお子さんなら、たちまち絵本の世界に入り込んでしまいますね。本当にたくさんしかけ絵本が出版されているんですね。メッゲンドルファーさんに訪れると、しかけ絵本の新しい世界を垣間見ることができますね。お店にはどんなお客さんが多く訪れますか?

親子連れから、若い女性のグループ、お孫さんにプレゼントを買いに来た女性など幅広い年齢の方に足を運んでいただいています。場所柄、観光にいらした方や、海外の方も増えてきています。意外かもしれませんが、男性1人でいらっしゃる方も多いんですよ。

───そうなんですね。

京都や北海道など遠いところから、メッゲンドルファーを目指していらっしゃる方もいて、とてもありがたく思っています。

───これだけ、しかけ絵本が並んでいるお店はめったにないですものね。今日は「プルバックでゴー!」シリーズをはじめ、たくさんのしかけ絵本をご紹介いただき、ありがとうございました。最後に改めて、「プルバックでゴー!」シリーズのオススメポイントを教えていただけますでしょうか。

やはり、まだ字の読めない小さいお子さんをはじめ、幅広い年齢のお子さんが性別問わず楽しめるのが一番のオススメだと思います。日本で出版されている絵本の中でもプルバックのしかけ絵本はこのシリーズだけなので、ぜひ、ご家族皆さんで遊んでいただければと思います。プレゼントにもオススメです。

───ありがとうございました。

(取材協力)


鎌倉のしかけ絵本専門店メッゲンドルファー

〒248-0014
 鎌倉市由比ガ浜3-1-27
 TEL/FAX 0467-22-0675

メッゲンドルファーオリジナル商品『鎌倉 段葛 のぞきからくりえほん


今回、お話を伺った、嵐田一平さんが絵を担当した。メッゲンドルファーでしか購入できないしかけ絵本です。
鎌倉のお土産に、メッゲンドルファーにお立ち寄りの際にはぜひお求めください。

企画:嵐田晴代
作:嵐田一平
出版社: メッゲンドルファー
価格(本体): 2,800円
大きさ: 12.6cm×14.3cm×1.7cm
初版年月: 2015.8.12
ISBN: 9784990814205

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作品紹介

プルバックでゴー!あかいきしゃはどうぶつえんいき
文:フィオナ・ワット
絵:ジム・フィールド
訳:みずしま あさこ
出版社:大日本絵画
てんとうむしのおさんぽ プルバックでゴー!
作:フィオナ・ワット
絵:ベン・マントル
訳:みずしま あさこ
出版社:大日本絵画
ドライブにいこうよ プルバックでゴー!
文:フィオナ・ワット
絵:ステファノ・トグネッティ
訳:みずしま あさこ
出版社:大日本絵画
クリスマスイブのサンタさん プルバックでゴー!
文:フィオナ・ワット
絵:シモーナ・サンフィリッポ ジョン・ラッセル
訳:みずしま あさこ
出版社:大日本絵画
いそげ!へりこぷたー プルバックでゴー!
文:フィオナ・ワット
絵:ガブリエーレ・アントニー
訳:みずしま あさこ
出版社:大日本絵画
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