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─絵本は、もともとお好きですか。
そうですね、すごく好きです。最近、自分でも絵本の形のピクチャーブックを初めて描いたりもしました。ずっと好きなジャンルですね。
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─今回の「わたしのワンピース」の原作絵本はご存知でしたか。
はい、つい3〜4年前、大人になってから出合いました。さらにそのすぐ後に、友達が「読んで欲しい本があるよ」ということで偶然送ってくれて再会したりと、なんだかとても縁がある絵本なんです。
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─実際に読んでみた感想は。
初めて読んだときからすごく好きでした。もともとうさぎを飼っていたので、うさぎが主人公の物語にはとても目が行くんですよ。物語の展開も、すごく私が好きな感じのお話で。物語と絵がリンクしていて、ページをめくっていくのが楽しくなるんですよね。そういう魅力に溢れている、とても魅力的な作品です。
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─ファンタジックなタッチの絵本がお好みですか。
そうですね。小さいころから、自分の想像がふくらむようなものが好きなんです。絵本も、そういう世界に自分を連れて行ってくれるような作品がすごく好きですね。今回の作品も、そういう気持ちにさせてくれた作品ばかりでしたので、とても楽しかったです。
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─もともと知っていた絵本がアニメで動くのをご覧になって、感想はいかがでしたか。
やっぱり、飛び出してきた!という楽しさがすごくあります。今回は私自身、映像を作る側に回っていることもあって「最近の子供は、こういう形で絵本を見るのかぁ」っていう、不思議な感じを受けましたね(笑)。
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─今回のアニメの中で、見る人に注目して欲しいポイントは。
うさぎの微妙な表情がすごく可愛らしいんですよ。微妙に頭が動いていたり、目がパチパチしてたり、そういった細かいところにもいろいろな表情があるので、そんなところを自分なりの目線で探してもらえるといいと思いますね。動きがつくことで、絵本とは違う魅力があって、もうちょっとリアルな感じで見られると思うので、その辺を細かく見ていただけるといいですね。
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─絵本とはひと味違った楽しみという感じですね。
友達の子供を見ていても、やっぱり動く映像がすごく好きみたいなんですよね。いつもテレビにかじりついて、ビデオを見るのが好きな子も結構周りにいたので、きっとそういう子供たちも楽しめるような動きや色が表現されていると思います。
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─絵本のナレーションということで、気をつけた点はありますか。
やっているうちに、演じるというより、自分に向けて読むようなイメージになりましたね。私自身も大人になってから出合った本なので、この作品から大人も子供も、何かを感じ取ってもらえるといいな、と思って読みました。あまり大げさにせずに、等身大で、自分の頭の中で読んでいるのを音にしたような感じになったと思います。
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─この作品をご覧になる方にメッセージを。
まずはこの作品を見てもらって、そこからもっと想像を膨らませてもらえると嬉しいですね。
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