ぼくのニセモノをつくるには

ぼくのニセモノをつくるには

  • 絵本
作: ヨシタケシンスケ
出版社: ブロンズ新社

在庫あり

税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 2014年09月20日
ISBN: 9784893095916

257×205mm 32P 上製

この作品が含まれるシリーズ

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みどころ

宿題、お手伝い、部屋の掃除……。
やりたくないことがいっぱいの男の子は、とあるアイデアを思いつきます。

「お手伝いロボットを買って、そいつにぼくの代わりになってもらおう!」

ところがロボットは、ニセモノだとバレないためにあなたのことを教えてほしいと、しつこくしつこく質問してきます。

「『ぼくは○○』って感じで、いっこずついってみましょうか。」

ぼくは「できることとできないことがある」。
ぼくは「マシーンでもある」。
ぼくは「いろんな居場所がある」。
ぼくは「ひとりしかいない」。

「しかたなく考えてみたけれど、自分のことを話すのって、むずかしくてめんどくさい」

はたして男の子は、ロボットをりっぱな「ぼくのニセモノ」に育てることができるのでしょうか?

大ヒット作『りんごかもしれない』に続いて、ヨシタケシンスケさんが独特の視点で描く「考える絵本」!
こんどのテーマは「自分自身」。

どれだけ偉大な人間になるかよりも、どれだけ自分のことを好きかどうかが大切。
場所によって自分の役割は違うから、それぞれによって自分を使い分けている。
他人の目から見た自分はそれぞれにちがうから、自分のことを知っている人間の数だけ自分のイメージがある。

大人にもむずかしい、そんな「自分らしさ」という哲学を、とぼけたテイストでやさしく考えさせてくれます。

みどころは、主人公の男の子のかわいらしさ!
彼が、どんな友だちに囲まれ、どんな家族に育まれ、どんな未来を想像しているのか――。
シンプルながらとても感情豊かな、ヨシタケシンスケさんのそのかわいらしい絵も相まって、物語がすすむにつれて明らかになっていく男の子の個性が、とても愛おしく感じられます。

小学生から高校生、もちろんもっと大人まで、幅広くいろいろな年齢の人に読んでほしい、考えさせられることの多い作品。
もっと幼いころに出会っていたらと、惜しく思わせるほどの一冊です。

さあ、いよいよ「ぼくのニセモノ」が完成!
いつまでバレずにいられるでしょうか……?

(堀井拓馬  小説家)

出版社からの紹介

けんたくんは、やりたくないことをやらせるために、おてつだいロボを買いました。ロボは完璧なニセモノになるために、けんたくんのことをあれこれ知りたがります。「自分らしさって?」、「人からどう思われてる?」考えれば考えるほど、複雑でややこしい。だけど、なんだかちょっとたのしくなってきて......

ベストレビュー

自分を知ること

自分にそっくりなニセモノをつくるには、自分の事をインプットしなければいけない。
そのためにけんた君は、自分分析を始めます。
よくもここまで自分の事を列挙できるものだと感心しますが、笑いながらもとても奥深いものを感じました。
自分ってどういう人間なのか、考えれば考えるほどすごい存在に思えて来ますよね。
でも、どんなに頑張っても、自分のニセモノを作るのは大変なようです。
(ヒラP21さん 60代・パパ )

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