岩波少年文庫 シロクマ号となぞの鳥(上)

岩波少年文庫 シロクマ号となぞの鳥(上)

  • 児童書
作: アーサー・ランサム
訳: 神宮 輝夫
出版社: 岩波書店

在庫あり

税込価格: ¥836

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2016年01月15日
ISBN: 9784001141924

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
小B6判・並製・336頁

この作品が含まれるテーマ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

帆船シロクマ号での航海の途上、スコットランド近海の小さな入り江に停泊したキャプテン・フリントと子どもたち。ロジャやティティら年少組は見知らぬ土地を探検するうちに、土地の原住民とごたごたを起こしてしまいます。一方、鳥の観察に出かけたディックは、その辺りには絶対にいないはずの鳥の巣を発見。近くの鳥類研究家の船に相談にいきますが、なんと彼は鳥たちの敵、「たまご収集家」でした……。

岩波少年文庫 シロクマ号となぞの鳥(上)

岩波少年文庫 シロクマ号となぞの鳥(上)

ベストレビュー

ランサム・サーガ最終章です!!

『ランサム・サーガ12』最終章です。
最終章で、これを読んでしまうと、もうアマゾン海賊やウォーカーきょうだい達の新たな冒険に出会えないと思うと、最初の1ページをめくるのがもったいなかったです。
(読み始めてしまったら、どこまでも読んでしまえる自信はありましたから!)

“シロクマ号”はキャプテン・フリントが友だちのマックから借りた帆船です。
この船には今、キャプテン・フリントと姪のふたり“ナンシー&ペギイ”と
ツバメ号のウォーカーきょうだい、それと中盤から仲間に加わったDきょうだいことドロシア&ディックの9人が乗り込んでいます。
みんなは夏休みの2週間をかけてイギリス諸島の港を回り、マックに船を返すための帰り道から物語は始まります。
今回の旅は順風満帆で、もう帰るだけ……。
ナンシーじゃないけど、なんて始まり方なの?始まりが終わりなの?と、思いながら読み進めていくと、ディックがある新発見をするのです!

ディックは自分は「ティティのように絵がうまくない」と、文中でいっていますが、もともとこの物語に書かれている挿し絵は全部作者のランサムが描いているので、ディックの描いた鳥の絵はめっちゃ特徴をつかんでいて、うまかったです。

前半の上巻では、ディックの新発見を狙う敵、「ジマリング・コレクションのジマリング」=たまご収集家との出会いまでが、主な内容でした。
今回もそれぞれの子どもたちの個性にあった言動が、要所要所で描かれていて楽しかったです。

元々弟想いだったドロシアが、この作品ではこれまでよりももっとディックを助け支えようとしているところが見られ、素敵ねお姉ちゃんだふりを発揮していました。
あと、ナンシーは誰よりも妹のペギイをおしゃべりだと考えているところ!

「……ペギイからだったら、いろいろききだせるのよ……ペギイって、きかれれば、なんだて口走っちゃうんだから。泳いでいくには遠すぎるわ……」
ナンシーがどんなポーズで話しているか映像が浮かんできて笑えました。

続きは後半の下巻で。
このシリーズは基本、1話完結の上下巻で作られています。
どこから読んでも1つの物語として読むのに苦はありませんが、
この『シロクマ号』のおはなしは、できればこれまでの11シリーズを全部、もしくはいくつかを読んでから読むのをお勧めします。

お勧めは小学校高学年以上、中・高生の皆さんです。




(てんぐざるさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子16歳)

アーサー・ランサムさんのその他の作品

岩波少年文庫 シロクマ号となぞの鳥(下)  / 岩波少年文庫 スカラブ号の夏休み(上) / 岩波少年文庫 スカラブ号の夏休み(下) / 岩波少年文庫 ランサム・サーガ(10) 女海賊の島(上) / 岩波少年文庫 ランサム・サーガ(10) 女海賊の島(下) / 岩波少年文庫 ランサム・サーガ(9) 六人の探偵たち(上)

神宮 輝夫さんのその他の作品

だいじなはこをとりかえせ / 2るいベースがぬすまれた?! / ペット・コンテストは大さわぎ / 小さな赤いめんどり / タマタン / フルダー・フラムとまことのたてごと


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご