
イギリスの有名な昔話。さんびきのくま。
「くまのこウーフ」の神沢利子さんの再話です。 イギリスの原典の良さを損なわず、新しいイメージのさんびきのくま。 布川愛子さんの描くお洒落なくまの家族が新鮮です。
おはなしに出てくるのは、大きいくま、中くらいのくま、小さいくま。 このさんびきのくまがすむ家に、女の子がしのびこみます。 おうちにあるのはおわんにスプーン、イスにベッド、それぞれみんな3つずつ。 ちっちゃな ちゅうくらい おおきな の繰り返しがこのおはなしの要です。 昔話にはこの繰り返しがよく出てきて話にリズムが生まれます。 是非声に出して読んで、繰り返しのリズムを楽しんでほしい絵本です。
「ひきだしのなか名作」シリーズの1冊。 数多い名作から誰もが共感できる12の作品をセレクトしています。
おうちの人に読んでもらうなら3歳ぐらいから、一人で読むなら小学校低学年に おすすめします。
(山田裕子 小学校司書)

さんびきのくまが住む家にやってきた女の子。くまたちの留守中に、おかゆを味見し、イスをこわし、ベッドで眠ってしまうと、さんびきが帰ってきて…。世界中で親しまれてきたイギリスの民話。

布川愛子さん
イギリスの昔話である「3びきのくま」のお話は、いろんな作家さんが絵本にしています。バスネツォフやポールガルトン、ゲルダミューラーなど、海外の作家さんの作品も素敵ですが、日本の作家さんの描くイラストも馴染みがあっていいですね。
こちらは布川愛子さんのかわいらしいイラストで楽しめる作品。おしゃれな洋服や布団カバーのパッチワーク、細やかなファブリックの柄などなど、全てが愛らしくて上品で素敵でした。
(クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)
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