ふわふわしていて、コロコロしていて、だけどとびっきり美味しそうなお弁当が毎回登場する、木坂涼さん×いりやまさとしさんの「おべんとう」シリーズ第5弾。今度のお弁当は「おばけ」。いったいどんなお弁当が登場して、どんなお話になっているのでしょう。

主人公はおばけの3兄弟、ポンタ、ピョンコ、チビタ。今日はこれから海に行く予定。おばけママが言います。

「みんなー！はやく ごちそうのもりに いって おべんとうの おかずを とってきてちょうだい！」

ところがこの3兄弟。ごちそうの森に着いた途端、早くも遊び出してしまうのです。おにぎりばたけや、くだものジャングル、やさいひろばで上手にかくれんぼ。すっかり夢中になってところ、あらわれたのは…オオカミシェフのレストラン。おにくがジュウジュウ〜ああ、おいしそう！そこで3兄弟が考えたのは…？

あらあら、大変。みんな、海に行くんじゃなかったの？
おかずをとってきて、ってママに言われてたでしょ？
そ・の・と・き。
現れたのは、見た事もないほど恐ろしくて大きな顔をした…にくおばけ！！

今回も、絵本の中に手を出して、つまみ食いしたくなっちゃうようなおかずが、沢山登場しますよ。その間にかくれんぼしているおばけっ子たちの可愛いこと。くいしんぼさんたちに読んでもらいたい1冊です。

（磯崎園子  絵本ナビ編集長）

おばけの３きょうだい、ポンタ、ピョンコ、チビタ。お母さんにおつかいを頼まれて、ごちそうの森に出かけます。でも、どろどろどろ〜んと、食べ物に変身するかくれんぼに夢中になってしまい……。ラスボスのように現れる恐ろしーい肉おばけが、実は誰だったのか……は読んでみてのお楽しみ！　人気の「おべんとう」シリーズの第５弾です。

かくれんぼがメイン