金のさかな

金のさかな

  • 絵本
作: アレキサンドル・プーシキン
絵: ワレーリー・ワシーリエフ
訳: 松谷 さやか
出版社: 偕成社

在庫あり

税込価格: ¥1,540

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2003年
ISBN: 9784039638205

出版社のおすすめ年齢:5・6歳〜

この作品が含まれるテーマ

出版社からの紹介

おじいさんが助けた金の魚。強欲なおばあさんが頼むお礼は次々にエスカレートして…。愉快で示唆に富んだロシア民話の名作。

ベストレビュー

欲は人を変えてしまう

おじいさんが33年目にして初めて捕まえた金のさかな。
金のさかながかなえてくれると言った願いは、人を幸福にしたのでしょうか?
プーシキンの手になる強烈なブラックユーモアです。
欲もなく金のさかなを海に放したおじいさん。
おじいさんは最後までおじいさんでしたが、おばあさんはすっかり人が変ってしまいます。
金のさかなを逃がしたことに腹を立てたのはおばあさんでした。
新しい洗濯桶が欲しいと言ったおばあさんは、願いがかなうと欲望をどんどんエスカレートさせていきます。
おじいさんに対する態度も変わって行き、おじいさんを人とも思わなくなります。
「しょせん女心はこんなもの」とは言いませんが、歯車が狂うと人間は心も変ってしまうのでした。
社会を考えると笑い飛ばすにはちょっと重いお話です。
世の中には、長年連れ添った夫婦や親子が憎悪関係になって起こる悲惨な事件が実際にあるのですから。
おばあさんの舞い上がった欲望に対して最後のまとめはみごとです。

説教ではなく感じる絵本。
おじいさんが金のさかなにお願いをするときの海の風景の変化が意味深長です。
これは海の女王である金のさかなの心象風景ではないでしょうか。
海は穏やかな方が良いと思います。
(ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)

ワレーリー・ワシーリエフさんのその他の作品

笛ふきイワーヌシカ

松谷 さやかさんのその他の作品

ちいさなりょうし タギカーク アジア・エスキモーの昔話 / かものむすめ ウクライナの昔話 / イワーシェチカと白い鳥 / 海と灯台の本 / うっかりもののまほうつかい / なにに なろうかな?


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご