きょうはあたたか、いいお天気。
アコちゃんはセーターからTシャツに着替え、「ぽかぽか、ぐーん」とせのびをします。
「あれ、アコちゃん おおきくなったみたい」
それをみていた仲良しのぬいぐるみ、トラトラちゃんとクマちゃんも、まねして一緒に「ぽかぽか、ぐーん」。
すると、2人もやっぱり大きくなって…。

国際アンデルセン賞受賞作家の角野栄子さんが長年温めていたアコちゃんのおはなし。
１作目はアコちゃんとトラトラちゃんクマちゃんが、みんなでねこになっちゃう『ねこになっちゃった』。
２作目はクリスマスのおはなし『だっこさんかいサンタクロース』。
そして本作が「角野栄子のアコちゃん絵本」シリーズの３作目。
どの作品も、小さなお子さんとスキンシップしながら楽しめる作品です。

イラストを担当するのは、新人絵本作家のよしむらめぐさん。
素朴でかわいらしいイラストは、おはなしの雰囲気にピッタリ。
のびやかで、表情豊かな登場人物たちを見ていると、こちらも自然と笑顔になってきます。

子どもも大人も、まねして「ぽかぽかぐ〜ん」としたくなる。
一緒に読んで、せのびして、気持ち良くなりましょう。

（出合聡美  絵本ナビライター）

読み聞かせをしながら体を動かしたくなる！

あたし、アコ。
きょうは、ぽかぽかして、きもちがいいよ。
アコちゃんが、ぐーんと のびをすると・・・・・・
あれ？
ちょっと おおきくなった？
クマちゃんも トラトラちゃんも
いんな いっしょに ぽかぽか、ぐーん！

ぽかぽかする暖かい日。
アコちゃんは、ぐーんと伸びをしました。
すると、あら不思議、ちょっと大きくなったような気がしますよ。
そこへ、ネコのミミもやってきて・・・。
みんなでぽかぽかぐーんと伸びをしたら、世界が変わって見えました。


【編集担当からのおすすめ情報】
暖かい日には、思わず伸びをしたくなります。
読み聞かせをしながら、体を動かしたくなる絵本です。

元気いっぱい