
食べ物をモチーフにした木版画が大人気の彦坂有紀さん、もりといずみさんコンビの最新作。前回の『どうぶつクッキー』に続き、今回もカリッとおいしいクッキーが、たくさん焼きあがりました。みんな大好き『のりものクッキー』です。
「くるま、プップー」「バス、プシュー」。ページをめくるごとに、いろんなのりものが音を立ててやってきます。音を表す文字にもご注目。さりげなく形を変え、まるで吹き出しが出ているかのよう。それぞれのりものの特徴をとらえ、「しんかんせん、ビューン」のスピード感や、「ひこうき、ブィーン」と空を舞う様子が感じられるつくりになっています。
じっくり眺めて、クッキーの味わいをかみしめるのもよし。声に出して読んで、のりものになりきるのもよし。子どもも大人もみんなで楽しめる作品です。ぜひ繰り返し手にとって、何度も味わってくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)

クッキーのくるまがプップー。クッキーのバスがプシュー。つぎからつぎへとのりものがやってくる、おいしいクッキーの木版画絵本。
読み聞かせ1歳から ひとり読み3歳から

図書館で借りるくらいで丁度良かった
1歳半に図書館から借りて読みました。
2週間は家で毎日何回も読みましたが、絵や内容がシンプルなのでそれ以上に興味は続きませんでした。
乗り物×食べ物という我が子の大好きなものの組み合わせだったので、短時間で簡単にサクッと読める絵本としてちょうどよかったです。 (なぎとさん 30代・ママ 男の子2歳、女の子0歳)
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