
どうやってもねむれない! そんなときは。
森の奥にあるちょっと不思議な家。ノックを3回すると出迎えてくれたのは、ねむらせやのネミイ。彼の手にかかれば、どんな子だってすぐにぐっすり夢の中なんだって。ねむれないっていうのは、ねむけくんがどっかいっちゃったってことみたい。
久しぶりのお客さまに、はりきって準備するネミイ。もこもこのパジャマにはちみつ入りのあったかいミルク。それから「ねむねむ おはなし だいさくせん」も。さすがねむらせ検定1級の腕前、と思ったら……あれれ!
注目の絵本作家・阿部結さんが手がける「おやすみの絵本」は、やっぱりちょっと風変わり。どんなに眠れなくたって大丈夫とネミイは言うけれど。そんなことよりネミイがチャーミングすぎるのです。どうやら彼の中にいる「ねむけくん」はものすごく元気みたい。自分のねむけとたたかいながら、寝かせてくれようとする彼の姿を見ているだけで、なんだか幸せな気持ちでねむりにつけそうで…はあー…あんしんあんしん。ゆっくりぐっすり、おやすみなさい。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

眠れない? そんな夜はネミイにおまかせ!眠らせ検定1級の腕前で、どんな子だってあっという間に夢のなか……。 と思ったら、あれあれ?? お客さん相手が初めてのネミイに、ハプニングが続出……!

素敵なおやすみ絵本
読んでいると寝たくなってくる、素敵な「おやすみ絵本」でした。特に眠気をたくさん吸って逃がさないように小さく吐き出す深呼吸(?)が子どもが気に入ったようでした。その日の夜、子どもがさっそくお布団のなかでやってみていました。絵もかわいらしくてとても良かったです。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子9歳、男の子7歳)
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