きみだけの夜のともだち

きみだけの夜のともだち

  • 絵本
作: セング・ソウン・ラタナヴァン
訳: 西加奈子
出版社: ポプラ社

在庫あり

税込価格: ¥1,980

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2022年12月14日
ISBN: 9784591175415

36ページ

この作品が含まれるテーマ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

ガスパールは夜になると、ちょっぴりこわがりになります。みんなが眠っているあいだも、ガスパールは眠ることができません。心の中でどんなに素敵な冒険に出ても、終わりがきます。その後、考えてしまうのです。なくしもののこと、「ずっと」の向こう側にあるもののこと、夜にひそんでいるおばけのこと。

「なにか、きこえた?」

ガスパールは、くらやみがこわいのです。そんな時、彼は思います。ぼくに、夜だけのともだちがいてくれればいいのに。そのとき。

「わたしをよんだ?」

ベッドの下の扉からあらわれたのは、小さなネズミ。ネズミは、驚いているガスパールを家の中のあらゆる部屋につれていき、夜のともだちに会わせてくれます。それぞれに悩みをかかえていた彼らとガスパールは、すぐに仲良くなっていき、楽しい時間を過ごします。やがて……。

誰かに相談するほどではないけれど、泣いてしまうほどでもないけれど。でもやっぱり、夜はちょっとこわくて苦手。そんな悩みをかかえている子どもたちにぴったりな絵本が届きました。眠れない夜の世界は心細いけれど、こんな風に自分だけの友だちが待っていたとしたら、ちょっとだけ夜が待ち遠しくなるかもしれない。

想像力豊かな子どもたちの頭の中の、そのほんの少し先の世界を、彩り豊かに、美しく、愛らしく、そして楽しげに描いてくれるこの絵本。うっとり眺めるために、あるいは小さな友だちに会うために。枕もとにおいておきたくなる1冊です。

(磯崎園子  絵本ナビ編集長)

出版社からの紹介

真っ暗になった夜。男の子は急に不安に駆られます。物陰に人が潜んでいるのではないか、何か物音かしたかも……そんな不安に押しつぶされそうになった時、小さなネズミが現れて男の子に声をかけます。男の子と小さなネズミは、家の中のあらゆる部屋を訪れて、その先で悩みを抱えた登場人物たちと出会い、彼らと一緒になってその悩みについて乗り越えていくことに。

ベストレビュー

こんな夜なら

黒っぽい色彩の中に、色鮮やかな挿絵が広がるステキな絵本でした。
夜の暗闇と、動物たちと楽しく過ごす様子は色鮮やかに描かれ、その対比がおもしろく感じました。
息子も夜になると、怖くて、なかなか寝つかない日もありますが、こんな夜なら、きっと楽しく眠りにつくことができそうだなと思いました。
(ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子5歳)

セング・ソウン・ラタナヴァンさんのその他の作品

おやすみ、ミユキ

西加奈子さんのその他の作品

私の身体を生きる / わたしに会いたい / くもをさがす / 私小説 / 夜が明ける / おまじない


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご