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白い馬に乗った少年 |
作品情報
発行日: 2006年04月
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老後は田舎で馬と一緒にのんびり暮らしたいと考えていたKは、ひょんなことから夢がかない、黒森の近くに白い馬一頭とともに暮らし始める。しかし、その村には「白い馬にのった少年」の精霊が出るという噂があった。Kを訪ねてきた友人のMは一夜酒を酌みかわしながら、先の戦争にまつわる馬と少年の悲しい伝説に耳を傾ける。が、不思議なことに、そのMの手で描かれた一枚絵が新たな伝説を紡ぎ出すことになるのだった。夢をかなえることの喜び、人と人の縁の不思議さ、平和の大切さなどの思いを込めたやさしい小話。 |