
ライオンとうさんは、今日も子どもたちと散歩に出かけます。遠くから並んで走ってくるダチョウ、首が長くて不思議な姿のジェレヌク。子どもたちはその出会いを大いに楽しみ、ライオンとうさんは温かく見守ります。 おっと、一句浮かびました。 こどもらと そよかぜまくらに ひるねかな うん、なかなか。 ライオンとうさんは、俳句をよむのが大好きなのです。 どんどん行くと、一本道がずーっとつづいて空にきえていきます。 「あっちだっ!」と、みんなあっちにむかって走ります。 「わ――っ、すごい!」 「とうさん、空と 大地が 手を つないでる」 すると、空の遠くでカミナリが。 「きた―っ」「雨だーっ」「にげろーっ」「はしれーっ」 雨雲が左右から押し寄せる中、雨のトンネルの先に父子が見たものとは――? 人気のライオンシリーズ、待望の新刊。
■帯コメントより あべ弘士ロングセラー ライオン絵本シリーズ最新作 あの トンネルのむこうに だれがいるの? 子どもたちとのさんぽが大好きなライオンとうさん 今日ものんびり俳句をよみながら、アフリカの大地をゆく

のどか
なんとものどかなライオンの一日でした。
ライオンを見て逃げ出さない動物たち。
その動物たちを追いかけないライオンたち。
現実の世界でも、そうなんでしょうか?
ライオンが紡ぎだす俳句も、なかなかいい味を出しています。
こんなに風流な趣味を持っているライオンは、絵本の世界でもめったにいないですね。
さすが、あべ弘士さんです。
(めむたんさん 40代・ママ 男の子23歳)
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