ちいさなこぐまのちいさなボート

ちいさなこぐまのちいさなボート

作: イヴ・バンディング
絵: ナンシー・カーペンター
訳: ちばしげき
出版社: 主婦の友社

税込価格: ¥1,320

ご購入いただけません

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2005年09月
ISBN: 9784072403594

出版社のおすすめ年齢:2歳〜

この作品が含まれるテーマ

出版社からの紹介

ちいさなこぐまはちいさなボートが大好きだった。
朝から晩まで、いつもいっしょに遊んでいた。
でも、こぐまはどんどん大きくなった。ボートはちいさなままだった。
とうとう、こぐまがボートにのれなくなる日がやってくる……。
おおきくなるって、いいことばかりじゃないのかな。
おおきくなるって、どういうことなんだろう?
子どもの視点から、「成長すること」についてすなおに描いた、ちょっぴりせつなくて心あたたまる珠玉の絵本。

ベストレビュー

成長を見守るやさしいまなざし

 小さなこぐまは、小さなボートが大好きです。湖をすいすいこぎまわったり、魚を獲ったり、寝転がって夢を見たり。ボートは、こぐまの大切な友だちでした。ところが、小さなこぐまはどんどん大きくなり、小さなボートからはみ出てしまうほどに。何度も乗ろうと試みるこぐまに、母さんぐまが言いました。「ボートには、もう のれないわね。こぐまは、いつかは おおきくなるの。そしてね、ちいさなボートは、いつまでも、ちいさいままなの」。
 帯にある「成長していく子ども、そっと見まもる親、手わたされていく思い」が、そのまま描かれた絵本です。戸惑うこぐまが取った行動、それを見守った母さんぐまのまなざしが優しくて、じーんとあたたかな気持ちになりました。わかりきっていることなのに、こんなに深く子どもの存在が感じられるとは思いもしなかったのです。
 子どもの成長は、早足で過ぎていく日々の中では、はっきりと目にしにくいものです。でも、服が短くなっていたり、靴が小さくなっていたりと、ある時ふと立ち止まった一点で感慨深く実感できるものでもあるでしょう。そんな発見の喜びを抱きながら、幼児期だけでなく思春期を迎えるときも、この母さんぐまのようにゆったりと大きく子どもたちを見守りたいと思いました。「絵本の力」が、しみじみと伝わる一冊です。
(ムースさん 40代・ママ 男の子12歳、女の子6歳)

ナンシー・カーペンターさんのその他の作品

わたしはみつけた! バージニア・アプガー博士の赤ちゃんの命をすくう発明 / なんて くさいんだ! ロンドンを救ったジョゼフの物語 / 子どもの本の世界を変えたニューベリーの物語 / だいすきな先生へ / よかったね、カモのおちびちゃん / リンゴのたび

ちばしげきさんのその他の作品

ひとりぼっちのタツノオトシゴ


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご