おばけってさ、雪が積もる寒い冬はなにしてるの？

「わーい、ゆきだぁ！」

ジャック・デュケノワの「なかよしおばけ」は、もちろん思いっきり冬を満喫していますよ。
雪の日には、雪合戦でしょ、スキーでしょ、そしてやっぱり大きな雪だるま！
いてもたってもいられなくなった「なかよしおばけ」は、お城からスキーをはいて雪景色へ。
雪合戦でからだがポカポカしたあと、みんなで大きな雪だるまをつくるのですが・・・。
あれれ？これって雪だるま？雪おばけじゃない？？
「なかよしおばけ」が作ったなんだかへんてこな雪だるま（？）には気持ちがあるみたい。
雪だるまにスキーをはかせて、リフトに乗せて頂上へ。す、すべるの？だいじょうぶかなぁ？

おばけだけど、本当に怖くない、陽気でキュートな「なかよしおばけ」。
どの作品もそうなのですが、見ていると一緒に仲間にいれてもらいたくなっちゃいます。
だって、とっても仲良しで楽しそうなんですもん。
今回も充分に雪のお友だちと雪遊びを楽しんだみたいですよ。

（富田直美  絵本ナビ編集部）

スキーをはいて、はりきってお城からとびだしたなかよしおばけ。ゆきがふったら、スキーにゆきがっせんに、ゆきだるま！おおきなゆきだるまを作って、目とくちをつけると……あれ、なにかしゃべりたがってるみたい！？ぜんぜんこわくないおばけの絵本。

おばけたちの作るゆきだるま