◆まずは絵本のご紹介。
「ちびくろ・さんぼ」と聞くと、「懐かしい!」と思われる方も多いかもしれませんね。
「そういえば、子どもの頃に読んだ記憶があるけど、どうして最近まで見かけなかったのかな?」
実際に、1953年に発売され、ベストセラーとなっていた岩波書店版の「ちびくろ・さんぼ」。
1988年に絶版になってしまっていたのですね。
それが、瑞雲舎からほぼ同じ形で復刊され、大きな話題となったのがつい最近の事。
「どうして、復刊する事になったのかな?」
復刊に寄せて発表された、瑞雲舎代表の井上社長のコメントもピックアップさせて頂きながら
絵本のご紹介をします!

「ちびくろ・さんぼ」
作:
ヘレン・バンナーマン
絵:
フランク・ドビアス
訳:
光吉 夏弥
出版社:
瑞雲舎
発行日:
2005年04月


ホットケーキが食べたくなる
昔母親に読んでもらって、即おやつはホットケーキでした。
そんなことを話しながら、改めて読んだとき、トラが走るとバターになるんだって、こどもは感激!!
動物園に行ったときも、トラと言わずバターと叫んでいました。
もちろんホットケーキはトラ入りがうまい!!と
大きくなっても言うぐらい大好きな絵本です。
(ノーマさん 30代・ママ 群馬県館林市 女9歳、女5歳)
●「ちびくろ・さんぼ」ってどんなお話?
「かわいい男の子『さんぼ』がジャングルでトラに出会い、何度も食べられそうになったとき、それぞれ機転をきかせ生き延びるというもの。最後には、お互いに喧嘩して木の周りをグルグルまわったトラ同士が溶けて、バターになってしまう。そのバターでお母さんにホットケーキを焼いてもらい、家族でたくさん食べたという楽しい空想の物語だ・・・。」
(月刊文藝春秋 2005年6月号掲載 寄稿文より抜粋)
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●当時から人気のあった「ちびくろ・さんぼ」はどうして絶版になったの?
「ある団体からの『黒人差別である』という抗議に、当時、編集に携わった人々に相談することなくわずか四日間で絶版を決め、販売を中止してしまう。
その主な理由は、登場人物の名称が差別的であるとの判断からである。
多くの読者は『何故絶版になったのか』を理解できないまま、絵本を手に入れられなくなった・・・。」
(月刊文藝春秋 2005年6月号掲載 寄稿文より抜粋)
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●本当に差別的なのでしょうか?
「しかし、本当に「さんぼ」や、その父母の名前である「じゃんぼ」「まんぼ」は、差別的なのか?
ここで『ちびくろ・さんぼ』の絵本が作られた経緯を見てみよう。
著者のヘレン・バンナーマン(1862〜1946)は英国婦人で、医者である夫とともにインドに長い期間滞在していた。1898年、彼女がインド高原の避暑地に残してきた子どもたちに、インド人の男の子を主人公にした手作り絵本を送ったことがそもそもの始まりで、その翌年に出版されるや、英国をはじめ世界中で人気を博したのだ。
「さんぼ」が差別的だとする人たちは、それがインド人の一般的な名前ではなく、「じゃんぼまんぼ」も"mumbo
jumbo"(ちんぷんかんぷん)という表現につながるなどと主張する。だが、「さんぼ」という名前自体は、北インドやチベット地方ではよくあるもので、「優秀な よい」という意味であり、まさに窮地を切り抜けた男の子にふさわしい。お母さんの「まんぼ」は「豊かな たくさんの」、お父さんの「じゃんぼ」は「大世界 やさしい」という意味で、これもよく考えられた素敵な名前だ。
フランク・ドビアスが描いたイラストレーションについても、インド人にしては顔が黒すぎると言われるが、大胆な色使いでデザイン化されているからこそ、読者に強い印象を残したのだ。彼の絵での復刊を望む声が多かったのもうなずけることだ・・・。」
(月刊文藝春秋 2005年6月号掲載 寄稿文より抜粋)
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「ちびくろ・さんぼ」の復刊にあたって、雑誌に特別寄稿として掲載された文章が、とても読み応えがあり、井上社長の思いが伝わってくるものでしたので、引用させていただきました。是非、全文をお読みください。
こちら >>>
そして、大きな話題となり、時を経てまたベストセラーとなった「ちびくろ・さんぼ」。
更に、続けて「ちびくろ・さんぼ2、3」が発売されました。
(※発売となった経緯についても、井上社長よりコメントを頂きました!)

「ちびくろ・さんぼ
2」
作:
ヘレン・バンナーマン
絵:
岡部 冬彦
訳:
光吉 夏弥
出版社:
瑞雲舎
発行日:
2005年09月

◆「ちびくろ・さんぼ2」は、絶版になった岩波版に入っていた作品です。
ただ絵描きが漫画家の岡部冬彦氏でした。「ちびくろ・さんぼ」を復刊したとき、たくさんの読者よりこのお話も復刊してほしいとの要望が寄せられました。
さっそく岡部冬彦氏にご許可をお願いしたところ快諾をえましたが、残念なことに実際に発売される前に、お亡くなりになりました。

「ちびくろ・さんぼ
3」
作:
こじま よしみ
絵:
かも なおき
出版社:
瑞雲舎
発行日:
2008年04月

◆ヘレン・バンナーマンさんが「ちびくろシリーズ」として全6巻を出版しておりました。
「ちびくろ・さんぼ3」はその中の「ちびくろ・かーしゃ」のお話を下敷きに主人公をさんぼに置き換え、ストーリーを少しファンタジックな内容にいたしました。
◆スペシャル企画満載!!
さて、ここまでご紹介されてきて「読みたくなってきた!」という方に。
瑞雲舎さんのご協力を得て、「買うなら今」のびっくり企画です。
★企画その1★
3冊セットをお買い上げの方先着50名様に、もれなく
「ちびくろ・さんぼギフトボックス」が付いてくる!!
(2008/8/7 好評につき完売いたしました。ありがとうございました。)
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「ちびくろ・さんぼ 1,2,3」の発売を記念して、
可愛い箱に入った3冊箱入りセットがつくられました。
自分用にもプレゼント用にも嬉しいセットですね。
今回は、そのセットをお買い上げの方(先着50名様)になんと、更にこんな限定版の豪華なおまけをつけちゃいます!!
 
↑さんぼのマスコット(キーチェーンつき約10cm)と、ミニ絵本(10.5cm×8.5cm)が入った、
「ちびくろ・さんぼ ギフトボックス」。
可愛い、豪華。これが付いてきちゃう!
今すぐにご購入の方はこちら >>>
(2008/8/7 好評につき完売いたしました。ありがとうございました。)
★企画その2★
「ちびくろ・さんぼ1,2,3」いずれかをお買い上げの方の中から
抽選で「さんぼ」と「とら」のぬいぐるみプレゼント!
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  期間中(8/6〜8/20)に、「ちびくろ・さんぼ 1,2,3」のいずれかお買い上げの方から、抽選で30名様に可愛いぬいぐるみが当たっちゃいます!!
(1冊につき抽選権が1回になります。)
こちらも、豪華ですよね。
 
◆1等(15名様)

ぬいぐるみ 3点セット
★ちびくろ・さんぼ ぬいぐるみ
★とら ぬいぐるみ
★とら マスコット(キーチェーンつき)
(※写真の絵本3冊はつきません。)
◆2等(10名様)

★ちびくろ・さんぼ ぬいぐるみ
(全長約20cm)
◆3等(5名様)

★とら ぬいぐるみ
(全長約20cm)
「ちびくろ・さんぼ」ご購入の方はこちら >>>
「ちびくろ・さんぼ 2」ご購入の方はこちら >>>
「ちびくろ・さんぼ 3」ご購入の方はこちら >>>
※当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。
(期間終了後に抽選を行い、当選者あてに賞品を別送させていただきます。)
★企画その3★
「ちびくろ・さんぼ」お絵描き大募集!!
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こちらは、ちょっと面白い企画です。
「ちびくろ・さんぼ」のお話を聞きながら、自由にお絵描きをしてみませんか?
今回は、子どもたちの「絵」を募集します。どんな「さんぼ」が生まれるのでしょう。
瑞雲舎の井上社長からのメッセージです。
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2005年4月「ちびくろ・さんぼ」を復刊した際、あるテレビ局が幼稚園を取材し、
そこの園児たちが読み聞かせの後、自由にお絵かきした絵が深く印象に残っています。
子どもたちが自由な発想や創造力でたくさんの絵が寄せられることを期待しております。
(瑞雲舎 井上富雄)
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大きさ、紙、画材は自由です。内容も自由です。
面白い作品は、絵本ナビサイト上で発表させていただきます。
また、瑞雲舎さんの方で、大賞作品(1名様)を選んでいただきます。
大賞作品には、こんなビッグなプレゼントがありますよ!

「ちびくろ・さんぼ ビッグブック」
通常版の絵本そのままに、
驚く程大きいサイズで大迫力のビッグブック版。
おはなし会で、幼稚園、保育園で、喜ばれること間違いなしの、
魅力的なプレゼントですね。
●応募方法について
応募方法:「ちびくろ・さんぼ」を題材に描かれた「絵」を、下記までお送りください。
(作品はお返し出来ません。予めご了承ください。)
応募期限:2008年8月31日
応募先住所:〒108-0074
東京都港区高輪2-17-12 ニューシティレジデンス高輪302
瑞雲舎「絵本ナビ ちびくろ・さんぼ お絵描き」係
大賞作品発表:2008年9月下旬に、絵本ナビサイト上で発表いたします!
※お問い合わせは、こちらまでメールにてお願いします。
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