はこ
  • 全ページためしよみ
  • ちょっとためしよみ

はこ

  • 絵本
作: 小野 不由美
絵: nakaban
編: 東 雅夫
出版社: 岩崎書店

在庫あり

税込価格: ¥1,650

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2015年05月22日
ISBN: 9784265079605

出版社のおすすめ年齢:高学年〜
288×218mm/32ページ

この作品が含まれるテーマ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

箱。あかない箱。
なにがはいっているのかわからない。
ふると、音がする。
コソコソ 音がする。
なにがはいっているんだろう。

雨の降る日、
気づくと箱はあいていた。
でも、箱はからっぽ。
音がしたのにからっぽ。
いったい、なかみはどこに・・・。

次々とあかなくなる箱、引き出し、クローゼット。
あかなくなる対象物が大きくなる恐怖。
箱の中から聞こえる奇妙な音も
どんどんエスカレートしていきます。
そして、口を開いた箱には
やはり何も入っていないのです。

また、だれかいなくなるの?
また、なにかあかなくなるのかな。

少女の不安が終わらぬスパイラルのように連なって
最後のページを読むのが怖い。
でも読まずにはいられない。
「ゾクッ」とする恐怖とはちがう、
ゆっくりと背筋が凍っていくような
静かな狂気に心が震えます。

小野不由美さんの作り出した恐怖の物語をたどるうちに、いつしか、nakabanさんの描きだす美しくも閉ざされた異次元の「はこ」に迷いこんでしまいます。この絵本は、「怪談」を生み出す人気作家と画家が紡いだ子どものための「怖い」絵本「怪談えほん」シリーズ第2期全5巻の1冊です。2011年10月から刊行されたこのシリーズは、本作の監修者であり文芸評論家である東雅夫さんの明確な企画意図があります。

「『怪談』を通じて、想像力を養い、強い心を育んでほしい。幼いころから怪談に親しむことによって、子どもたちは豊かな想像力を養い、想定外の時代に直面しても平静さを保てる強い心を育み、さらに命の尊さや他者を傷つけることの怖ろしさといった、人として大切なことのイロハを自然に身につけてゆくのです。」

大人になっても思い出す、忘れられない1冊になりそうです。

(富田直美  絵本ナビ編集部)

はこ

出版社からの紹介

このはこ、なんだっけ?あかないはこ。ふると、”コソコソ”おとがする。「はこ」と「女の子」をめぐる静かな恐怖のものがたり。小野不由美とnakabanがあなたを恐怖の世界へとじこめる。

ベストレビュー

怖い

9歳長女は怪談絵本が大好き。そんな長女に借りてきました。

「はこ」というタイトル通り、はこのお話。開かないはこから音がする、雨の日にはこが開いていたけど中身がない・・・。そんな繰り返しです。

静かに怖い・・・。背筋がゾゾっとしました。大人の方が怖さを感じるかもしれません。
(きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子7歳)

小野 不由美さんのその他の作品

死者たちの声 / 過ぎる十七の春 / 緑の我が家 Home,Green Home / 営繕かるかや怪異譚 その参 / 営繕かるかや怪異譚 その弐 2 / ゴーストハント6 海からくるもの

nakabanさんのその他の作品

いっしょにかえっていい? / 夜空の切手 / ひとのなみだ / ネズネズのおえかき / 水はうたいます / トラタのりんご

東 雅夫さんのその他の作品

こっちをみてる。 / ねこまがたけ ばけねこしゅぎょうのやま / 龍潭譚/白鬼女物語 948 鏡花怪異小品集 / 日本鬼文学名作選 / 鬼 文豪怪談ライバルズ! / 文豪怪奇コレクション 耽美と憧憬の泉鏡花〈小説篇〉


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご