ついてくる



怖いのに、なぜか惹かれてしまう恐ろしい世界。そこには、人の心の根源にあるものや、文化や習俗の深みがあって、私たちはそれにひきつけられてしまうのかもしれません。その魅力を存分に味わえる、「怖い絵本」。刺激、美しさや哀しさ、ユーモア……。いろいろな表情を秘めた、「怖い、でも面白い!」絵本を中心にセレクトしてみました。小さい子には怖すぎる絵本もあります。どうぞ心の準備をしてから本を開いてくださいね。
関連するテーマ
この絵本は「こわい」です。
おばあさんの住む、とても古い家で、ぼくはしばらく暮らすことになった。その家の上の方はとても暗い。暗がりに、だれかがいるような気がしてならない。気になって気になってしかたない。京極夏彦と町田尚子が腹の底から怖いをひきずりだす。
「こわい」にも、色んな種類があって、刺激される感情がそれぞれ違うのかもしれません。宮部みゆきと吉田尚令が子どもたちに贈る、この世でいちばん悪い本。あなたは悪い本がほしくなります。きっとほしくなります。
そこにいるのか、いないのか。なんだかわからない、目に見えない。だけど、とてつもなく恐ろしいような。
本格ミステリー作家と絵本作家がタッグを組み、極上の「怖さ」を生み出す「怪談えほん」シリーズの新作は、綾辻行人と牧野千穂が見えない魔物を描き出す。
しょきしょきしょきしょき。へんなおとがするな。「ああ、それはあずきとぎだ。おばけだよ」京極夏彦と町田尚子が届ける絵本史上最高の恐怖。極上のぞくっが待っている!?
このはこ、なんだっけ?あかないはこ。ふると、”コソコソ”おとがする。「はこ」と「女の子」をめぐる静かな恐怖のものがたり。小野不由美とnakabanがあなたを恐怖の世界へとじこめる。
仏壇のある部屋、古いお堂、家と家との細いすきま…。あやしい気配がたちのぼる。京極夏彦と山科理恵がいざなう妖怪の原風景。「なにかいますか?」「なにもいません」
いえでもまちでも、見ない日はないかがみ。少女とかがみをめぐるふしぎなお話。恩田陸と樋口佳絵が描く身近にひそむ恐怖の世界。かがみを見るたびにこわさがよみがえる。
座敷わらしが住むと伝えられる家は少なくない。この神がいる家は栄えるといわれ…。遠野物語「座敷童」の世界を、町田尚子が美しく妖しく描き上げた。100年をこえて語り継がれる怪談の原点。美しく悲しい物語。
怪談の原点『遠野物語』が、京極夏彦による新たな語りでよみがえるシリーズ、第二期。遠野の地で神の使いとしてあがめられるお犬様。その正体は......? 人間の魂に刻印された恐怖を、気鋭の絵本作家・中野真典が全身全霊をこめ、荒々しく描き出す。
すっかり帰りがおそくなってしまった男の子。慌てて山をおりる、その途中でのっぺらぼうに追いかけられて、命からがら逃げ帰ったのですが、泣きついたお母さんが・・・。杉山流おばけ話は、夜きちんと眠りにつけます。
おじいさんが畑でまめまきをしていると、わるいたぬきがじゃまをします。そこで、たぬきを捕まえて家にかついで帰りましたが…。動物と人間の生き生きとした掛け合いの昔話。
かちかち山の絵本はたくさんありますが、この絵本は、お話の内容の怖さを存分に感じられる一冊です。印象にしっかり残るかもしれませんね。
妻は雪山で出会った雪女に似ていた…。儚くも美しい幽玄の世界を描く。
宇野亜喜良さんが描く雪女は妖艶で、だからこそ怖さや悲しさが伝わってきます。
大人でもぞくっとする絵本です。
千葉県安房郡延命寺秘蔵地獄絵巻
死ぬことの怖さ、命の大切さを子どもたちに培う 30年、13万部のロングセラー。
本当に怖い場面が続くこの絵本は「悪いことをしたら地獄に落ちる」「命を粗末にしてはいけない」という感覚が、確実にすりこまれますね。
ピーマン、にんじん。嫌いな食べ物を、コップの後ろから現れた小さい自分に食べてもらっていたりょうたくん。イヤなものをどんどん食べてもらっているうちに………。面白くて、コワ〜くて、クセになる、新型食育エンターテイメント絵本。SNSでも話題沸騰の「怖い!」絵本です。
40件見つかりました
40件見つかりました