
ごろんと寝ころび、おふとんかぶったら、おやすみもみもみ始めるよ。
……おやすみもみもみ?
どーこだ、どこだ。きみのからだの美味しそうなところを見つけるよ。さあ最初に見つけたのは、おてて。クリームパンみたいな可愛いおてて。
もみもみ もみもみ!
ああ、おいしい。今度はお口。グミみたいな、可愛いお口。おしりも、頭も、お耳も、足のゆびも。みーんな可愛いね。ぷるっぷるで、ふぁさふぁさで、むにむにで。順番にさわってさわって、ああ、おいしい。最後は、きみの番。だるだるしておもちみたいなのは……?
おやすみ前の幸せな時間。「どーこだどこだ、おいしいのはどこだ?」と語りかけながら、からだのあちこちを優しくタッチ。もみもみしたり、なでなでしたり。嬉しくて心が落ち着いてくるのは、子どもたちだけじゃありません。親の方だって同じ気持ちになれるはず。だって、こんなに可愛くて美味しそうなんですもの!
大人気「いちにち」シリーズでも絵を描かれているかわしまななえさんが、ユーモラスな表現はそのままに、でもとっても愛らしくて気持ちのよさそうな赤ちゃんを表現してくれています。毎日の習慣になるまで、きっと大活躍してくれるこの絵本。幼稚園や保育園、子どもたち同士でも楽しく活用してみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

ごろんとねころびおふとんかぶろう。おやすみもみもみはじめるよ。 どーこだどこだ、おいしいのどこだ? みいつけた! クリームパンみたいなかわいいおてて。もみもみもみもみ! ああ、おいしい。 どーこだどこだ、おいしいのどこだ? みいつけた! グミみたいなかわいいおくち。ぷるっぷる! ああ、おいしい。 <この本の楽しみかた> 「どーこだどこだ、おいしいのどこだ?」と語りかけながら、からだのあちこちにやさしくタッチ。「みいつけた!」と食べものみたいなパーツを見つけ、もみもみしたり、なでたりしてあげてください。親子だけでなく、先生と子ども、子どもどうしでも楽しめます。

わかる!
この絵本に共感する人は多いと思います。
我が子のかわいいぷにぷにの手。
ぷくぷくしたほっぺ。
ぷよぷよのお腹。
ついつい、触りたくなる我が子の姿がとても上手に表現されていて、読みながら「わかる?!」と言いたくなりました。
だんだん大きくなってきて、触られるのを嫌がられるようになるんだろうなぁと思うと、切なくなりますが、今はまだほっぺをむにむにさせてもらおうと思います。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子6歳)
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