

四角いとうふさんが、長ねぎをしょって、赤いひもでからだに結びつけています。 「ねぎしょって・・・ よいしょ」 ・・・ん? とうふさん、走り始めましたよ。 「よいしょ よいしょ よいしょ たっぷん とっぷん」
すると、後から小さいとうふさんたちが追いかけてきます。 「おっちゃん おっちゃん どこいくの?」 みんなで並んで「たっぷん とっぷん よいしょよいしょ」 着いたところはまな板。 おっちゃん、つまり大きなとうふさんは、背中からねぎをおろし、とんとんとんと刻みます。 まな板にのった小さいとうふさんたちとねぎは、すべりだいで、するする、つー。 なんだか大きいとうふさん、かっこいい!
読み聞かせた2歳の娘は、「おっちゃん」がとってもお気に入り。 「おっちゃん、でかい」「でかすぎる」「どうする?」と一人でめくってにこにこしています。 決めセリフの「しんぱいごむよう!」、くすっと笑える後半ページ、ぜひ実物をご覧くださいね。 子どもたちに人気が出るわけがわかりますよ。
個人的には、カバー折り返し(前)の、とうふさんがねぎを採っている後ろ姿もお気に入り。 今回も、さすがとよたかずひこさん、と思ってしまう『とうふさんがね・・』は「おいしいともだち」シリーズ第4弾です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

とうふさんが「よいしょ よいしょ よいしょ たっぷん とっぷん」走っています。 ちっちゃなとうふさんたちも後からついてきて、まないたでねぎをとんとん。 みんなみそしるのおふろに、とっぽ〜ん。すると…。

豆腐がこんなにかわいいキャラクターになるなんて!
とよたかずひこさんの「おいしいともだち」シリーズ。食いしん坊の我が家の子どもたちが大好きで、小さい頃一緒に楽しみました。
久しぶりに見かけて懐かしくなり、まとめて再読することに。どれもまた可愛らしくてクセになります。
シリーズの中でも、この絵本が一番インパクトがあって覚えています。豆腐がキャラクターになるなんて!とびっくりしたからです。豆腐をこんなに可愛らしく描くとよたかずひこさんって、さすがだなぁと改めて思いました。
読むとなんだか豆腐のお味噌汁が飲みたくなります。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子21歳、女の子18歳、男の子15歳)
|