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メロウ −アイルランド民謡− |
作品情報
発行日: 2011年05月14日
出版社のおすすめ年齢:5歳〜 |
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▼ 絵本とあわせて、贈り物にも自分用にも♪
アイルランドに昔から伝わる人魚「メロウ」の物語を、 ![]()
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興味深い話でしたなかなか興味深い話でした。と言うのも、前知識もなく読んでしまったので、“メロウ”とは、せなさんの貼り絵を見て、 アザラシかオットセイかと思っていましたが、アイルランドに伝わる人魚だそうです。 あまりの不思議さに調べてみたところ、男のメロウ(Merrow)は緑色の肌であること、 鼻が赤いこと、海中の中をもぐる三角帽子(コホリン・ドリュー:cohuleen driuth という名前だそうです)が赤いのは全て伝承に忠実にされているのが分りました。 その帽子のおかげで、海の中を通り抜け、また海底に地上と同じように空気のあるところ があるという世界観、そして、海でおぼれた漁師の魂が冷たい水の中で迷っていて、 それをメロウがエビ捕りで使うカゴの中に入れるという“魂の檻”の存在が、ちょっと 肌寒い感じが伴いますがとても興味深く、面白かったです。なんかとてもケルト色の 出ている伝承だなと感じました。 せなさんの絵本が貼り絵なのは有名ですが、特にこの話の中では、主人公の漁師の男 ジャック・ドガティーの魚の網や海の白波に、紙の素材を有効に使われているのが、 とても目を見張りました。(主人公はジャックではなくて、メロウかもしれません!) また、ジャックが“魂の檻”を一度見てしまってからどうしても気になってしまい、 その魂を解放させてあげたいと思って、策に出て、そしてとうとう逃がしてあげる時に、 「たましいは みえないんだなあ。でも どうか ぶじに てんごくに いかれますように」 と祈るところが、また宗教心やら人生観を感じることが出来て、これまた興味深かったです。 6歳の息子には、とても不思議な話として聞こえたみたいです。でも、それで、よいと 思っています。アイルランドの神秘さを垣間見る1冊でした。 結構、お薦めです。是非、読んでみてください。 (汐見台3丁目さん 40代・ママ 男の子6歳) |
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