
赤いスカーフを首に巻いたロバのポコが、野原でクローバーを食べようとしたとき 「よつばのクローバー たべないで!」と声がします。 青いかばんをななめにかけた小さなうさぎのポーリーでした。 「これ、そんなにおいしいの?」 よつばのクローバーのにおいをふがふがかぐポコ。 ポーリーは、「もっていると たのしいことや うれしいことに いっぱいであえるんだよ」とおしえてあげます。 「ぼくもほしいなあ」と言うポコのために、よつばのクローバーを探しはじめますが・・・。
とりごえまりさんが描く、野原とクローバーの緑がとってもきれい! 最初に見つけたよつばを、ポーリーはずっと大事にもっていますが、最後のページでは、手からなくなっています。 仲良くなったポコとポーリー。 大切なよつばのクローバー、ポーリーはどうしたんでしょう。 答えはとりごえさんの絵のなかですよ。 絵探ししてみてくださいね。
ほのぼのした友情の芽生えに、読んでいるこちらも癒されちゃいます。 おともだちに出会って、おしゃべりして、一緒に遊んで・・・。 またあしたあそぼう、と約束をして別れる、日常の愛しさ。 2匹が遊んだ緑の野原から、そよそよと、やさしい風が吹いてきそうな絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

ロバのポコとうさぎのポーリーは、四つ葉のクローバーを探しに出かけます。 池に行っても、畑にいっても、あるのは三つ葉ばかり。最後に二匹がみつけたのは…。 なにげない毎日の中にある幸せが伝わります。

見つけた
とりごえさんのほんわかした絵が好きで手に取った一冊です。四葉のクローバーを探してポコとポーリーはあちこち行きますが、見つかりません。しかし、四葉のクローバーよりも素敵なものを二人は見つけたようで、お話にもほっこりしました。そして・・・裏表紙で息子が「あ!見つけた!」と素敵なものを見つけていました。 (ままmamaママさん 40代・ママ 女の子12歳、女の子8歳、男の子6歳、女の子3歳)
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