(1) 特集1・・・ 新シリーズの登場です!「ランドセルブックス」
もうすぐ春を迎えるこの時期に、ウキウキするような名前のシリーズが登場しました!
その名も「ランドセルブックス」。小学校1年生・2年生に贈る、新シリーズです。
入学祝いのプレゼントに、朝の読書用におすすめのラインナップとなっているそうですよ。

一体どんな内容なのでしょう。その可愛い名前の由来も気になりますよね。
「ランドセルブックス」シリーズを出版されている福音館書店の担当の方にお伺いしてみました!

―― 「ランドセルブックス」、とっても可愛いネーミングですね。由来をおしえてください!
4月から小学校に通う新入生たちは、ぴかぴかのランドセルを目の前に心をおどらせていることと思います。そんなうきうきした気持ちの子どもたちに、本の楽しさを伝えられれば、という気持ちをこめて「ランドセルブックス」と名づけました。子どもたちが、ランドセルからお気に入りの本を取り出す様子を想像すると、私たちも楽しくなります。
―― 「ランドセルブックス」シリーズは、どんな本がラインナップされていくのでしょうか?
小学1・2年生向き月刊誌「おおきなポケット」(2011年3月休刊)でご好評いただいた作品を、ハードカバーでまるごと1冊お楽しみいただけるよう、新たに編集した作品群を中心に刊行します。引き続き、2011年3月に3冊、9月、11月に各2冊、2012年1月2冊刊行予定です。(詳しくはHPをご覧ください
>>>)
ランドセル年齢の子どもたちに、ヴァラエティー豊かな本をお届けします! 楽しみにしていてください。

―― 刊行予定のラインナップには、物語の本と知識の本が一緒に入っているのが面白いですね。
小学校に入学した子どもたちの世界は、学校を中心に一気に広がります。絵本に親しんできた多くの子どもが大好きな物語も、引き続き楽しんでくれればと思う一方で、ことば、生き物、乗り物など、彼らを取りまく日常の様々なテーマにも踏み込んで、好奇心が満たされるような内容の本も、お届けできればと考えました。子どもたちがそれぞれ、自分が楽しめるテーマの本を見つけて、楽しんでくれれば、うれしく思います。

今まで読んでもらっていた絵本ですが、独りで読み始めるのは、本来ならば、なかなかハードルが高いかもしれません。ランドセルブックスは、そんな子どもたちのために、本のテーマを印象付ける挿絵をふんだんに入れています。たくさんの挿絵が、本を読む楽しさをよりいっそう高めます。

―― シリーズ一番最初に登場するのは『みてよ ぴかぴかランドセル』。どんな絵本ですか?
「ランドセルブックス」という新シリーズの第一弾にぴったりの、『みてよ ぴかぴかランドセル』。 もうすぐ新入学をむかえる子どもたちに、あまんきみこさんと西巻茅子さんのコンビから、すてきなお話の贈り物です。主人公の「かこちゃん」は、もうすぐ1年生。買ってもらったばかりの赤いランドセルをだれかに見せたくて、のはらにでかけます。「みせて、みせて」ととびだしてきたのは、きつねの子にうさぎの子、そして最後はねずみの子。さて、どうなるのかな?
あまんさんのお話らしく、ほっとするような、あたたかな結末が待っていますよ。ちなみに「かこちゃん」は、「西巻さんは、子どものころ、こんな感じの女の子だったのでは?」とあまんさんが想像して生まれた、とっても元気できっぱりとして、面倒見のよい女の子です。

それでは2月に刊行したばかりの、記念すべき「ランドセルブックス」シリーズ最初の3冊をご紹介していきます。
まずはシリーズ第一弾にふさわしく「ランドセル」が登場するこちらの絵本から!

買ってもらったばかりの赤いランドセル、すてきすてき。
かこちゃんは嬉しくて、誰かに見せたくなります。
もうすぐ1年生になる“わくわく”と、ぴかぴかのランドセルをしょっている“うきうき”で、よっぽどかこちゃんは輝いていたんでしょうね。よもぎのはらのお友達も思わず「いいなあ」とため息。そこでかこちゃんは“うきうき”のおすそわけをしてあげますが・・・?
もし家族の中に同じく1年生になるのを待ちわびている子がいたら、こんなお話を読みながら、みんなで幸せ気分になって応援してあげる事が一番のお祝いかもしれませんね。
入学おめでとう!春らしい素敵な絵本の登場です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
続いて登場するのは、小さいけれど暴れん坊で貫禄たっぷり“うずら野うーちゃん”と僕の物語。
慣れないながらも一生懸命世話をする男の子とうーちゃんの成長ぶりが力強く、そしてユニークに描かれています。
赤一色の個性的な絵も大きなみどころです!

うーちゃんといっしょに大きくなった!
ぼくは幼稚園からうずらをもらってきて、「うずら野うーちゃん」と名前をつけました。
うーちゃんは小さいけれど、元気いっぱいの暴れん坊で、貫禄たっぷり。
でも、ある時猫に襲われ、片足をもがれてしまうのです……。
実際に、子どもと一緒にうずらを飼い、育てていた作者ならではの視点がうまく活かされ、
生き物の生態や生命力が、物語のなかで語られています。
生き物と身近に接することの大切さや喜びが、小学生の子どもたちに自然と伝わる作品です。
作者は、現在60代ですが、大学で油絵や版画を学び、子育てをし、また子どもたちに美術を教えながらも、
絵の勉強を続けてこられました。また、子ども時代には、姉妹で、創刊当時の「こどものとも」など、
たくさんの絵本を読んで、その楽しさを体験されたそうです。赤一色で描かれた、
貫禄のある「うずら野うーちゃん」が活躍するユニークなこの作品は、作者の記念すべき第1作です。
続いての主人公はなんと大きな「だいふく」!!
森の動物たちと「だいふく」の珍騒動とは・・・いったい何が起こるのでしょう。

うさぎとだいふくをめぐる、愉快なあいうえお歌。
「あんこがいっぱいおおきなだいふく、いきなりどーんともりのなか、うさぎがみつけてよろこんで……」
「あ」からはじまって、「ん」まで、五十音順の文章でつづったのは、だいふくとうさぎをめぐる珍騒動です。
突如、森のなかにあらわれた大きなだいふくと、それを手に入れたい動物たちが、
ナンセンスなどたばたを繰り広げます。ひらがなは、1字だけでは意味をもちません。
でも、組み合わせると意味がうまれ、意味同士がむすびつくと文章になります。
連なりながら動きだした言葉は、できごとや風景をいきいきと写しとり、物語を語り始めます。
ことばの広がりを楽しみながらあじわえる、この愉快な「あいうえお歌」は、
ひらがなをおぼえはじめた子どもたちにぴったりです。

★新刊の発売を記念して、『みてよ ぴかぴかランドセル』の作者のあまんきみこさん、西巻茅子さんが
直筆サイン本を描いてくださいました!

|
←これは豪華ですよね!!
あまんきみこさんのサインと西巻茅子さんの
可愛いイラスト入りのサインです。
入学のお祝いにどうぞ。
|

「ランドセルブックス」シリーズの刊行を記念して、福音館書店さんではキャンペーンを開催中です。
★「ランドセルを背負った"ぼく&わたし"」の絵を大募集!
★すべて福音館書店HP内の「ランドセルギャラリーコーナー」に掲載中。
★抽選で「世界に一つのトートバッグ」「『みてよぴかぴかランドセル』キーホルダー」のプレゼント!!
★応募期間 【2011年2月1日(火)〜2011年4月30日(土)】

>>>
「ランドセルを背負った“ぼく&わたし”」大募集!キャンペーンの詳細はこちらから
(2) 絵本クイズ・・・クイズに答えてポイントゲット!!
前回は、「こぐまちゃんえほん」シリーズより『こぐまちゃんのどろあそび』からの出題でした。
こぐまちゃんとしろくまちゃんがケンカになってしまった理由は・・・
・・・Bのこぐまちゃんがどろんこ遊びに入れてあげなかったから!でした。
さぁ、今週の問題です。
今週は、「ランドセルブックス」シリーズより『みてよ ぴかぴかランドセル』から出題します。
正解者の中から抽選で
1名様に絵本ナビポイント500ポイントプレゼント
20名様に絵本ナビポイント50ポイントプレゼント
しちゃいます!!
【問題】 (難易度★★☆☆☆
)
かこちゃんは、かってもらったばかりの赤いランドセルを背負って、かがみのまえで、くるり。
すてき、すてき。うれしくなったかこちゃんは、誰かに見せたくなってランドセルを背負ったまま
出かけていきます。
さて、かこちゃんはどこへ向かったのでしょう?
(ヒント:立ち読みページを見てみてね。)
前回のクイズのポイント獲得当選者はこちらの方々です。
☆1等(1名様)☆ 500ポイント進呈
「ススワタリ」さん
☆2等(20名様)☆ 50ポイント進呈
「うえきや」さん、「ウルトラマリン」さん、「カトリーヌみどりん」さん、「きえ」さん、
「けいでく」さん、「こまどり」さん、「サボテンのとげ」さん、「さるさる★」さん、
「しろくまちゃんのママ」さん、「なつのママ」さん、「にーか」さん、「にくきゅう」さん、
「ねこのダヤン」さん、「はなかすみ」さん、「はるセンセイ」さん、「ひかりひまわに」さん、
「ももうさ♪」さん、「ユリカモメ」さん、「柿の木」さん、「真冬」さん
また次回もお楽しみに!
(3) 編集後記
|