イチからつくる プラスチック

イチからつくる プラスチック

  • 絵本
絵: 内田 かずひろ
編集: 岩田忠久
出版社: 農山漁村文化協会(農文協)

在庫あり

税込価格: ¥2,750

  • ◆『見積書』は商品を買い物かごに投入後、作成いただけます。
  • ※かごに入れても商品の確保は完了いたしません。お急ぎの際には、お早めに購入手続きの完了をお願いいたします。
  • ※「取り寄せ注文する」の際には、出版社の在庫状況により、お取り寄せできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

作品情報

発行日: 2020年03月02日
ISBN: 9784540191701

264mm×218mm 36ページ

この作品が含まれるシリーズ

出版社からの紹介

タッパー、ビニールやラップ、合成繊維など、プラスチックの性質は多様で、目的に合わせて魔法のように様々な姿形のものをつくりだすことができる。もしもプラスチックがなかったとしたら、こんなに私たちの生活は便利になることはなかっただろう。しかし、そもそもプラスチックはなにが原料で、どうやってつくられているのか。真似して自分でもつくれるのか。実は知らないことだらけだ。工作や実験などを通してプラスチックの特徴や長所・短所をよく知り、ゴミ問題も含め、プラスチックとこれからどう共存していくのか考えていく。

ベストレビュー

プラスチックは悪者ではありません。

現代の生活を大変便利にしてくれている素材:プラスチック。
様々な場面で手軽に、安価に、便利に使われている反面、環境汚染・自然破壊などの原因として槍玉にあげられる。
そのプラスチックの種類、製造方法、開発の歴史、性質、簡単な実験などを紹介する絵本。

実は、多大な恩恵を受けながらも、あまり良いイメージがなかったプラスチック。特に、海洋汚染(海の生き物が誤食・誤飲して死んでしまうなど)の報道を見てからは、悪者みたいに思っていた。
しかし、実際には、プラスチック自体が生き物を殺してやろうと思って行動しているわけではない。便利に使った後、人間が安易にそのへんに投げ捨ててしまった結果、いろいろな方面に大迷惑をかけているのだ。
道端にプラスチックごみが落ちているのを見かけるたびに、どうにかならないかと思い、心が痛んだ。

しかし、プラスチックという素材は、人間が便利に生活するために多大な貢献をしてきたといえる。プラスチックが開発される前と後では劇的に生活が、社会が変わっているのが、この本の絵をみてわかる。原料である石油は、プラスチック以外のものもたくさん生み出し、世界中の経済を回している。この素材は、画期的な発明だったことがよくわかった。

だから、長年地中にうずもれていた石油というスゴイ存在に対して、もっと敬意を払って扱ってもいいのではないか?
私は、ビニール袋を何度も繰り返し使っているが、破れない限りは相当長く使えるのを経験している。レジ袋は、何度も使っていると表面のロゴ(印刷)がはがれてきて、ずいぶんくたびれてしまうが、使用するのには差支えがない。ペットボトルも、水筒や保存容器に使っているのは、何年目になるだろうか。なかなか丈夫で壊れない。
きっとテイクアウト用のカップや、食品のケースなども、何度も使えるものなのだろう。

また、生物が分解できるプラスチックもあるらしく、農業などで1年後には土に還る資材として研究をしているそうだ。
なかなか分解されたくないところと、分解して欲しいところと、適材適所で使えればよいのではないか、という筆者からの提案もあった。早くそういう素材ができて、普通に利用できるようになったら、いろんな問題が解決していくのかもしれない。

将来のこと、今の暮らしのこと、この素材がなかった昔のくらしのことなど、いろいろ考えさせられる一冊。
(渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )

内田 かずひろさんのその他の作品

ロダンのココロ国語辞典 と、言葉をめるぐ僕の視点 / シロのきもち / みんな わんわん / みんなふつうで、みんなへん。 / こどものこよみしんぶん / はやくちまちしょうてんがい はやくちはやあるきたいかい

岩田忠久さんのその他の作品

身近なプラスチックがわかる / 生分解性プラスチックの環境配慮設計指針


PAGE TOP

  • 子どもに絵本を選ぶなら 絵本情報サイト 絵本ナビ
  • 絵本ナビスタイル 絵本から広がる子育て
  • 絵本の定期購読サービス 毎月お届け 絵本クラブ
  • 英語を絵本で楽しく学ぶ 絵本ナビえいご