カムイチカプ
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カムイチカプ

  • 絵本
作: 藤村久和
絵: 手島 圭三郎
出版社: 絵本塾出版

税込価格: ¥1,760

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作品情報

発行日: 2010年05月
ISBN: 9784904716069

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出版社からの紹介

いつも村の平和を高い木のうえから見守っているシマフクロウの神を、若いシャチの群れが
悪口を言い愚弄してしまう。
怒りがおさまらないシマフクロウの神は、はげしい嵐を吹き散らし罰を与えると・・・。

カムイチカプ

ベストレビュー

アイヌのお話を伝える大切さ!

カムイチカプと言うアイヌ語は 神の鳥という意味で シマフクロウのが 村々を見守っていました

トロリンボー トロリンボーとなきながら 手島さんの版画の迫力はすばらしく シマフクロウの威厳を感じます!   ある時 海でシャチの群れが現れ とうもくのシャチの言うことを聞かない 若いシャチたちが 神の鳥を馬鹿にして ぶかっこうな鳥といい 波しぶきをかけたことに 怒った   神の鳥 シマフクロウの凄い目 怖いぐらいです!(手島さんの版画は すばらしい!)

そして 怒りの大波に飲まれて シャチの群れは肉をきり 骨を砕かれあとかたも なくなってしまいました
神に対する  ルールを守らなかったことが こうした結末になるのですが・・・・
自然の掟 大切さを アイヌの神々の物語で伝えているのでしょう!

長い年月がたち 又 シマフクロウのもとに 海のシャチの群れが現れますがこの時は きちんとルールを守っているシャチたちがいたのです
そして  シマフクロウは 末永く シャチの一族を見守ることを深く心にきめたんじゃとと 語られています。

アイヌ文化の伝承者 四宅 ヤエさんはもう亡くなられましたが、彼女の語りで 聞いたら 深く心にしみたのではと、残念です!

後書きの 梅原 猛さんの アイヌの人たちは東北の人と大変近い面を持った人たちであると書かれています
日本の文化を強く残している。 アイヌ文化は 日本文化の原点であり人類の文化にとって大切な方向を指し示している。

今こそ 人類は、自然すなわち動植物どんな深い意味を持ってわれわれに語りかけているかを 真剣に考えなければならない時代にきているからです(東北の大震災のことも考えながら・・・・)

この言葉の重みも感じつつ  この絵本が伝えたいことを感じました。 
(にぎりすしさん 50代・その他の方 )

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